●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。
●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。

なつぞら (第137回・2019/9/6) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第23週『なつよ、天陽くんにさよならを』の 『第137回』の感想。


 本作は、2019/8/20 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


娘の優の言葉に背中を押されたなつ(広瀬すず)は、すぐに東京にいる坂場(中川大志)に電話をかけ、いつしか坂場から手渡された本をアニメーションにしたいと告げる。そんな時、札幌の放送局で働く明美(鳴海唯)が十勝に帰省し、久しぶりに柴田家で家族が勢ぞろいする。やがて、話題はなつと妹の千遥の話になり、なつは千遥のためにもまだまだアニメーションを辞めてはいけないと改めて心に誓うのだった…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

まるで「総集編」の「後編」が始まったような編集のアバン

え~と、もういい加減にして欲しい。何気ない普段使いの誰でも使う言葉を台詞にしただけで、一瞬に違和感を覚えさせるのは。今回のアバンタイトルは、まるで「総集編」の「後編」が始まったような切り刻み編集で、もしも不運にして今回が初見の視聴者だったら、何のことを描いているのか、さっぱり分からなかったと思う。

なつの、全ての台詞が不自然で意味不明過ぎる!

そんな中で、私に引っ掛かったのは、いつも通り、「なつが珍しく仕事をする時には、必ず誰かがアイデアや閃きをくれて、なつが自分の手柄にして話が進むパターン」での、優の一言を受けて閃いた、“まだ” 十勝にいるなつ(広瀬すず)が、早朝に東京の夫・坂場(中川大志)へ電話をかけるシーンだ。

なつ「あっ 私。よかった。まだ行ってなくて」

これ、普通は「よかった。まだ出掛けてなくて」でしょ? 「行く」のは「行って来ます」と言う言葉があるように、「行く」と言う行動を起こす人が使う言葉。もう、放送開始1分後には、このレベルだから、今回の内容も推して知るべしだと思う…

前々回の「なつの妄想or天陽の幽霊」直後に帰っていれば…

主題歌明け、なつと坂場の電話のやり取りを傍らで聞いていた富士子(松嶋菜々子)に対して、なつがこんなことも言う。

な つ「私… やっぱり 仕事を続けるわ」
富士子「答えが出たんだね」
な つ「うん…。また 天陽君に答えをもらっちゃった」

その後の柴田家の夕食シーンも、当blogが言っているように 「本作の主演女優は、食べる演技と喋る演技の二つの同時に出来ないの!」に則り、なつ以外の登場人物らは食べながら喋る演技をしているのに、なつだけ…である。そして、こんな台詞を吐く。

明美「えっ なつ姉ちゃん 月曜日に もう帰っちゃうの?」
なつ「(中略)仕事が気になりだして」

最初の早朝の電話でのなつの台詞も、次の夕食時のなつの台詞も、全く意味不明だ。前者について言えば、前々回での “プチ不倫” 風のなつの妄想か天陽の幽霊か判別不能なシーンで、要は自分で自分の決断を出したのだから、その直後に「すぐ帰る」と言うのが筋。なのに、「雪月」組を出演させるために、忙しいのに休暇を満喫。

なつは、長期休暇中に期間を延ばしたり縮められるの?

そして、優の一言で坂場の提案に乗ることを決めた訳だ。まあ、この程度の好意的脳内補完は絶対に必要なのが『なつぞら』だから、しょうがない。しかし、ここで私が不思議に思うのは…

この「やっと9月に入って取れた長期の遅い夏休み」の期間って、なつの独断で “伸ばしたり縮めたり出来る” ってこと。

いつの間に、なつって、そんなに偉い立場になったの? 映像には映っていないが、それこそ、「ああ仲さん? 社長から好きなようにやって良いと許可を貰っている、 “皆のアイドルなっちゃん” ですけど、月曜日から出勤するんで準備よろしく~」とか電話一本で命令出来ちゃうの?

