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24時間テレビ ドラマスペシャル「絆のペダル」 (2019/8/24) 感想

絆のペダル

日テレ系・24時間テレビ ドラマスペシャル『"絆のペダル』公式サイト
『最も過酷なスポーツとも言われる自転車競技・ロードレース。そんな世界でトッププロとして活躍した宮澤崇史(相葉雅紀)は、多くの困難を乗り越えてきた選手でもあった。』の感想。


 1992年、崇史(高橋恭平・なにわ男子)は、テレビでツール・ド・フランスを見て「自転車の選手になる」と宣言。崇史の母・純子(薬師丸ひろ子)は息子が『夢中になれる』何かを見つけたのではと直感し、全力で応援していこうと心に決める。
 高校卒業後、崇史はプロ自転車選手の道へ進む。母と共に苦難を乗り越え、正に“自転車で日本一になる”という崇史の夢がかなうまであと一歩となったその時、純子が肝臓の病気で倒れてしまう……。
 このままだと余命が1~2年であると宣告された純子を救う唯一の方法は生体肝移植だけであった。崇史は、真っ先に自分の肝臓を提供すると医師に告げる。しかし、移植手術を受けることは崇史の自転車選手としての選手生命を絶つことと同義であった……。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---


原作:なし(ロードレーサー宮澤崇史の挑戦と、彼を支え信じ続けた母・純子の
      親子の実話をもとに作られたフィクションの物語)
脚本:松田裕子(過去作/24時間テレビ40ドラマスペシャル「時代をつくった男 阿久悠物語」)
演出:猪股隆一(過去作/24時間テレビ32ドラマスペシャル「にぃにのことを忘れないで -脳腫瘍と闘った8年間-」)
音楽:松本晃彦(過去作/踊る大捜査線、崖っぷちホテル!、3年A組-今から皆さんは、人質です-)

世界一過酷なスポーツであることが分かり難かったのが致命的

2015年2月に、フジテレビ『奇跡体験!アンビリバボー』で『母とつかんだ夢★前人未到!日本一への挑戦』(公式サイトの記録)で放送された、現在41歳の宮澤崇史氏の実話をもとにした本作。

誰の演技がどうこう言う以前の問題として、スポーツ選手を扱うドラマとして、大前提の「走行距離が200kmを超える、世界一過酷なスポーツとさえ言われるロードレース」が、どのようなスポーツなのかが分かり難かったのが致命的。

今、TBSで放送中の『ノーサイド・ゲーム』なんて、ラグビーのラの字も知らない視聴者でも、ルールは分かるように作り込まれている。いや、最近の「スポーツ系ドラマ」(こう言うジャンルがあるか知らないが)は、「東京五輪2020」の影響もあって、とても題材となる種目の解説に力を注いでいるのが良く分かる。

「自転車ロードレース」も、その例に漏れず、「東京五輪2020」では東京から富士山へのコースが発表済み。だとしたら、もっと競技の分かり易さを最優先した方が得策だったと思う。だって、ドラマ的な内容や出演者に対して不満があったとしても、「ロードレースと言う競技を知ることが出来た」と言う満足感は味わえると思うから。

「実在の人物がモデルのドラマ」として金銭的な苦労をもっと…

ただ、本作の主軸になるのは、「息子は母のために、母は息子のために。二人の強い思いと絆が前人未到の偉業を成し遂げたこと」であるのは確か。「ロードレースの紹介」でない。

しかし、ロードレースがどう言う競技であるかを描かなければ、言い方は厳しくなるが、「実在の人物がモデルのドラマ」の枠を取っ払ったら、どんな競技でも成立してしまう。そう言う “ドラマにありがち” な主軸なのだ。

だから、「実在の人物がモデルのドラマ」を強調する意味でも、繰り返すが「走行距離が200kmを超える、世界一過酷なスポーツとさえいわれるロードレース」が、どのようなスポーツなのかが分かり難かったのが致命的だってこと。

ルールだけでなく、多額の費用が掛かること、そして家計の経済状況は大変だったが、お金の工面をすることそのものも、実在の母は苦労と思わなかったし、息子との大切な会話の時間だったと振り返っていた(アビリーバボーで)から、その辺の母子のやり取りも、もっと丁寧に描けば、イタリア遠征の180万円を母・純子(薬師丸ひろ子)に頼むシーンも「今の母に180万円!?」の印象は薄まったと思う。

引きと寄りの画でペダルの回転速度位は合わせて欲しかった

映像的には、ドローンを多用して “過酷さ” を表現したつもりだろうが、やはり選手役の寄りの画になると、肝心の “過酷さ” がガクンと数段落ちる。自転車競技経験者の俳優やタレントが少ないのも、リアルさが欠けた原因だと思うが…

やはり、引きの画(ロング・ショット)と寄りの画(アップ・ショット)のペダルをこぐ足の回転速度くらいは合わせて欲しかった。引きの画の代役の選手と、寄りの画の選手役の俳優の動きが違い過ぎて、走行シーンでは最後まで引き込まれることはなかった。

感動的なラストシーンだったが、少年に「絆」は難し過ぎたような…

そして、肝心の「絆」と言うキーワードが登場する、最後の少年ロードレーサーと崇史(相葉雅紀)のやり取りだが、あのシーンが本作中で一番感動的だった。だからこそ、気になったのが、あそこで、あの少年に対して「絆」と言う言葉は難し過ぎたような気がしてしまった。

それこそ、中学に入ったばかりの1992年の崇史(高橋恭平・なにわ男子)と同じ位の年齢設定の男子に、モデルとなった宮澤崇史氏が現役を引退したのが36歳で、ちょうど相葉雅紀さんと同い年だから、ドラマ的にもピッタリとハマったと思う。

あとがき

超過密スケジュールの相葉雅紀さんを主演に、専門性が高く、(残念ながら)知名度の低い種目を扱ったスポーツ系ドラマを製作すること自体に無理があったように思います。

実は、今作は、昨年の24時間テレビ ドラマスペシャル『ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語』と似たところが幾つもあります。「劇中の時代表記が、全て西暦表記だけ」や「ナレーションの異常な多さ」や「CMの回数が多いのも影響し、全体がブツ切れの印象で、肝心な主人公の部分がほぼ年表の箇条書き」だったことなど。

もう、無理して『24時間テレビ』枠でドラマを作る必要性があるのかを、本気で考えても良いと思います。

むしろ、『24時間テレビ』枠を意識しない放送枠で、相葉雅紀さん主演のスペシャルドラマを作って欲しかったです。嵐にとっても、ファンにとっても大事な年ですし、個人的には『バーテンダー』や『僕とシッポと神楽坂』の主人公のような、相葉雅紀さんの優しくて親切な人柄が活かしたような主演ドラマを観たかったです。

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