俺の話は長い (第1話・2019/10/12) 感想

日本テレビ系・土10ドラマ『俺の話は長い』(公式)
第1話・其の一『すき焼きと自転車』、其の二『寿司とダンボール』、ラテ欄『新感覚2本立て! ニートと家族すき焼きヘリクツ大乱闘』の感想。
満(生田斗真)は大学卒業後、コーヒー店を開いたものの、すぐに閉店。以来、亡父が残した喫茶店を実家で切り盛りする母・房枝(原田美枝子)に寄生し、その状況をへりくつで正当化していた。そんな中、姉・綾子(小池栄子)が再婚相手の光司(安田顕)、前夫との娘で中学生の春海(清原果耶)と実家で一時同居することになる。満と光司は父の本を処分するため、牧本(西村まさ彦)の古書店へ行く。
---上記のあらすじは[[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:金子茂樹(過去作/プロポーズ大作戦、世界一難しい恋、もみ消して冬)
演出:中島悟(過去作/世界一難しい恋、もみ消して冬、これは経費で落ちません!) 第1話
音楽:得田真裕(過去作/家売るオンナシリーズ、アンナチュラル、インハンド、監察医 朝顔)
主題歌:関ジャニ∞「友よ」
期待度★★★★は、全く裏切られなかった!
期待度が星4つの本作。予想通り『世界一難しい恋』や『もみ消して冬』のような、面白い会話劇のドラマ。また、1時間に2話と言う、1回の放送に複数話を入れる『サザエさん』方式が上手くいったと思う。それは、無意味な引き延ばしもなく、テンポも良いと言うより、独特なテンポの創出に成功していることで証明出来たらと思う。
主人公の“ニート”が、ドラマに最大限に活かされてる!
また、内容だが。ニートと言う主人公の設定が良い。仕事をしていないから、職場の場面を挟む必要がないし、誰と絡んでも不思議でもない。主人公が自由だから、ストーリーも自由ってことだ。
「屁理屈」が、とても巧みに計算されてる!
更に、膨らませるなら幾らでも膨らませる、自由な「屁理屈」の部分の会話は、とても巧みに計算されていて、クド過ぎず、物足りないこともなく、私にとっては程好いバランスで、幾度もクスッと笑わせてもらった。
"スターのオーラ"を消せる演技派こそのエンターテイメント
それと、キャスティングの上手さも光った。それぞれの俳優・女優たちが、勘違いされると困るのだが、良い意味で “スターのオーラ” を消して「普通の人」を演じながら個性を発揮できる稀な存在感の持ち主ばかりだから、何処にでもあるような家庭の会話劇がエンターテイメントになるんだと思う。
あとがき
愛用の楽器が「フェンダーのマスタングのベース」と言うのが、音楽ファンとしては、なんか泣けてきました。やや小型で弾き易くて価格が手頃なのから選べるの。だから、それを使う登場人物の音楽への熱い思いが伝わるわけです。
全体的には、かなり良く出来たホームドラマを観たような満足感がありました。この内容なら、日曜日の夜に放送したら、月曜日からのパワー注入ドラマになったかも知れませんね。もちろん、好みが分かれる作風ではありますが、私は好きです。
※最後に、今の私の状況が分かるであろう読者さん向けに、今の心境を書きます。
台風19号により、被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。本記事を投稿時点で、まだ台風19号の避難勧告も、○○川下流部氾濫危険情報も解除されていない我が家の地域ですが、妻も家も車も無事でした。私は、普段の倍近くの時間をかけてホテルから、先ほど帰宅して書いてます。
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