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なつぞら (第142回・2019/9/12) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第24週『なつよ、この十勝をアニメに』の 『第142回』の感想。


 本作は、2019/8/20 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


東京に戻ったなつ(広瀬すず)は、早速、新しいアニメーションの企画「大草原の少女ソラ」の主人公ソラのキャラクターを描いてみたが、麻子(貫地谷しほり)や坂場(中川大志)達にまったく認められない。思い悩むなつに対して下山(川島明)は、十勝でスケッチした優(増田光桜)と泰樹(草刈正雄)の絵を見せる。すると、イメージが沸き起こり、なつは勢いよくソラのキャラクターを描き始め…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

今回のアバンタイトルも期待外れか…

前回の終盤で、ロケハンで言った柴田牧場で無邪気に遊ぶ優の姿を、下山(川島明)が描いたデッサンを見て、 麻子(貫地谷しほり)に「結局 あなたの心が絵にも出るのよ」と言われた なつ(広瀬すず)が目を閉じてイメージを膨らましているような映像で終わったから、生み出す過程がそれなりに描かれると思いきや…

アニメーション製作の過程の"雑"な描き方が本当に残念…

今回のアバンタイトルでは、主人公ソラのキャラクター完成した状態で登場。それも、ほぼ下山のスケッチの塗り絵レベル。これ、良く分からないのは、なるはソラのキャラを何処で描いたのか? ってこと。今回の描写では坂場(中川大志)は初見のような態度だったから、マコプロの自席で書いたと思われる。

そしたら、いつもなら椅子に座っている なつが、「出来たぁ」とか言いそうなのに、今回は黒板に張り付けた状態でスタート。アバンを最後まで観ればわかるが、この なつのプレゼンが退勤時刻の夕方と言う事実。照明演出的に全く夕方には見えなかったから、そこも驚いた。まっ、いいや。

なんか、こう言うアニメーション製作の過程の描き方が本当に残念。ものづくり、ものを生み出した時の喜びを描いて欲しかった。なつの絵を褒めるのでなく、なつが苦労して生み出した なつ自身の喜びを視聴者に共感させて欲しかった。こう言う些細な脚本や演出が、実は、じわじわと視聴者を置いてけぼりにして来た訳だ。

スイカは食後に出そうよ

さて、主題歌明けは坂場家に、かなり久し振りに信哉(工藤阿須加)と、 剛男(藤木直人)の次女で夕見子(福地桃子)の7歳年下の妹・明美(鳴海唯)らがやって来ての昼食のシーン。相変わらず 「本作の主演女優は、食べる演技と喋る演技の二つの同時に出来ないの!」に則り、なつは台詞の無い時は食べて、喋り出すとお行儀よく動かない。

なつで、そうめんを食べるのは良いけど、スイカはそうめんが終わったら冷蔵庫から出して欲しかったかな? 事前に来訪するのが分かっているのだから。まあ、普通なら子育て中で忙しいから…で、済ませたいのだが、やはり なつが夜のお迎えしか育児をしていないようにしか映っていないから、せめて接客位はやろうよ…と思ってしまった。

そして、この場面で、千遥(清原果耶)の名と写真を出すのは、演出家(兼プロデューサー)として、あざと過ぎるとも思う。

新キャラ「少年レイ」に、千遥も盛り込むのは強引過ぎる

そして、信哉たちの帰った後の自分の家で坂場の演説が始まった。坂場も思い付きで、新しい登場人物を作り、そのキャラクターに泰樹と なつと千遥を重ねる…言い出した。もう、完全な内輪話だから、会社でやるより自然だ。妻の許可を得るのも家の方が良い。しかし、その新キャラに千遥を重ねるのは強引過ぎるような。

だって、千遥は北海道と無関係なのだから。確かに「子どもの頃から苦労した」のは同じとしても、流石にやり過ぎのような。

麻子の経営手腕がどうなのか、今一不明瞭なのが気になる

そして、一気に3人も社員が増えた。こうやっちゃうと、交通費だけで北海道ロケハンに行ったマコプロの社長・麻子(貫地谷しほり)のやり手っぷりよりも、ずるさや無計画性に見えちゃう。だったら、ロケハンの資金の時に、麻子の口から「意外と開業資金は潤沢にある」みたいな表現があった方が良いかも。

だって、マコプロに集まっている人たちって、あの東洋動画が辞められたら困るような人たち、更に なつに関して言えば業界の有名人であるのは先日描かれた訳で、人件費だけで馬鹿にならないはずの上に、外注費も…。だから、この辺は、経営を描いたのに、意外と金銭的な部分が雑だった『わろてんか』や『まんぷく』に通じるものがある。

前回は馬の動きで、今回は荷馬車の動き。ほぼ同じでは?

