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なつぞら (第151回・2019/9/23) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第26(最終)週『なつよ、あっぱれ十勝晴れ』の 『第151回』の感想。


 本作は、2019/8/20 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


小学校に入学する優(増田光桜)のため富士子(松嶋菜々子)が上京してきた。なつ(広瀬すず)が優の入学の準備をしていると、富士子が最近、泰樹(草刈正雄)が元気がないとぽつりと話す。一方、「大草原の少女ソラ」は放送から半年が経ち徐々に人気番組になっていた。マコプロでは、皆寝不足と疲労と闘いながら必死にアニメ製作をしている。なつと坂場(中川大志)の机の上も仕事が山積みで…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

この土日に,、気になっていたことを 5つ書き出してみる

いよいよ、半年間続いた『なつぞら』も最終週。と言う訳で、本編の感想に入る前に、この土日のうちに気になっていたことを書いておこうと思う。

なぜ東京在住の坂場の両親は、ほぼ無視して描くの?

やはり、忘れてならないのは、本作が「家族の絆」を一つのテーマにしておきながら、東京在住の坂場(中川大志)の両親がほぼ無視され続けて、最終週に至ったのは不自然だったと思う。こんなことなら、半年間の中盤あたりで「実は 僕も戦災孤児で…」と、なつ(広瀬すず)との関係が一気に深まるような展開でも良かったような。

なつは本作ならではの「特権」で、殆ど苦労知らず…

もう一つは、これは何と言えば良いのか、「なつ特権」「ヒロイン特権」と言うのか。

子どもが生まれてからと言うもの、とにかく自分は働きたい(割に働いている印象は無いが)から、元同僚にベビーシッターを頼んだり、時には隣町からやってくる感覚で、十勝から富士子(松嶋菜々子)がやって来たり、職場の社長の麻子(貫地谷しほり)をシッター代わりにしたり、とにかく、なつが苦労をしない。

かと言って、それが “ヒロインの人徳や人柄” 故に…と見えないから、単純に “なつアゲ” に見えてしまう。苦労に苦労を重ねろ! とは言いませんが、もう少し “頑張ってる感” みたいなのは欲しかった。

更に、たまに、これ見よがしに “頑張ってる感” を視聴者にごり押しする時もあって、そのギャップと不自然さにいつも呆れていた。

脚本家の描写の雑さと粗さ。描写不足の連続で…

そして、三つ目は、脚本家の描写の雑さと粗さ。とにかく描写不足の連続。「戦災孤児の苦労や悲しみ」も、放送開始当初の幼少期の僅かな実写シーンしかなく、それ以降は回想シーンと「戦災孤児」の単語の連呼だけ。ここをもっと掘り下げておけば、なつと言う人間像にもっともっと深みが出たと思う。

また、似たようなのに「開拓者の涙と笑顔」と言うのがあると思う。辛い時はとことん苦しく、嬉しい時はどこまでも笑顔で楽しく、開拓者たちが助け合う姿。これも、ほぼ「開拓」と言う単語の連呼が多かった。

これが罪深いのは、この「開拓者」には「北海道の開拓者」と「アニメーション製作の黎明期の開拓者」の二つの意味が重なっているだけに、「開拓」がほぼ泰樹(草刈正雄)の飛び道具的な役割にしかならなかったのが惜しいと言うか、浅はかと言うか…

脇役が主人公のごく身近な人しかいないから話が膨らまない

で、四つ目が、主人公の世界が凄く狭くなっていること。これは、『わろてんか』や『半分、青い。』や『まんぷく』に共通する点でもあるが、基本的に脇役の設定が、主人公にとってとても近い人ばかり。家族やご近所さんやご近所さんの知り合い、職場の人。『なつぞら』に至っては、主人公に親友すら登場しない有り様だ。

その点では『ひよっこ』あたりまでは、「行方不明の父親捜し」と言うヒロインの役割があったから、それなりに主人公が本来知り合いにならないような人が登場した。しかし、本作にはそう言う登場人物がいない。全員が、まるで主人公に吸い寄せられるように集まったり、自然に関わって来たりする人たちばかり。この辺が、話が広がらない原因だと思う。

異常なくらいに多い「主人公の出番」

そして、切りの良い五つ目が、異常なくらいに多い「主人公の出番」だ。もう、これに関しては説明は要らないと思う。とにかく、最近の『朝ドラ』の2,3作品の「主人公の出番」が多過ぎる。言い方を変えると「主人公があれこれ首を突っ込み過ぎ」。これが行き過ぎたのが『なつぞら』。

例えば、先週なんて「 千遥(清原果耶)の離婚話」がメインなのだし、なつは超多忙のはずなのだから、演技が出来る咲太郎(岡田将生)と千遥の義母・杉山雅子(浅茅陽子)と東京の置屋の女将・光山なほ子(原日出子)に任せておけば良かったのだ。

そこに、居なくても問題のない主人公を登場させるから、演技の公開処刑にはなっちゃうし、エピソードそのものの面白さも薄まっちゃった。まっ、今更言っても遅いのだが…

主演女優は喋り出すとペンが止まる…

さて、本編の感想に入ろう。まず、アバンタイトルから。劇中は、劇中は昭和50年(1975)3月。小学校に入学する優(増田光桜)のため富士子(松嶋菜々子)が上京して来た時点から、最終週が始まった。

娘の上履きシューズや鉛筆に名前を入れるとか、給食袋や体操着や体操着入れに名前を刺しゅうするなんて、昭和50年であれば普通の家庭のお母さんがやっていた風景。そんなシーンで始まったが、また突っ込むのも何だが、主演女優は喋り出すとペンが止まる。

