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なつぞら (第153回・2019/9/25) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第26(最終)週『なつよ、あっぱれ十勝晴れ』の 『第153回』の感想。


 本作は、2019/8/20 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


大好評のうちに「大草原の少女ソラ」の放送が終わった。マコプロでは放送後、なつ(広瀬すず)や坂場(中川大志)、麻子(貫地谷しほり)や神地(染谷将太)達とスポンサーのミルコスの社長が参加し、番組の成功を祝し打ち上げパーティーを開催する。再び、マコプロに次回作をお願いされたと明かす麻子だが、マコプロメンバーの胸の中には、この作品の製作過程を思い出し、様々(さまざま)な想(おも)いが巡っていて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

なつも脚本家も視聴者にとって"立派な裏切り者"になった

一応、前回で、なつが「待ってる人がいるの。この作品を楽しみに待っている人たちが… その人たちを 私たちは絶対に裏切っちゃいけない」と演説したから、さっさと本編を進めて欲しいと思って、8:00を待っていたら…

なんと、ナレーションの「なつよ『大草原の少女ソラ』も いよいよ最終回だ」の方が優先させられ、『大草原の少女ソラ』の最終回をアバンタイトルから見せられた。もう、この時点で なつも脚本家も視聴者にとっては立派な “裏切り者” になった。

「大草原の少女ソラ」が尻切れドンボで終わったと言うことは…

そして、前回は「ほぼ全編、自虐ネタ」だったのに対して、まさか今回もアバンから自虐ネタで始まった。劇中アニメの『大草原の少女ソラ』の中で、大人? になり「獣医になる夢を叶えて」地元に帰って来たレイがソラに言うこの台詞↓だ。

レイ「ソラと家族になっていなかったら
   今の僕は いなかった」
ソラ「それは 私も同じよ レイ」
レイ「ここから また始めよう ソラ。
   僕は まだ 何も 夢をかなえてはいないんだ。
   これから始まるんだ」

これ、そもそも演出担当の坂場(中川大志)が書いた脚本による訳だから、「レイ=なつ」だから「ソラ=坂場」に重ねていると解釈すると、坂場は なつ(広瀬すず)と結婚して良かったと思ってはいるが、坂場は、まだ夢をかなえておらず、何かかがこれから始まると言っている。

『なつぞら』も尻切れトンボで終わると言うことか!?

と言うことは、『大草原の少女ソラ』の最終回同様に、本編の『なつぞら』の最終回も、尻切れトンボ状態で終わる…と言うことだ。

先日からの私の憶測通りなら、昭和50年、十勝の柴田牧場に嵐がやって来て大打撃を受け、都合良く泰樹(草刈正雄)の体調の様子を見に行っていた なつが牧場の復旧作業に参加して、めでたしめでたしとなると思っていたのだが…

劇中アニメの最終回は、本編にとっての自虐ネタになった…

どうやら、ちょっと変わりそうだ。だって坂場自身も「ここから始まるんだ」もの。更に、11分過ぎに なつが「夏休みに北海道に帰る」ようなことを言っていたから、きっと夏の台風で柴田牧場が大打撃を受けたけれど、なつのお陰で「柴田牧場は何とか安泰」で「なつと坂場の仕事も、新作に向けて頑張る」と言う “尻切れトンボ” で終わることが見えた。

なぜ、こんな最終回にしたのだろう。これでは、最終回までは “ただの引き伸ばし” のようではないか。そして、それは正に『なつぞら』にとっての最大の自虐ネタ。う~ん、これは脚本家らの視聴者への挑戦状と受け取るべきか? それとも、脚本家にとって「視聴者の半年間」は、この程度の意識で捉えられていたのかと言う落胆すべきか…

北海道の開拓とは無関係な坂場が開拓者精神を語る不自然さ

そして、主題歌明けの舞台は『大草原の少女ソラ』の最終回放送終了を祝っての、マコプロでの「打上げパーティ会場」。この度の作品のスポンサーであるミルコスの社長・松武(大泉洋)がスタッフの労をねぎらうあいさつの後、麻子(貫地谷しほり)が次回作の受注を発表し、松武社長に坂場たちスタッフを紹介していく。

そして、坂場がここで「北海道の開拓」とは実質的に無関係なのに、「開拓とは 自分の生活を一から作り上げること」だと熱弁。なぜ、坂場が言うの? なぜ、父が北海道の開拓者の一人である社長に向かって演説したのか? そして何よりも、なぜ、そう言うことを半年間かけて描くべきだったのが『なつぞら』の目的じゃなかったの?

結局、脚本家が自分がやろうとしたことが、自身の才能不足もあろう。「大人の事情」に振り回されたのも原因に違いない。とは言え、演出家がそんなことは重々承知のスポンサーの社長や同僚たちの前で、大演説会で発表するのは完全に “脚本家の自己保身” であり、私にはただの自虐ネタにしか見えなかった。

最終週でぜ~んぶ台詞で言うなら、半年間の意味がないとしか言いようがない…

なぜ、なつに乾杯発声の役割を与えて更に目立たせたのか!?

で、なつが自分の作品に込めた思いや同僚たちへの気持ちを松武社長に行った台詞は、あまりにも白々しくて書き起こす気にならなかった。あしからず。そして、驚いたのが、乾杯発声の役目を なつが担ったことだ。なぜ、社長が なつに?