12分過ぎ、いよいよ物語の大まかなあらすじが出来たと言うことで、なつたちの作画作業が始まった。そして、なつが原画のチェックを坂場に依頼すると、荷馬車の動きが一定過ぎると意見される。あれ、こう言うの以前に無かった? あの一件で、なつは階段から落ちそうになり、それを手を差し伸べて救った板場と恋バナに発展した。

なのに、「また馬?」。なつって、有名なんだよね。大手アニメ制作会社「東洋動画」を辞められたら困る位の実績と才能がある、37歳のプロの作画監督なんだよね。だったら、前夜と今回の坂場の説明で、「馬車の自然な動き」でまた揉める?

麻子の心理描写が雑で、良く分からなかった…

この時、坂場となつと麻子の三人が何やら目配せして、麻子が折れたような描写がある。これ、どう解釈すれば良いの? 躍動感を表現するために原画の数が増えると製作費が嵩むのを麻子が心配しているってこと。そのことを なつは理解して少ない枚数で仕上げることを「馬車の自然な動き」より優先したってこと?

何度も言うようだが、一番最後に入社して来たのが なつなのだら、そこは一番調整するべき。少ない枚数で自然な動きを表現する…それが出来るのが「なつの才能」なのでは? 確かに、ドラマ的には一度坂場にダメだしされて、才能が開花する方がドラマチックかも知れないが…

坂場に言わせた台詞を脚本家と演出家はどう受け止めた?

奇しくも劇中で坂場が言った(坂場に言わせた)この台詞を、脚本家と演出家は自身で、どう受け止め脚本を書き演出したのだろう?

坂場「リアリティーをおろそかにしないで下さい。
   子どもが見ても 大人が見ても
   本当だと思える表現をしたいだけなんです」

これ↑が、アニメーション製作の黎明期を生きるヒロインを描く朝ドラ『なつぞら』に最も必要なことでは?

あとがき

それにしても、序盤の食事のシーンでの なつが凄かったです。なつ以外、優だって器と箸を持って演技をしているのに、主演女優は身体ごと椅子に拘束されたように、両手は膝の上、上半身どころか頭も話相手の方向に動かす以外は ほぼ動かさずに台詞を喋っていました。

中川大志さんの食事のシーンが自然過ぎるのと、坂場優を演じる子役のオスカー所属の増田光桜(ますだ・みお)ちゃんの演技の滑らかさが余計に主演女優の “あれ” を際立たせてますね。このまま、最終回でしょうね…


下記の投稿も、多くの共感を頂いておりますので、未読の方は是非読んでみて下さい。暫くテンプレです。
朝ドラ「なつぞら」に"中高年層が共感し難い"と感じる理由を中年オヤジが考えてみた

また、『なつぞら』の主要な登場人物の「実在のモデル」に興味のある方は、下記の投稿に解説があります。暫くテンプレです。
NHKの良心か?『日曜美術館「アニメーション映画の開拓者・高畑勲」』放送予定

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★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/13240/


【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』
61 62 63 64 65 66
第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』
67 68 69 70 71 72
第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』
73 74 75 76 77 78
第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』
79 80 81 82 83 84
第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』
85 86 87 88 89 90
第16週『なつよ、恋の季節が来た』
91 92 93 94 95 96
第17週『なつよ、テレビ漫画の幕開けだ』
97 98 99 100 101 102
第18週『なつよ、どうするプロポーズ』
103 104 105 106 107 108
第19週『なつよ、開拓者の郷へ』
109 110 111 112 113 114
第20週『なつよ、笑って母になれ』
115 116 117 118 119 120
第21週『なつよ、新しい命を迎えよ』
121 122 123 124 125 126
第22週『なつよ、優しいわが子よ』
127 128 129 130 131 132
第23週『なつよ、天陽くんにさよならを』
133 134 135 136 137 138
第24週『なつよ、この十勝をアニメに』
139 139 140 141

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内容麻子(貫地谷しほり)坂場(中川大志)らのアドバイスと、下山(川島明)のスケッチで、ついに、主人公のデザインを完成させたなつ(広瀬すず)敬称略いままでと比べて、かなりマシだけど。徹底してるよね。手が動かせない。。。動かない。。。体が動かない。。。(苦笑)いや、普通なら、しゃべりながらでも、手は動くのになぁ。。。ほぼ固定だもん。細かい事を言うなら、頭も。。だけどね。まあ、こっちは、喋るから動...

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