なつぞら (第121回・2019/8/19) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第21週『なつよ、新しい命を迎えよ』の 『第121回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


なつ(広瀬すず)は、妊娠したことを報告するため風車プロダクションを訪れる。咲太郎(岡田将生)や光子(比嘉愛未)、蘭子(鈴木杏樹)達はなつの妊娠を喜ぶ。そして、なつは電話で十勝の柴田家にも報告し、富士子(松嶋菜々子)に嬉しさの反面、初めて母となる不安を漏らす。数か月後、テレビ漫画づくりの激務の中、なつのお腹はどんどん大きくなっていた。そんななつの所へあの人が帰ってきて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

普通なら「赤ちゃんが…できた」だと思うが…

もう、まともに見る気も感想を書く気にもならない本作なのだが、今回のアバンタイトルでも使われた、冒頭のなつの台詞にすっごく引っ掛かった。

なつ「赤ちゃんが…できてた」

これ、どう受け止めたら良いのだろう。普通なら「赤ちゃんが…できた」だと思う。でも、なつは「できてた」と、広瀬すずさんの下手な演技をまともに評価すれば、嬉しいと言うより浮かない表情。

まさか30歳のなつは「行為」で妊娠するのを知らなかった!?

以前も書いたが、亜矢美が女心を描くための、先太郎とマダムの結婚話の頃から、「川村屋」と「風車」の立ち退き問題などで、更に加えれば、恐らく茜の妊娠を知った頃も含めて、なつと坂場の周囲は相当にドタバタしていたはず。

もちろん、夫の坂場は定職にも就いていなかったし。それなのに、なつと坂場は避妊をしなければ妊娠する “行為” を意図的にやっていたのだ。避妊をしていなかったのなら「赤ちゃんが出来た!」と夫婦で喜ぶべきだし、性欲は抑えられなかったから避妊はしたとしたら「赤ちゃんができちゃった…」となる。

しかし、「赤ちゃんが…できてた」ってどう解釈すれば良いの? まさか、30歳の女性が、「行為」で妊娠することを知らなかったってこと!? いや、ふざけて書いているのではない。

坂場は計画妊娠をして、なつが仕事を続ける方法を…

こう言う夫婦の、ある意味での一大事であり普通の会話すら、まともに書けない脚本家と演技指導できない演出家と演技ができない主演女優では、いくらこちらが好意的脳内補完をしても、もはや追い付かない。やはり、思うのだ。坂場は、なつの妊娠を瞬時に喜んだ。だとすれば、これは夫婦が望んだ妊娠なのだ。

希望した妊娠なのに、契約だ社員だとあとから考える。私は、劇中の時代は特に男性社会真っ只中だから、計画妊娠をして仕事を続ける方法を選ぶべきだったと思うから、なつには共感しないし、坂場には裏切られて気持であることは、先日書いた。

どうして、この脚本家は、「なつを馬鹿」に描くのだろう。先日、なぜか社内全員がなつの才能を認めて社長に直談判する場面があったが、退社を引き留めるような才能の持ち主に、なつが見えていない時点で、単なる脚本家の妄想でしかないことに、まだ気付かないのかと落胆しかない…

何故、なつはあちこちへ「妊娠報告行脚の旅」をするのか?

主題歌明け、なつが光子に「妊娠三か月」の報告にやって来た。このシーンには、三つの「変」がある。

一つ目は、先日から抱いていた「変」のこと。妊娠三か月と言えば、つわりがピークを迎え、妊婦によっては漸く落ち着く時期でもある。ベテラン助産師の妻によれば、心身共にかなり不安定な時期で、どう過ごしたら良いか悩むママも多い時期。しかも、なつのつわりはまだ酷くない様子。

だとしたら、本当に体を大切にするべき時期。なのに、あちこちへ「妊娠報告行脚の旅」の毎日。自己顕示欲が強いから、「妊娠したけど、私は仕事が出来るのを会社が認めてくれた」と自慢したいがために、報告して歩いているようにしか見えない。まあ、会社に対して妊娠を報告するのは、業務に支障が出ないように配慮したと、好意的脳内補完をしたが…

何故、なつは兄への報告しに、職場に行ったのか?

