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なつぞら (第127回・2019/8/26) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第22週『なつよ、優しいわが子よ』の 『第127回』の感想。


 本作は、2019/8/20 にクランクアップ(撮影終了)しています。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。


産休が明け、再びアニメーションの仕事に戻ってきたなつ(広瀬すず)。しかし、仲(井浦新)から新しい作品の作画監督ではなく「魔法少女アニー」の原画として復帰するよう言われる。そんな中、なつは仕事に集中しようとしても優のことが気になってしまうのだった。一方、自宅では坂場(中川大志)が翻訳の仕事をしながら優の面倒を見ているが、坂場もまたアニメーションのことが気になっていて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

ここへ来て、ナレーションの酷さが目に余り過ぎる…

冒頭のアバンタイトルから腹が立つと言うか、嘘ばっかりのナレーションに、本当に本作は駄作なんだなぁと改めて思ってしまった。

N「なつとイッキュウさんに 娘が生まれて 優と名付けられました。
    なつは 職場に復帰し 昼間はイッキュウさんが子育てをしました。
    2人は 大変な思いをしながらも
    優の成長が何よりの生きがいになっていました」

え~と、最初の 1行目は劇中に起こった事実だから悪くない。しかし、2行目の「昼間は…」から怪しい。だって、ここ最近の描写のなつの子育ては「優の夜泣きの際のおしめ替え」だけだから、ほぼ昼も夜も、育児以外の家事全般を坂場(中川大志)がやっている可能性が高いし、そう捉えた方が映像的には辻褄が合う。

そして、最大に困ったのが 3行目と4行目。アバンの映像は何となく「ウキウキ子育て」を繋ぎ編集して誤魔化したが、本来、サブタイトルが『なつよ、優しいわが子よ』である今週で描くべきは、「なつと坂場が、大変な思いをしながら子育てと家事と仕事への情熱の 3つを両立しようと頑張っている姿」のはず。

結論を先に言うなら、毎朝見る必要が無いではないか!

その懸命な姿を描き続けた結果、週末に視聴者が「優の成長が、なつと坂場の生きがいなのだ」と感じる。これがドラマと言うもの。それを、週のあたまの月曜日の、それもアバンの最初のナレーションで結論を言ってしまっては、まるで企業のプレゼンのアジェンダと一緒。

結論を先に言うなら、さっさと今週で最終回にしろ! と言いたい。だって、毎朝見る必要が無いではないか!

いい加減「東洋動画」がどの程度の規模の企業か描け!

主題歌明け。もはや、「東洋動画」と言う企業がどの程度の規模か全く見えて来ないのが、かなりの問題ではある。別に「東洋動画」がそれこそ昭和43年頃の家内制手工業的な、当時の我が家もそうだった所謂「家族経営的な工場(こうば)」だったら、まだ分かる。

若い従業員が社長と呼ばれるオヤジさんに私生活の悩みを打ち明けて、オヤジさんが一肌脱ぐ…みたいなのは。しかし、一応「東洋動画」は劇場用とテレビ放映用のアニメーション製作を手掛けるそれなりの規模の企業のはず。そんなことを前提に考えると、このあとの展開が実に不自然で雑なのが分かる。

仲のキャラクターが、なつのために変わっちゃった

なつが「夫が仕事に出ることになるのに、まだ子供の預け先が決まっていない」と仲(井浦新)に相談した。

が、しかし、仲はまるで「そんな些細な問題はすぐに誰かが解決してくれるに決まってるよ」と言わんばかりに、仲は「とにかく話だけは聞いてみようか」と、社長の山川(古屋隆太)と制作部長の佐藤(橋本じゅん)から来た、なつへのスポーツ漫画を原作にしたテレビ漫画の作画監督の打診の話を社長室に聞きに行った。

このシーンが不自然で雑だと思うのは、仲と言う登場人物の言動。なつは「東洋動画」内で、一、二を争う “なつアゲ” キャラのはず。だったら、「山川社長なら、子どもを預ける所を紹介してくれるかも知れないから、とにかく企画の話を含めて聞いてみようよ」と言わせたら良かったのでは?

主人公アゲの為に、レギュラーの登場人物の設定を変えるのは駄作

なぜ、 “なつアゲ” の筆頭株が「なつ契約社員の乱」の時は食い下がったのに、今回は「大丈夫?」となつに聞くだけにしたのか?