半年間の終盤の大きな見せ場が、この雑さと曖昧さか…

で、主題歌明けに早々、富士子に「天陽君に…」と話しているのに、今度は泰樹(草刈正雄)を相手に、また同じ話を繰り返す。もう、これ、脚本家が主人公で描く部分が本当に少なくて、脇役たちの無駄話で 15分間の放送尺を埋めざるを得ないのがバレバレ。繰り返したところで、なぜ「なつが、天陽の言葉に答えをもらった」のかが不明瞭。

そりゃあ、第135回での友だち以上幽霊未満の中途半端なシーンに挿入された、なつが上京する以前の、とある冬に なつと天陽で交わされた「どこにいたって 俺と なっちゃんは 何もない 広いキャンバスの中でつながっていられる。頑張れ!」あたりの台詞がキーポイントになっていると、予想も補完も出来るが…

この「主人公が仕事を続けるか否か?」は、いくら駄作でもドラマとしては恐らく半年間の終盤の大きな見せ場のはず。そこが、雑で曖昧で雰囲気重視で脚本は書くし演出家は演技指導するから、不明瞭さが半端なくなる。まっ、一言で言えば、雑…なのだが。

「虚構」の部分が、「ほぼ全て嘘」なのは信じ難い!

その後、視聴者へのサービスカットとして、久し振りに千遥(清原果耶)のインサート。本当、演技力の違いが…おっと、やめておこう。ここで、また、なつから衝撃の台詞が飛び出す。

なつ「私は 作品を作りながら
   千遥に呼びかけていたんだわ ずっと…」

これ、私の子どもの頃なら、母親から「どの口がそんなことを言った!」と、ほっぺたをつねられるような内容だ。これまでの描写を見る限り、そもそも、なつが “ずっと” 仕事をしているようには見えていないし、千遥に呼びかけていたなんて 1カットも無かったような。

これだけでも「嘘」だらけなのに、今回のここ(8分過ぎ)まで、なつ自身も柴田家の面々も、なつに才能があり、子育てもきちんとやっている働く女性として描かれていることが、本当に「嘘」。

現実にないものをあるように、「虚構の中の真実」を視聴者に見せるのがフィクションであり、ドラマなのに、その大前提の「虚構」の部分が、「ほぼ全て嘘」なのは信じ難い。これまでの放送のどの部分を指せば、そう見えるのか本作を高評価している人に聞きたい位だ。

「パパに ただいま」って、なつは坂場を殺してない!?

なつが、「マコプロ」に移る決心をしたなんて、どうでも良い。気持ち悪い “なつアゲ” を、また見せられ続けられるのかって感じしかないから。

で、話は変わって、アバンで引っ掛かったように、12分過ぎに十勝から帰宅した なつと優が家に入って言う台詞にも引っ掛かってしまった。当然、外は夕方になったばかりな感じの照明演出になっているから、坂場が帰宅しているはずが無い。そんな無人の家に入って、こんな優となつのやり取りがあった。

なつ「ただいま!」
優「パパ いないよ」
なつ「いなくても パパに ただいまって言いたいでしょ」

好意的に解釈すれば、スルー出来なくもないが、やはり引っ掛かる。これ、最初になつが「ただいま!」と言った直後に優が「パパ ただいま!」と言って、なつが「パパは まだお仕事でしょ?」と言って、優が「私は パパに ただいまって言いたいの! パパが好きだから」と、ちょっと可愛らしく駄々をこねる…なら良かった。

でも、駄々をこねると言うか、意味不明な理屈をくっつけるから 「夫の納骨式から帰宅したなつと優が、死んだ夫・坂場の面影のある家に向かって “ただいま” と言っている」ようにしか見えない。まっ、そんな相思相愛の夫婦にも見えなかったのはあるのだが、ドラマ的には…ってこと。本当、誰か完パケ(完成品)をチェックしてる?

