なつぞら (第146回・2019/9/17) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第25週『なつよ、千遥よ、咲太郎よ』の 『第146回』の感想。


 本作は、2019/8/20 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


マコプロを訪ねてきた千遥(清原果耶)と再会したなつ(広瀬すず)。千遥の働いている神楽坂のお店「杉の子」にお客としてきて欲しいと言われ、咲太郎(岡田将生)と光子(比嘉愛未)と信哉(工藤阿須加)と明美(鳴海唯)とともにお店を訪ねる。千遥の事情を知っているなつ達は、皆初めて会うお客として接し、店員の上田(助川嘉隆)と自分たちのこれまでの話を語らう。千遥は料理を作りながら、なつ達の話に耳を傾けて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

なぜ、28年ぶりの兄妹の再会に、他人が同行するの?

アバンタイトルから、不思議と言うか無理やりと言うか。なぜ、千遥の働いている神楽坂のお店「杉の子」にお客として来るメンバーに、信哉(工藤阿須加)と明美(鳴海唯)が入っているのだろう? なつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)は “実の兄妹” だから問題は無い。

光子(比嘉愛未)も咲太郎の妻だし、何にでも首を突っ込む設定だからギリギリセーフ(私が光子なら控えるが)。でも、信哉と明美は、いくら無縁ではないとは言え、明らかに “他人”。なのに、こぞって…。見ようによっては、だだの興味本位のようにも…

それに、今なら『食べログ』や『ぐるなび』があるから、当日の混雑状況や店の規模が分かるが、昭和49年(1974)にインターネットも無い訳で、店の状況も分からないのに、「お客様として来て下さい」の一言で、「28年ぶりの肉親の再会」に大の大人が、金魚の○みたいに4人もくっついて訪れるのって、私の感覚とはだいぶ違うのだが…

なぜ、最初「杉の子」に他の客がいなかったの?

主題歌明けは、「杉の子」の店内で、千遥と咲太郎たちの他に、カウンター内に板前風の男性・上田健(助川嘉隆 ※本作の「北海道ことば指導」担当。この人が、あの、なつの変な北海道弁を指導している訳だ)と配膳&接客担当風の村上孝子(根本江理)がいた。咲太郎たちの他に客はいない。

これ、前回で、まるで久し振りの同窓会気分のノリで「土曜日の夜」って決めて、事前に電話で予約したから他の客がいないのか、入店時刻が早いのか、人気のない店なのか、いずれもハッキリせぬまま話は進行。こう言うところ、ハッキリさせてから進めて欲しいのに。

咲太郎は回りくどくて余所余所しい会話の出来ない人でしょ

そして、良く分からないのが、なつと咲太郎が “千遥と初めて会う客” を装って会話を始めたこと。

前回での幾つかの疑問の中に、「28年間も会っていなかった肉親に、なぜすぐに会いに行かないの?」に次ぐ疑問として、いくら「お客様として」と念を押されたとしても、ここは最初の一言、二言は他人行儀として、咲太郎なら「う~ん、面倒くさい。千遥、千遥なんだろ、会えて良かったぁ~」と、いつも通りに場の空気を読まずに暴言を吐くのが連ドラの連続性じゃないのか。

茶番劇のために咲太郎や千遥のキャラまで変わったのは残念…

確かに、ドラマとしては “肉親が余所余所しく振る舞う” 姿が、切ない…とか、愛しい…とかあると思う。ドラマだし、朝ドラだから、こう言う茶番劇もお約束でもある。しかし、少なくとも、なつは自己チューで、咲太郎は礼儀知らずで、光子は口数が多い設定なのだから、やはり不自然。

その不自然さが、千遥を演じる清原果耶さんの芝居を惑わせたと思う。確かに、夫が帰って来ず、離婚の危機も抱えているような設定らしいが、客商売なのだし、自ら「お客さんとしてなら」と了解したのだから、ここは明るく接客しないと。確かに、千遥は天真爛漫で底抜けに明るい女の子ではなかった。

どちらかと言えば、物静かで何事も一歩下がる女性、それは以前に千遥の育った芸者置き屋の女将・なほ子(原日出子)が登場した際に描かれた。だとしたら、やはり千遥に接客術は身に付いている、いや染み着いていると考えるのが普通。なんか、この茶番劇のために咲太郎を始め、千遥のキャラクターまで変わってしまったのは、とても残念だ。

店内の時間経過の描写が無さ過ぎて内容が頭に入らない…

そして、NHKの「清原果耶週間で視聴率稼ぎ」の目論見の茶番劇は、更にアクセルを踏み込んで急加速する。咲太郎が、こともあろうに水もお茶もお手拭きも出ていない段階で、突然に「天丼」を注文した。と思ったら、カウンターにはいつの間にか栓が抜かれたビール瓶が置かれ、箸や小皿もセットされ。

