ニッポンノワール-刑事Yの反乱- (第1話・2019/10/13) 感想

日本テレビ系・日曜ドラマ『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』(公式)
第1話『笑えねぇ日々の始まり』、ラテ欄『超衝撃ミステリー開幕』の感想。
数カ月の記憶を失った状態で山中で目覚めた警視庁捜査一課の刑事・清春(賀来賢人)は、銃を手にした自分の傍らに上司・薫(広末涼子)の遺体を見つけ驚く。自身の痕跡を消した清春だったが、問題を起こしては薫と衝突していた彼に、捜査一課長・南武(北村一輝)らは疑いの目を向ける。公安部の才門(井浦新)も動き出す中、清春は薫の息子・克喜(田野井健)を預かることになる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:武藤将吾(過去作/怪盗 山猫、3年A組-今から皆さんは、人質です-)
演出:猪股隆一(過去作/怪盗 山猫、家売るオンナシリーズ) 第1話
小室直子(過去作/怪盗 山猫、3年A組─今から皆さんは、人質です─)
西村了(過去作/怪盗 山猫)
音楽:松本晃彦(過去作/踊る大捜査線、3年A組-今から皆さんは、人質です-)
主題歌:サザンオールスターズ「愛はスローにちょっとずつ」(TAISHITA LABEL / VICTOR)
本作の私はゴリゴリの好きな出演者や主題歌だから楽しめる派
先日の投稿『2019年10月期 / 秋ドラマの期待度』で、期待度を星5つの満点にした本作。
実は、個人的には「完全な広末涼子さん目当て」と、投降後に追加された「サザンオールスターズの新曲が主題歌になる」、そして、 広末さんの刑事役が新鮮なのと、『今日から俺は!』と同時間枠の賀来賢人さんの違った姿も見てみたいと、要は、ゴリゴリの「好きな出演者や主題歌だから楽しめる派」となっているため、いつものような感想にはならないと思う。
サザン、桑田佳祐さんと広末涼子さんの映像の関係性は…
とにかく、番良かったのが、最後のエンドクレジット。サザンオールスターズの泣ける新曲『愛はスローにちょっとずつ』に、広末涼子さんが映っているだけで大満足(おいおい、それで良いのか!?)
ここで大きく脇道に反れる… サザンと広末さんのコラボは、2008年6月22日からオンエアされた「資生堂サマーキャンペーン」のCMが最初だと思う。ビキニ姿で華麗に泳ぐ広末さんにサザンの当時の新曲『OH!! SUMMER QUEEN~夏の女王様~』が起用された「広末篇」は当時話題になった。
その後は、2016年に、 J-POP史上初の “歌謡サスペンスビデオ” と話題となった、桑田佳祐さんの新曲『悪戯されて』の長編PVの主演で広末さんが登場。映像がこれ↓。と言うわけで、いつもに無い位に熱いみっきーなのだ。
『3年A組』の延長線上の世界観は、ほぼ不必要だったか?
さて、ドラマについて少し冷静になって感想を書いてみる。放送前は、『3年A組─今から皆さんは、人質です─』の世界観の延長線上にあると謳われていたが、実際に見た印象は、確かに延長線上ではあるが、第1話を観た限りでは、別に延長線上である必然性は感じなかった。今後は分からないが…
明らかに『3年A組』の二匹目のドジョウに見えた…
そして、内容については、正直、もっと「謎解きも楽しめる刑事ドラマ」だと思っていたが、ほぼ「刑事ドラマのふりをした謎解きドラマ」になっていた。これは、「学園ドラマのふりをした謎解きドラマ」だった『3年A組』の、明らかに “柳の下の二匹目のドジョウを狙う” 作品のようだ。
舞台を「学園→刑事」で、子ども推しで新鮮味を出す作戦か?
従って、最初に結果を見せて、そこまで視聴者を何とか必死に引っ張って行く…そんな作風も『3年A組』と同じだろう。まっ、今作は、舞台が「学園 → 刑事」に変わった以外に、応募者 300人の中から一発で合格した薫(広末涼子)の息子・克喜役を演じる田野井健くんと言う “子役” 要素が新しいところはあるが。
『3年A組』と違う路線を歩むなら、星5つの希望はある!
観終えた印象は、やや子役に頼り過ぎな感じが強かったか。まあ、確かに演技は上手いし存在感もなかなかあるし。しかし、ちょっと推し過ぎって気がした。それ以外の部分はあまり気にならなかった。バイオレンス要素が強めな点や、現実味の無さなどは、フィクションだから余裕で目をつぶれる。だって、ヒロスエとサザンがあるから(苦笑)
ただ、真面目に書くと、『3年A組』と同じ路線を歩むなら、方向性もやることも既知なわけで、新鮮味は薄い。逆に、『3年A組』と違う路線、例えば、これまでの日本の刑事ドラマになかったスケールで描かれる疑いと裏切りが交錯するアンストッパブル・ミステリーになるなら、かなり楽しめる可能性は高い。さて、どちらに傾くか?
あとがき
今作については、完全にミーハー路線の感想が、多分に含まれます(汗) でも、ミーハー部分を削っても、最近のこの放送枠、日テレ日曜日の22:30『日曜ドラマ』の中では、『フランケンシュタインの恋』と『今日から俺は!』に続いて初回が面白かったです(本作の私の感想は当てになりません…)
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サザンオールスターズ「愛はスローにちょっとずつ」
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