その上、富士子の台詞と泰樹の回想で、折角の「昭和の小学校一年生を持つ家の風景」が見えなかった。ペンで書くのが苦手なら、刺繍も出来ないなら、せめて1足目を書き終えて、2足目に行く…位の演技はさせられなかったのだろうか…。

と言うか、老眼鏡をつけている富士子が、文字の小さい上履きの名入れをするのが自然なような気がしたのだが。

昭和50年頃は、祖母は写真館にはいったかも知れないが…

主題歌明け。まず気になったのが、優の入学式の記念撮影のシーン、昭和50年頃は、都内なら意外と写真館で家族でこざっぱりしった服装でランドセルを背負った孫と写るおばあちゃんはいたように記憶しているが、入学式にまで出向いて、それもきちんと和装に着付けまでして言ったおばあちゃんは居ただろうか。この辺も、完全に平成&令和チックだなぁと。

作品が人気番組なら、それを客観的に描けば良いのに…

そして,これまたこれ見よがしに忙しい なつで始まった。アバンでは結構のんびりしていたのに? こんな主題歌明けにするなら、名入れは全部富士子任せで、なつは仕事しながら「ごめんね。細かい作業までさせちゃって」とした方が良かったのに。

そして、「『大草原の少女ソラ』が放送から半年が経ち徐々に人気番組になっていた」のも、丁寧にナレーションで解説。こんな時、あの駄作の『まんぷく』もでも、カップラーメンが売れている様子を売り場が繁盛している様子や、街中の人たちの看板への反応で描いたのに、今作は何かの作業をしている作業風景と語りだけ。こう言うのが本当につまらない。

清原果耶さんが気の毒で…

なんか、今回は場面転換が多い。「マコプロは大忙し」をちょっと描いたら、今度は富士子が留守番をしているところに千遥(清原果耶)と娘の千夏(粟野咲莉)がやって来て、不義理をした富士子に謝罪する千遥。

そう、千遥は不義理をしたの。だから、謝罪は正しいのだけれど、そもそも千遥は不義理をするような人間ではないと思うから、どうしても先日の感想に書いたように千遥を含めて「似た者 3きょうだい」と言いたくなる。清原果耶さんが気の毒で…

手を動かしていない時は腕組みしかない主演女優…

そして、6分頃に坂場と なつのやり取り。相変わらず手を動かしていない時は腕組みしかない主演女優。それにたいして、ペンを巧みに使って悩む板場を演じる中川大志さん、その直後のシーンは流石に椅子に座る際に資料を持たされていた。そりゃあ、資料が無かったら、腕組みして考えちゃうもんね。本当、こんなのばかり…

あとがき

とにかく、なつは仕事に大忙しで、十勝の泰樹には何かありそう。ただそれだけの 15分間でしたね。それにしても、劇中アニメのレイが「獣医になりたい」と家を出て行ったが、レイは何歳なの?
※なお、本日から明日にかけて多忙に就き、諸々の対応は遅れます(謝)

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【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』
61 62 63 64 65 66
第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』
67 68 69 70 71 72
第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』
73 74 75 76 77 78
第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』
79 80 81 82 83 84
第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』
85 86 87 88 89 90
第16週『なつよ、恋の季節が来た』
91 92 93 94 95 96
第17週『なつよ、テレビ漫画の幕開けだ』
97 98 99 100 101 102
第18週『なつよ、どうするプロポーズ』
103 104 105 106 107 108
第19週『なつよ、開拓者の郷へ』
109 110 111 112 113 114
第20週『なつよ、笑って母になれ』
115 116 117 118 119 120
第21週『なつよ、新しい命を迎えよ』
121 122 123 124 125 126
第22週『なつよ、優しいわが子よ』
127 128 129 130 131 132
第23週『なつよ、天陽くんにさよならを』
133 134 135 136 137 138
第24週『なつよ、この十勝をアニメに』
139 139 140 141 142 143 144
第25週『なつよ、千遥よ、咲太郎よ』
145 146 147 148 149 150
第26(最終)週『なつよ、あっぱれ十勝晴れ』

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なつよ、あっぱれ十勝晴れ>『なつぞら』第151話

​​​​​​​​​​​​​遂に​最終章​ ちゅーても、まだ5話残っているから もう終わりか…というより まだまだ続くのね…って感じ(笑) それでも最終章は最終章 皆さん もう少しの辛抱ですよ! …ひじゅにですが何か? ​「一久さんのご両親から届いた、この百科事典」​by富士子 ↑生存確認? 昭和50年(1975年) 3月:富士子ちゃん上京。 4月:優ちゃん小学校入学...

なつよ、あっぱれ十勝晴れ>『なつぞら』第1...

​​​​​​​​​​​​​遂に​最終章​ちゅーても、まだ5話残っているからもう終わりか…というよりまだまだ続くのね…って感じ(笑)それでも最終章は最終章皆さんもう少しの辛抱...

連続テレビ小説『なつぞら』第151回

「なつよ、あっぱれ十勝晴れ」内容昭和50年3月。優(増田光桜)の小学校入学に合わせて、富士子(松嶋菜々子)が上京してくる。富士子から、泰樹(草刈正雄)が元気が無くなっていると聞くなつ(広瀬すず)敬称略演出は、木村隆文さんしっかし。。。。なんだこれ。最終週に、イマサラ感と違和感。なぜ、後出しじゃんけんで、何かを描こうとするんだよ。ほとんど描いてこなかった事を基にして。ってか。富士子の上京自体が...

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