あとがき

なるほど。これが、公式サイトで脚本家がインタビューで言っていた「人の心に流されながら、出会いと関わりのなかで、人生を見いだしていくヒロイン」なんですね。でも、私には、柴田家を始めとする十勝の人たちの前では、猫を被ってみんなの応援を仰いで、仕事仲間の前では自己チュー丸出しで周囲を翻弄させる…そんな人にしか見えませんが…


下記の投稿も、多くの共感を頂いておりますので、未読の方は是非読んでみて下さい。暫くテンプレです。
朝ドラ「なつぞら」に"中高年層が共感し難い"と感じる理由を中年オヤジが考えてみた

また、『なつぞら』の主要な登場人物の「実在のモデル」に興味のある方は、下記の投稿に解説があります。暫くテンプレです。
NHKの良心か?『日曜美術館「アニメーション映画の開拓者・高畑勲」』放送予定

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング



★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
『なつぞら』ヒロインモデル・奥山玲子の児童書が39年ぶりに復刊「新装版 おかしえんのごろんたん」
NHK連続テレビ小説「なつぞら」オリジナル・サウンドトラック【BEST盤】


★本家の記事のURL →  http://director.blog.shinobi.jp/Entry/13220/


【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』
61 62 63 64 65 66
第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』
67 68 69 70 71 72
第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』
73 74 75 76 77 78
第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』
79 80 81 82 83 84
第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』
85 86 87 88 89 90
第16週『なつよ、恋の季節が来た』
91 92 93 94 95 96
第17週『なつよ、テレビ漫画の幕開けだ』
97 98 99 100 101 102
第18週『なつよ、どうするプロポーズ』
103 104 105 106 107 108
第19週『なつよ、開拓者の郷へ』
109 110 111 112 113 114
第20週『なつよ、笑って母になれ』
115 116 117 118 119 120
第21週『なつよ、新しい命を迎えよ』
121 122 123 124 125 126
第22週『なつよ、優しいわが子よ』
127 128 129 130 131 132
第23週『なつよ、天陽くんにさよならを』
133 134 135 136

関連記事
スポンサーサイト



トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

新たな物語>『なつぞら』第137話

​​​​​​​​「開拓者」 この言葉が、このドラマのキーになっている …と言ってあげたいけど そういうことにしといて下さい ねっねっ! …というだけのことだよね、実際のところは …ひじゅにですが何か? ​「きっと光子さんの教育だわ」​by富士子 ↑さすが、富士子ちゃん! 優ちゃんが良い面や優れた面を見せたら それは全て、なつ以外の人のおかげ! という事実をちゃんと認識し...

新たな物語>『なつぞら』第137話

​​​​​​​​「開拓者」この言葉が、このドラマのキーになっている…と言ってあげたいけどそういうことにしといて下さいねっねっ!…というだけのことだよね、実際のところは…...

連続テレビ小説『なつぞら』第137回

内容娘の後押しで、なつ(広瀬すず)は坂場(中川大志)に連絡をいれる。“あの企画”をやりたいと。。。敬称略どこまでも、好意的に解釈しなければならない今作。しっかし、ここまで破綻するとはね。っていうか、なぜ、ワザワザ、崩壊させるようなセリフを並べるんだよ。。。。。

【なつぞら】第137回(第23週金曜日) 感想

…札幌の放送局で働く明美(鳴海唯)が十勝に帰省し、久しぶりに柴田家で家族が勢ぞろいする。やがて、話題はなつと妹の千遥の話になり、なつは千遥のた…

【なつぞら】第138回(第23週土曜日) 感想

…マコプロに企画を提出すると、麻子(貫地谷しほり)は、なつが作画監督ならば、企画を進めると坂場に告げるのだった。一方、なつは、これまで育ててもら…

コメント

コメントを残す

Secret

※なお、送られたコメントはブログ管理人が承認するまで公開されません。
※また、当blogの「コメント,トラックバック&リンク・ポリシー」に基づき、管理人が不適切、不適当、不愉快と感じたコメントは非公開、または予告無く削除します。

楽天市場PR

TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

最新記事

PR


カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR