なつぞら (第129回・2019/8/28) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第22週『なつよ、優しいわが子よ』の 『第129回』の感想。


 本作は、2019/8/20 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


なつ(広瀬すず)は仕事中に娘の優(増田光桜)が熱を出したと茜(渡辺麻友)から連絡が入る。仕事が忙しいなつは、麻子(貫地谷しほり)のもとで働く夫の坂場(中川大志)に連絡し、優を迎えに行ってもらおうとするが、連絡が取れない。その夜、なつが急いで仕事から帰ってくると、眠る優のそばに咲太郎(岡田将生)の姿が。なつは大事な時に優と一緒にいられないことを痛感し、作画監督を引き受けてしまったことを悩み始め…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

なぜ、アバンで時間経過の説明を入れないの?

あの~、毎回イラつくし無駄なナレーションを入れるのに、なぜ今回のアバンタイトルでは入れないの? 「茜に優を預けるようになってから半年が過ぎ、季節は夏になりました。そんなある日、優に事件が起こりました」って。

前回では、なつ(広瀬すず)を始め全員が夜集まったシーンで、家の中で厚手の上着を着ていた。そして、今回のアバンの夏の青空のカットの次に、これ見よがしにテレビ班の制作進行担当・荒井(橋本さとし)が熱そうに団扇を扇ぎながら電話に出るカットがあった。なつも半袖で、明らかに季節は4か月以上は経っていると見た。

アニメ製作や子育てを描くドラマなら時間経過が一番大事では?

だったら、説明するべき。まあ、本作の季節感の無さは、真夏におでん屋でパーティーをやることでも明らかだが、本作って、アニメーション製作の現場を描くドラマであり、今や子どもの成長を描くドラマにもなった。

だとしたら、季節や時間の経過を分かり易く描くべき。でないと、幾ら忙しそうに仕事をしても、ただ忙しそうなだけで、納期が迫っているようには見えないし、子育てとの両立が大変そうに描いても、どの位の期間を頑張っているのかも分からない。

いや、普通のドラマなら、初歩的な演出ならカレンダーを映したり、台詞に盛り込んだりするのだが、本作はそう言う類の演出が「十勝編」の頃から皆無なのも困る…

1年半近くの子育て期間で、優は一度も熱発しなかったの?

そして、主題歌明けには、久し振りに咲太郎(岡田将生)が登場。どうやら、なつがあの手この手を使って、優の緊急事態に兄の咲太郎に頼った…と言う展開らしい。ここまで、僅か3分だが、不満と不快と疑問が山積だ。

まず挙げるべきは、なつが優を産んでから1年経ってから茜(渡辺麻友)に預け、そこから更に半年程度は経っている計算になる。と言うことは、やっているかいないかは別にして、なつの「子育て歴は、1年半近く」と言うことになる。その間に、優は一度も熱発しなかったのか…と言う疑問だ。

なぜ、なつは坂場の両親や咲太郎夫婦に連絡を取らないの?

普通なら熱発以外にも、いろいろな病気や体調が優れない日もあったはず。その上、今回もそうだが、基本的になつと坂場(中川大志)は、坂場の両親に連絡を取らない。また、今回の「ありがとう… 今日は 本当に助かった」となつが咲太郎に言っていたから、唯一の肉親である咲太郎や、その妻・光子(比嘉愛未)に連絡を取っていた気配は見えない。

だって、普通なら「今日も 本当に助かった。いつも ありがとね」だから。だとしたら、約1年半もの間、なつと坂場の二人だけで、茜に預けている時間以外の子育てをやって来たことになる。更に、最初の1年間は、なつが仕事に行っている間は、坂場一人で子育てをしていた訳で。

まるで優の熱発が初体験のような慌てっぷりのなつは異常…

ここで、根本的な問題と言うか不快な原因に気付いてしまった。なつがまともに子育てをしていなかった…とは言え、一応自宅に優がいる時は、半年は育児を坂場とやっていたと好意的に考えてみる。そして、アバンに話を戻すと、茜は「大丈夫だと思うけど 一応 言っておこうと思って」となつに電話をして来た。

普通のドラマ、普通の感覚なら、「優はこの季節になると、いつも熱っぽいから大丈夫」と言うか、「茜ちゃん、心配かけてごめんね。今朝持って行った薬を飲ませてくれる?」と言うか、「私もイッキュウさんも動けないから、誰かにお迎えに行って貰うから、それまでお願いできる?」とかじゃなの?

