スカーレット (第1回・2019/9/30) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』(公式サイト)
第1週『はじめまして信楽(しがらき)』の
『第1回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
滋賀・信楽の女性陶芸家・川原喜美子(戸田恵梨香)。土と炎に向き合う女の物語。昭和22年9歳の喜美子(川島夕空)は父の常治(北村一輝)母のマツ(富田靖子)二人の妹と共に大阪からやってきた。初めて見る琵琶湖の大きさに圧倒され、信楽のタヌキの焼き物に喜美子は興奮。新生活への期待を膨らませる。しかし引っ越し早々、近所の男子にからかわれ、喜美子は怒って相手の所に乗り込み大ケンカ。常治も巻き込んだ騒動が起こる
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
『なつぞら』の第1回の感想を振り返ってみると…
『スカーレット』の感想に入る前に、前作『なつぞら』の第1回の感想の「あとがき」を敢えて、ここで振り返ってみると…
予想以上に説明過多で理解するだけで疲れてしまいました。第1回は、もっと雰囲気重視で情緒的に描くか、物語の方向性を軽く示すだけで良かったと思います。なんか、100作目だから肩に力が入り過ぎているような気がしました。
自分で言うのも何ですが、正に「100作目だから肩に力が入り過ぎ」でしたね。更に、例の最終回での『火垂るの墓』風アニメの件については、このように言及していた。
最も気になったのが、アバンタイトルで描かれた主人公・なつ(広瀬すず)の未来が、『花子とアン』のように “結末” なのか、あくまでも途中の “通過点” なのかってこと。
出来れば、「戦災孤児」「北海道」「アニメーション」以外の見せ場があるのを期待したいが、もしも今後も今回のように情報ばかり提供されて、物語が分かり難く結末に向かう
こちらも、ほぼドンピシャって感じ。結局、正しく第1回が最終回にフィードバックしていなかったし、見せ場と言えるかどうかも疑問だが、内容は「戦災孤児」「北海道」「アニメーション」しかなかった。だから、ヒロインが子役時代でも、第1話では意外といろんなものが見えて来ると思う。
全体にベタだが、劇伴に新鮮味があった
期待度は★1つだから、余程のない限りそれ以下にはならないから、平常心で見始めた『スカーレット』の第1回。
アバンタイトルで、本作が、女性陶芸家の物語であることを、しっかりと提示してからの、ヒロインの幼少期へ時間が逆戻り。とは言え、劇伴も、担当が音楽家・冬野ユミ氏と言うことで、そんなに大作を手掛けている作曲家でないから、アバンから新鮮味があった。
ロケ地も美術関連も丁寧に選び使っている感じ
オープニング映像も主題歌も、意外にベタな印象を受けた。まあ、ここ数作品の朝ドラが気を衒ったものが多かったから、この辺は安心感と言って良いと思う。描いている時代は、戦争直後と言うことで、『なつぞら』とほぼ同時代だが、ロケ地も美術関連も丁寧に選び使っている感じ。
幼少期のヒロイン像を前面に押し出さなかったのが意外
その後の内容も、前作が話題性やら何やらで特異な作品だっただけに、出演者と雰囲気が好みに合えば、非常にベタな朝ドラとして楽しめそうな印象。ただ、第1回の割に、幼少期のヒロイン像を前面に押し出さずに、ヒロインの「家族」を描く方向が強かったのが意外といえば意外。
第1回だから印象的な映像や店舗の良さがあっても良かった
また、第1回だから、もう少し視聴者の心を惹き付ける印象的な映像や、テンポの良さがあっても良かったかも。とは言え、ヒロイン役が、戸田恵梨香さんに切り替わるまでの幼少期は “当てにならない” のが最近の朝ドラ。取り敢えず、恐らく戸田恵梨香さんに切り替わる第2週は、ほのぼのとした琵琶湖の自然を楽しむとするか…
あとがき
いじめっ子が現れて、勝気なヒロインが…も、朝ドラの常套句。男の世界と言われる陶芸の世界へ飛び込む女性の物語のようです。
男性の世界に飛び込む…のは『まれ』、独自の世界を作り出す…のは『半分、青い。』、オーディション無しでのヒロイン決定…は『まんぷく』『なつぞら』に続いて連続三作目と、あまり良い感じはしませんし、脚本家が半年間の長丁場を書き切れるのかが最も不安。
とにかく、今期から朝ドラの感想は、内容が面白くないとかヒロインが不快と思った時点で継続視聴を止めるつもりなので、ベタで良いです。
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