このシーンの二つ目の「変」は、妊娠報告の場所だ。まず、兄の咲太郎と義姉の光子に妊娠を報告するなら、最良は咲太郎夫婦の新居ないのか…と思うってこと。

まだ、光子が経産婦で、なつがつわりで困っているから、その相談を兼ねて訪問した…と好意的脳内補完も出来なくないが、つわりも無ければ、光子は出産未経験者だから、その推測も成立しない。だから、なぜ光子の職場に? ってなる。

「会社→兄→北海道」で坂場の両親はいつも後付けは変過ぎる

三つ目の「変」は、報告する順番だ。結婚の時もそうだった。最初は亜矢美、次が光子、次は北海道の柴田家を描いて、あとから坂場の両親への報告を描いた。私は、前述のように、妊娠三か月で会社に報告するのも相当に妥協して納得しただけ。そして復唱するが、結婚も妊娠も報告の順番は「会社 → 兄 → 北海道」で、坂場の両親はいつも後付け。

これ、もしかして、脚本家は、「なつと言うヒロインは、何よりも仕事が一番」と考えているよ、と視聴者に摺り込んでいるつもりだろうか。あの、原画を数枚ペラペラめくって、原画をちょこっと書いては明るいうちに退勤しているなつが? もう失笑しかない…

「私…お母さんになるの」「私も…母親になるの」が普通では?

で、順番はおかしいが、なつが富士子に電話。この電話のなつの台詞も配慮に欠けると言うか、雑と言うか、違和感が…。どうやら、ここへ来てやっと、なつが妊娠と出産を少し怖がっていることが分かった。これは悪くない。しかし、富士子との電話のやり取りが「変」に感じるのだ。

な つ「母さん… 今 すごく母さんに会いたい」
富士子「何があったのさ?」
な つ「本当は 少し怖いんだけど… 私も… 母さんになるの」

これ、おかしくない? なつにとって「母さん」とは富士子のこと。なのに、「私も… 母さんになるの」ってどう言う事? なつが富士子になるって事? いや、分かっている、そうでないことは。だったら、ここも普通に「私… お母さんになるの」とか「私も… 母親になるの」で良いのでは? だって、もう、なつは「東京弁」なのだし…

今週の演出は、先生が横にいて新人がお勉強する一週間…

本当、脚本家も撮影現場の演出家も雑過ぎる。これまでも雑だったが、今週は特に酷い。と思って、録画を見直したら、演出担当が『カーネーション』等を担当したベテラン演出家の田中健二氏と、『半分、青い。』でも田中健二氏と第21週だけ共同演出した橋爪國臣氏の二人組だった。要は先生が横にいて新人がお勉強する一週間ってことだ。そう思えば、この雑さも頷ける。

麻子が坂場の料理を褒める前に、描くべき場面があったはず

10分過ぎには、数か月が経過し桜の咲く季節に。そして、唐突に下山の口から麻子が東京に戻って来ているとの報告。唐突過ぎて困っているところへ、更に追い打ちのように麻子がなつの新居にやって来た。

そして、13分過ぎには、いつの間にか麻子は家に上がっていて、既にご飯と味噌汁とおかずを食べて、坂場の料理を褒めているシーンの飛んだ。

なつと坂場と麻子の以前の人間関係から考えても、いきなりやって来て夕食を一緒に食べるのは納得しがたいが、ドラマとして失敗していると言わざるを得ないのなら、皮肉を得意とする麻子を家に上げるくだりは絶対に必要だったのでは? ってこと。

なつの「一緒に夕食を食べませんか?」があって、麻子の「何で、私が新婚のあんたたちと夕飯食べるのよ!」と言うやり取りがって、麻子の「皮肉だった?」が生きるわけで。この描写だと、結婚退職した麻子が、再び漫画映画をやりたくて自分の家庭を放り出して、なつの新居に転がり込もうとしているようにさえ映っちゃう。

だったら、いっその事、なつが帰宅する前に、既に麻子と坂場の笑い声が外に漏れて来て、「何なの?」って感じでなつがドアを開けるとビックリ…の方が自然だったと思う。こう言う日常の普通の描写が出来ないから、ドラマがちっとも現実味を帯びない。まっ、今さら言ってもどうしようもないが…

あとがき

前回の感想でも書きましたが、“置いてきぼり感” と言うか、テレビの中の人だけで盛り上がってる雰囲気が、今週は益々加速していますね。これは、決して良くないこと。でも、残念ながら解消されることは無いでしょう…

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【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』
61 62 63 64 65 66
第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』
67 68 69 70 71 72
第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』
73 74 75 76 77 78
第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』
79 80 81 82 83 84
第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』
85 86 87 88 89 90
第16週『なつよ、恋の季節が来た』
91 92 93 94 95 96
第17週『なつよ、テレビ漫画の幕開けだ』
97 98 99 100 101 102
第18週『なつよ、どうするプロポーズ』
103 104 105 106 107 108
第19週『なつよ、開拓者の郷へ』
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第20週『なつよ、笑って母になれ』
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第21週『なつよ、新しい命を迎えよ』

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