なのに、まるで優の熱発が初体験のような慌てっぷり。この描写で二つのことが分かる。一つは、やはり、なつは子育てを坂場におしめ替えと寝付かせ以外は丸投げしているってこと。そして、もう一つは、「赤の他人」である茜を信用していないこと。

結局、なつも咲太郎も自分の生活は侵されたくないのか…

とにかく、本作は「他人」と言うキーワードを多用する。「他人だから」とか「他人なのに家族のように」とか。「他人」の話次いでに書けば、咲太郎はそれなりに経済的に余裕があるはず。だったら、「俺が預かるよ」とか「俺の知り合いに預かってもらうようにするか」とか、提案しても良さそうな。咲太郎の「一緒に守る」って何?

結局、似た者・兄妹だから自分の生活は侵されたくないってことか…。だから、まともな千遥(清原果耶)は、早々にきょうだいの縁を切ったってことか(失笑) 恐らく脚本家は、そんなつもりで書いてはいない。しかし、こんな稚拙な脚本を、的外れな演技指導で、あんな演技力で喋ったら、そう見えてしまう。そう言うのが、テレビドラマだから。

なつが、1年以上子育てを放棄していたようにしか見えない…

7分過ぎ、坂場が帰宅して…。夕方に優の熱発を知ったのに、すぐに連絡をくれなかったことを非難するなつ。それに対して「明ちゃんに うつるから 預けられないだろ」と即答する坂場。これ、脚本家と演出家と演者は、なつは優のことで頭がいっぱいで「つい言い過ぎちゃった」程度なのだと思う。

しかし、坂場の受けの台詞があまりにも “1年間ちゃんと子育てをして来たイクメン” になっているから、なつが子育てを放棄していたようにしか見えない。ホント、主人公の子育てを描けば描く程、ボロが出る朝ドラって、ある意味、本当の記念すべき100作目かも…

後半の5分間は、違和感と不快感しかなかった…

10分過ぎ。今度は「3年がたち」のナレーションと、「昭和47(1972)年9月」とテロップが出た。だったら、アバンでも…もういいや。

何て言うのかなぁ。まるで日めくりカレンダーのように、仕事をするなつと、じゃれ合うなつと優を盛り込んで来たが、本当に時間経過用のシーンのように、上っ面しか描けていない。ありきたりな「育児あるあるの箇条書き」をなぞっただけ。

それと、「仕事をするなつ」だが、もう少し変化を付けて描けなかったのかなぁって思う。衣装と机の向きが違うだけで、やっていることはいつも同じ。

それに、下山家って、「他人」の子どもをお金を貰って預かっているのに玄関ドアに施錠しないの!? それにしても、ここまで登場人物も演者も、子育て(の演技も)を嫌々やっているようにしか見えないのってスゴイと思う。

あとがき

根本的な疑問として、なぜ今回の「優が熱を出した」と言うエピソードを入れたのだろうか? 子育て中に子どもが突然熱を出すなんてトラブル、わざわざ描く程のものではないのでは?

これが、なつが子育てと仕事の両立で徹夜続きの寝不足&過労で、ちょっと目を離した隙に、優が車に撥ねられた…程度のトラブルなら描く意味も必然性も出て来ると思いますが…。なお、今日書くつもりだった「50歳以上の男性も女性も “今のなつ”には共感出来ない」理由については、後日にします(今日が長文なので)

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【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』
61 62 63 64 65 66
第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』
67 68 69 70 71 72
第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』
73 74 75 76 77 78
第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』
79 80 81 82 83 84
第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』
85 86 87 88 89 90
第16週『なつよ、恋の季節が来た』
91 92 93 94 95 96
第17週『なつよ、テレビ漫画の幕開けだ』
97 98 99 100 101 102
第18週『なつよ、どうするプロポーズ』
103 104 105 106 107 108
第19週『なつよ、開拓者の郷へ』
109 110 111 112 113 114
第20週『なつよ、笑って母になれ』
115 116 117 118 119 120
第21週『なつよ、新しい命を迎えよ』
121 122 123 124 125 126
第22週『なつよ、優しいわが子よ』
127 128

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