恐らく、なつの「期待して頂けるなら 応えてみせます」と言う、なつの熱意や根性を描くためだと思われるが、先日も書いた通り、連ドラの脚本家がその場その場の思い付きでで「主人公をああ見せたい、こう描きたい」をやるために、レギュラーの登場人物の基本設定を変えるのは、その連ドラで一番やってはいけないこと。

だって、連ドラで最も大切で醍醐味でもある「連続性」が担保されないから。

坂場に「一緒に考えよう」と持ち掛けたなつが約束破りか…

まあ、本作が連ドラとして「連続性」が担保されていないのは、今に始まったことではない。例えば、第122回(2019/8/20) で、坂場がなつに相談もせずに麻子(貫地谷しほり)に会って、育児が落ち着いた一年後を目安に「アコプロダクション」に入社すると決めて来た夜に、なつは坂場に「一緒に考えよう」と持ち掛けた。

で、今度は、前述のなつの熱意や根性を強調したいがために、なつにこんな台詞を言わせちゃった。

なつ「イッキュウさんに相談もせず
   新しい仕事を引き受けてしまった。
   はあ… 私はバカだ。バカな母親は 始末が悪いの」

1行目は、2行目を強調するための台詞だから致命的にダメ。そして、3行目は意味不明。まず、なつがバカなのは演劇部にいた頃から視聴者は既知の事実。そして「バカな母親~」意向が意味不明。だって、「一緒に考えよう」が夫婦の決め事なら、それの提案者であるなつが、それを守らないと。

なつが「夫と相談させて下さい」と一時保留すれば良かった

これ、単純に、まず仲が「山川社長に保育所の件も相談しよう」と言っておいて、その上でなつが「作画監督の件は、夫と相談させて下さい」と一時保留にしたら良かったと思う。それでなくても、なつがアニメの話をする度に、不快になるのだから。

で、一時保留しった8分過ぎの夜の家のシーンでの夫婦の会話の中で、仕事と育児のことを話し合えば、アバンタイトルのナレーションにあった「2人は 大変な思いをしながらも」になったと思う。本当、ここまで何もかもやること成すこと逆効果になる脚本と演出も珍しい…と言うか、誰かおかしいことを指摘しないのか?

責任をもって「31歳の母親なつ」を演じて欲しかった…

さて、演技には詳しくないから演技に言及したくはないのだが、どうしても一言言いたいのが、10分過ぎに夜の坂場家に麻子が訪ねて来て、麻子さまの “なつアゲ” が熱く始まるシーンでの、広瀬すずさんと中川大志さんの演技の違い。

完全に優役の赤ちゃんが、なつが抱っこしているのに坂場の動く方向を見ていると言うだけで、明らかに中川大志さんの方が赤ちゃんに接している時間も長く、丁寧に子育てと言う演技をしながら、坂場を演じているのが分かる。

逆に、広瀬すずさんは残念ながら抱っこの仕草一つとっても育児をしているように見えないし、麻子との会話で精いっぱい。赤ちゃんが、ほぼ一度もなつを見ないカットがOKカットになるのは撮影上の負担が赤ちゃんに行かないようにするためだろうが…

やはり、朝ドラの主演をやるなら、確かに想像を超えるような辛い撮影の日々だっただろうが、責任をもって「31歳の母親なつ」を演じて欲しかった。

あとがき

戦友が集まる…なんて、どうでも良いシーンを作るなら、その前に「なつの仕事への熱意や根性」を描くために、なつが山川社長へ「作画監督は是非やらせて下さい。その上で勝手を言いますが、今日も保育園を探したいので、早退させて頂けませんか」と直談判するカットを、1つ増やしたら良かったと思います。

そして、同僚たちのランチを断って、社会保険事務所に三度相談に行く。だって、前2回の社会福祉事務所へ相談に行ったのが昼間で不自然だったから。まっ、もうどうでもいいか…

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【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』
61 62 63 64 65 66
第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』
67 68 69 70 71 72
第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』
73 74 75 76 77 78
第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』
79 80 81 82 83 84
第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』
85 86 87 88 89 90
第16週『なつよ、恋の季節が来た』
91 92 93 94 95 96
第17週『なつよ、テレビ漫画の幕開けだ』
97 98 99 100 101 102
第18週『なつよ、どうするプロポーズ』
103 104 105 106 107 108
第19週『なつよ、開拓者の郷へ』
109 110 111 112 113 114
第20週『なつよ、笑って母になれ』
115 116 117 118 119 120
第21週『なつよ、新しい命を迎えよ』
121 122 123 124 125 126
第22週『なつよ、優しいわが子よ』

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