あのさ~、ここは千遥が白和え? の味見をしたあとに、「杉の子」の看板のアップをインサートして、出来れば、接客担当風の孝子がカウンターの中に戻る位の時間経過を見せてよ。もう、「清原果耶週間で視聴率稼ぎ」の目論見が丸見え過ぎて、内容が頭に入らない。

なつが自宅に千遥を呼んで咲太郎と身の上話をするだけで…

その上、今回は回想シーンを強引に割り込ませて、咲太郎と なつたちの余所余所しい会話で、千遥に自分たちの現状を説明している…つもりなのだろうが、やはり不自然。こんなの、普通に別の場所で “きょうだい” が再開すれば良かったのでは? そして、互いが現状報告して、“きょうだい” が互いに力を合わせて。

だから、前回の間奏にも書いたのだ。『なつぞら』の基本的なテーマのような部分は、劇中アニメ『 大草原の少女ソラ 』と同じで、「誰もが支え合って 開拓者は強くなった」でしょ? だったら、3人きょうだいがどんな苦境にあっても、どこかで繋がっている、助け合って生きているように見せなきゃ。

どうせ、こんな回りくどいやり方をしているのは、明日以降で、千遥が なつたちに悩みを打ち明ける展開までの引き伸ばしのはず。その引き伸ばしが、ここまで茶番劇で不自然になるなら、さっさと、坂場家に なつが千遥を呼んで、咲太郎たちと身の上話をする展開の方が、よっぽど自然な流れだったと思う。

千遥が"両親の天丼の味"を完璧再現したのも驚愕だが…

その上、『なつぞら』お得意の、ちょくちょく挟み込まれる「意味不明なファンタジー(最近では、なつが天陽の絵と会話し握手した)」がここでも登場。

千遥が作った天丼の味に対して咲太郎が「戦死した父が 昔 作ってくれた天丼と同じ味なんです(中略)間違いなく この味だ」と言い切ったこと。流石に驚愕のファンタジーと言わざるを得ない。

最大の驚愕は、父の書いた絵に反応したなつが味に無反応…

味に対して熱弁をふるうのが咲太郎だけってこと。なつは天丼の味に一言も言及しなかった。以前、父親の書いた「家族の絵」にはすぐに反応したのに、母の味には無反応。これ、なつが味音痴で、兄が父親の味を思い出したのに自分は思出せないから、負けず嫌いを発揮して、お母さんが天丼を作っていた姿を思い出したように見えてしまった。

天丼の味のエピソードの着地方法には3つの正解があったと思う

ここの天丼の味のエピソードの着地方法には、3つの正解があったと思う。

  ●咲太郎だけが「この味 親父の天丼…」と言う
  ●咲太郎と なつが同時に「この味 お父さんの天丼…」と言う
  ●天つゆをご飯に掛ける千遥の姿を見た瞬間(食べる前)に、千遥に母の面影を重ねた なつが千遥に向かって「お母さんだ」と叫ぶ

上記の 3つ以外は失敗だと思う。そして私は、3つ目が大正解だったと思う。

だって、なつは有名で才能のある作画監督なのだから、人の動きに対してとても敏感な人であって不思議でない。だから、この場面で天つゆをご飯に掛ける動作に なつが速攻反応したら、正式な “なつアゲ” としても成立したと思う。結局、いろんな意味で15分間が茶番劇だったと言うことだ。

あとがき

幾ら、食べながら台詞を言えない主演女優だからって、この展開は無いと思いますよ。全体的に、がっかりした 15分間でした。ただ、それだけ…

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【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』
61 62 63 64 65 66
第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』
67 68 69 70 71 72
第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』
73 74 75 76 77 78
第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』
79 80 81 82 83 84
第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』
85 86 87 88 89 90
第16週『なつよ、恋の季節が来た』
91 92 93 94 95 96
第17週『なつよ、テレビ漫画の幕開けだ』
97 98 99 100 101 102
第18週『なつよ、どうするプロポーズ』
103 104 105 106 107 108
第19週『なつよ、開拓者の郷へ』
109 110 111 112 113 114
第20週『なつよ、笑って母になれ』
115 116 117 118 119 120
第21週『なつよ、新しい命を迎えよ』
121 122 123 124 125 126
第22週『なつよ、優しいわが子よ』
127 128 129 130 131 132
第23週『なつよ、天陽くんにさよならを』
133 134 135 136 137 138
第24週『なつよ、この十勝をアニメに』
139 139 140 141 142 143 144
第25週『なつよ、千遥よ、咲太郎よ』
145

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