ルパンの娘 (第11話/最終回・2019/9/26) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『ルパンの娘』(公式)
第11話/最終回『花婿が盗まれた!?泥棒娘と警察官の恋、完結!!』の感想。
なお、原作の小説、横関大「ルパンの娘」(講談社文庫)は未読。
華(深田恭子)や尊(渡部篤郎)、マツ(どんぐり)ら‘Lの一族’が和馬(瀬戸康史)を連れ出そうと計画する一方、エミリ(岸井ゆきの)と巻(加藤諒)の祖父で元警視総監の英輔(浜田晃)が動き出す。そして悦子(小沢真珠)が窮地に立たされ、和馬は元の場所に戻ることに。やがて、指名手配中の一族の出現に世間が騒がしくなる中、華は渉(栗原類)から、和馬のピンチを教えられる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:横関大「ルパンの娘」(講談社文庫)
脚本:徳永友一(過去作/グッド・ドクター、海月姫、僕たちがやりました、ストロベリー・サーガ)
演出:武内英樹(過去作/デート~恋とは…、カインとアベル) 第1,2,5,8,10,最終話
品田俊介(過去作/探偵の探偵、ナオミとカナコ) 第3,4,7話
洞功二(過去作/カインとアベル、ストロベリーナイト・サーガ) 第6,9話
音楽:Face 2 fAKE(過去作/電車男、小早川伸木の恋、全開ガール)
主題歌:サカナクション「モス」
最終回も、全ての要素を徹底的に盛り込んで魅せた!
『ルパンの娘』とタイトルに合わせて、最終回は最大に「それぞれの一族の事情」を描いた最終回。その上、全編「劇団・Lの一族」のハラハラとどんでん返しの繰り返しで、徹底的に 1時間を埋め尽くした。
もちろん、最終回も これまでに負けず劣らず、泥棒や盗みを見せ場にした国内外の名作映画やアニメやテレビドラマへのオマージュやリスペクトが満載で、老若男女問わずの面白さを余すことなく散りばめた。そこが、まず素晴らしい。
ファンを虜にしたのは、"拘り" を最終回まで貫いたこと
本作が視聴率的に振るわなかったとは言え、一部のファンを虜にしたのは、やはり華(深田恭子)の幼馴染の泥棒・円城寺(大貫勇輔)の唐突なミュージカル仕立ての演出も然り、結果的に何の特殊能力もない華のコスチュームなのにそれを着ると華自身が変化する面白さ、その他たくさんの拘りが、第1話から第11話の最終回まで、きっちりと貫かれたことだと思う。
古今東西で愛された「勧善懲悪劇のカタチ」を見事に踏襲した!
物語全体が「現代版 “ロミオとジュリエット”」だったように、本作は、いつもは普通なのにコスチュームを着たり装着したりすると特別なキャラクターに変身すると言う、所謂、古今東西で知られ愛されて来た「勧善懲悪劇のカタチ」を見事に踏襲し貫いた。お見事!
結末を視聴者に投げず粋で洒落た場面で華麗に締め括った
そして、最終回の終わり方も、実に潔かった。拡大放送もせず、「続きは〇〇で」の告知もなく、最終回放送前に Blu-ray & DVD BOX の発売を発表した。更に、内容も、華と和馬(瀬戸康史)が結ばれるであろうとは大凡予想は出来たが、結末を視聴者に丸投げすることなく、モヤモヤを残すこともなく、粋で洒落たラストシーンで華麗に締め括った。
更に良かったのは、続編やスペシャルドラマも作れそうな終わり方も。とにかく、全11話の構成が良かった連ドラだった。
あとがき
CMが多くて、入れ方も雑だったのが、唯一の残念な点ですが、それも大きく気にならない程の、見終えた後の心地良さでした。
なお、Blu-ray & DVD BOX の特典「番組ロゴステッカー付き」は、Amazon経由で購入した時だけです。要注意ですよ。
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フジテレビ系ドラマ「ルパンの娘」オリジナルサウンドトラック
ルパンの娘 (講談社文庫)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/13289/
【これまでの感想】
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