監察医 朝顔 (第8話・2019/9/2) 感想

フジテレビ系・月9『監察医 朝顔』(公式)
第8話『史上最も悲しい事件…不詳の死か?』の感想。
なお、原作の漫画、<原作・香川まさひと 絵・木村直巳 監修・佐藤喜宣「監察医 朝顔」(実業之日本社)は未読。
朝顔(上野樹里)は、東北へ行ってから休みも取らず仕事に没頭する平(時任三郎)の様子が気に掛かる。そんな中、自宅で亡くなった主婦・莉奈(小林由依)の解剖に当たった朝顔達。だが、脳の一部の血管が細いこと以外は異常がなく、死因が分からない。莉奈の夫・達哉(渡辺翔太)は医療ミスを疑っていた。一方、異動初日を迎えた桑原(風間俊介)は、神奈川県警捜査一課でベテランの神崎(市川右團次)と組むことになる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:原作・香川まさひと 画・木村直巳 監修・佐藤喜宣「監察医 朝顔」(実業之日本社)
脚本:根本ノンジ(過去作/相棒シリーズ、フルーツ宅配便)
演出:平野眞(過去作/Chef~三ツ星の給食~、黄昏流星群) 第1,2,5,6話
澤田鎌作(過去作/CHANGE、不毛地帯、セシルのもくろみ) 第3,4,7話
阿部雅和(過去作/婚活刑事の第8話のみ) 第8話
音楽:得田真裕(過去作/家売るオンナシリーズ、アンナチュラル、インハンド)
震災から僅か8年、ここまで平の心理を描く必要があるのか?
なぜ、第8話になって、突然本作初担当の演出家に交代したのか、大人の事情は分からないが、演出が変わったせいもあって、これまで以上に、東日本大震災の被災者の父と娘、その2人を支える夫と娘(孫)のホームドラマの部分が、より強調され、その部分はそれなりに良く出来ていたと思う。
ただ、やはり個人的には、まだまだ東日本大震災の被災者で愛しい人の行方が分からず困惑した日々を過ごしている人がいるのは事実で、それを考えると、ここまでクローズアップして平(時任三郎)の心情を描くのはどうかと思う。
朝顔の熱意や活躍を描くためだか「再解剖」が多過ぎるのが…
また、肝心の描いて欲しい監察医の部分は、朝顔(上野樹里)が真実を追求したいと言う熱意は分かるが、相変わらず「再解剖」で被害者を切り刻むイメージで、こちらも事件の被害者のその家族の心情を思うと、辛くていたたまれない。そこへ『リゲイン』をもじった『アゲイン』の栄養剤のカット。作り手のセンスを疑わざるを得ない第8話だった。
あとがき
結局、回を重ねるごとに、私が期待した「監察医ドラマ」とかけ離れていきます。なのに、視聴率は毎回10%超え。出演者のファンが押し上げているのでしょうか?
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【これまでの感想】
第1話 第2話 振り返りSP 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
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