いや、好意的に考えれば、社長が「開拓者に育てられた娘」の共感して…と思えなくもないが、これがこの脚本の悪い癖だ。それでなくても出番が多くて、居れば否が応でも目立ち過ぎる なつに乾杯発声の役割を与えて、更に目立たせるのかってこと。

なつが意外にあっさり乾杯発声を引き受けたが不自然で不快

それでなくても、主人公は、朝ドラのヒロインは自然に目立つのだ。特に『なつぞら』はそう作られて来た。必要のないシーンにも首を突っ込み口を出す。

そして今回は乾杯発声。やはりこの場は「打上げパーティ会場」なのだから、乾杯発声に相応しいのはゲストでありスポンサーである松武社長であり、松武が代理を申し出るなら、マコプロ社長の麻子であるのが自然な流れ。

その上、なつも意外とあっさり引き受けたのも不自然だし、不快だった。普通に社長が乾杯の発声をして、なつは嬉しそうな顔でグラスを高く掲げるバストショットで十分だったのに…

なお、その直後の神地(染谷将太)と桃代(伊原六花)の恋バナと無駄に長尺なダンスについては書きたくもない。一応、本編を見ずに、当blogの感想だけを読んでいる読者さんのために、先週から「見ていなくても分かる感想」を目指しているのだが、神地とモモッチには馬鹿馬鹿しいから触れない(謝)

「杉の子」での出汁の例え話って必要なの?

残りの4分間は、『大草原の少女ソラ』の大成功で次回作も決定した主人公が、夫と娘を連れて報告と泰樹(草刈正雄)の様子を伺いに十勝の柴田牧場を訪れて、めでたしめでたしで今日が最終回で良かったのに、なぜか 11分過ぎに蛇足がくっついた。

打ち上げパーティーの翌日に、なつが咲太郎(岡田将生)に呼び出されて、「杉の子」にやって来た。

亜矢美(山口智子)も不要だが、「出汁の話」はもっと不要。だって、もう掘り返さないが、この「千遥の出汁の味」の根っこの部分が、同じ店で修業した実父と、親方である義父の味なのか不明瞭なのだから、ここで持ち出す意味なんてゼロ。

ましては、料理番組でもないのに、出汁の作り方までご丁寧に解説。ホント、この脚本家、描くべきプライオリティーを全く理解していないって訳だ。

千遥の笑顔と清原果耶さんが大事にされているのが分かった

しかし、この蛇足中の蛇足の「杉の子」のシーンで、良かったこともある。それは、また千遥と千遥を演じる清原果耶さんの笑顔が見られたこと。更に良かったのは、不幸のどん底から立ち上がった千遥を、清原果耶さんの演技による「千遥の笑顔」とメイクさんによる「千遥の髪形や化粧」の微妙な違いが表現されたこと。

これは憶測でしかないが、恐らく主演女優には専属メイクが付いており契約もあって、いつまでたっても “老け知らずのなつ” に仕上がったまま。しかし、清原果耶さんに専属メイクがいるか知らないが(最終回のクレジットで分かるはず)…

恐らくNHK側が用意したメイクさんの清原果耶さん担当が主演女優専属メイクさんに対抗心を燃やして、頑張ってくれたのかも知れない。

と言うことは、やはり、清原果耶さんが現場スタッフに大事に大切にされていたって証だ。こう、想像するだけでも蛇足とは言え、まだ夢を叶えておらず、これから始まる千遥と清原果耶さんを見られたのは、本当に良かったと思う。

あとがき

亜矢美は、長年「おでん屋」を営んでいたのに、「一番だしと二番だし」のことを知らずに営業していたってことになりますが(失笑) そもそも、人生を「一番だしと二番だし」に例えていましたが、合ってますか? 私は何か作り手との “感覚のズレ” を感じましたね。

ここは、「おふくろの味とか幼少期に慣れ親しんだ味とか親方の味と、それをもとにした新しい自分たちの味」みたいな感じの例え話にして、「これから始まるんだ」を強調すべきだったような気がします。

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【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』
61 62 63 64 65 66
第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』
67 68 69 70 71 72
第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』
73 74 75 76 77 78
第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』
79 80 81 82 83 84
第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』
85 86 87 88 89 90
第16週『なつよ、恋の季節が来た』
91 92 93 94 95 96
第17週『なつよ、テレビ漫画の幕開けだ』
97 98 99 100 101 102
第18週『なつよ、どうするプロポーズ』
103 104 105 106 107 108
第19週『なつよ、開拓者の郷へ』
109 110 111 112 113 114
第20週『なつよ、笑って母になれ』
115 116 117 118 119 120
第21週『なつよ、新しい命を迎えよ』
121 122 123 124 125 126
第22週『なつよ、優しいわが子よ』
127 128 129 130 131 132
第23週『なつよ、天陽くんにさよならを』
133 134 135 136 137 138
第24週『なつよ、この十勝をアニメに』
139 139 140 141 142 143 144
第25週『なつよ、千遥よ、咲太郎よ』
145 146 147 148 149 150
第26(最終)週『なつよ、あっぱれ十勝晴れ』
151 152

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だし汁で乾杯>『なつぞら』第154話

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