なつぞら (第118回・2019/8/15) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第20週『なつよ、笑って母になれ』の 『第118回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


風車でなつ(広瀬すず)の誕生日と、咲太郎(岡田将生)と光子(比嘉愛未)の結婚を祝う会が行われた。茂木社長(リリー・フランキー)やカスミ(戸田恵子)たち常連客が大勢集まった。そこで亜矢美(山口智子)は新しい店のことを話す。咲太郎は新しい店のことは自分と光子に任せて欲しいと申し出る。それを聞いた亜矢美はある想(おも)いを口にする。その数日後、風車を訪れたなつと咲太郎は…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

また真夏のクーラをギンギンに効かせた店内でのパーティーからか…

昨晩は、この投稿の直前の『声優×怪談 第1話 赤の怪談』を見終えて、とっても良い気持ちになって、そのままリビングで転寝をしてしまったため、今朝になったら少々首が痛い。何とか、理学療法士から教わったストレッチをやって元には戻ったのに、今度は頭が痛くなって来た。

その原因は、本作ではとても大切な日である「8月15日」に放送された、今回第118話のアバンタイトルで、これ見よがしに、また真夏のクーラーをギンギンに効かせた店内での良く分からないパーティーから始まったからだ。もう、前回の乾杯シーンで終わりで良かったのに…

突然、結婚パーティーとも誕生日会とも全く違う話が始まった!

主題歌明けは、折角前回の感想で褒めた「咲太郎と亜矢美の出会いから今を回想シーンを挟んで描いた」のがウソのような展開となった。結婚パーティーとも誕生日会とも全く違う話。

まあ、主人公のアニメーションづくりには完全に無関係は、過ぎる位に強引な「立ち退き問題」と言う騒動を組み込んでしまったために、前回の「咲太郎と亜矢美の回想」で終わらせられなくなった…そんなところだろう。で、しょうがないから、なつ(広瀬すず)の出番づくりも兼ねて、亜矢美(山口智子)の引き取り先論争をでっち上げた。

急場凌ぎのなつの出番だから、なつの台詞に説得力が無い!

ここで、残念と言うか当然と言うか…なことがある。それは、前回では「咲太郎と亜矢美の回想」の約10年間を(後出しジャンケンと言われても) “数分間の映像” で描いた。だから、先太郎の亜矢美への、逆に亜矢美の咲太郎への思いが伝わったため説得力があった。

しかし、今回のなつの亜矢美と一緒に暮らしたいと申し出た内容は、ただのなつの思い出話の箇条書きの2、3を台詞にしただけの雑さ。だから、いくら亜矢美に「なんて あんたたち きょうだいっうのは 本当に こんなに優しいの…」と言わせても、説得力がない。

だって、なつの亜矢美に対する約10年間の思いの深さなんて全然視聴者に伝わっていないのだから。だから、前回書いたのだ。「今更?」とか「後出しで描かれても困る…」とか言う前に、きちんと映像で描いたことを評価すべきだって。こんな小さなことでも褒めないと、褒めるところなんて何処にもないのが本作なのだから…

約10年も共に暮らした亜矢美となつの印象的な場面って…

それに、そもそも、なつと亜矢美は同じ屋根の下に暮らす「大家と店子」の関係でもあるのに、私が二人で印象に残っているシーンは、なつが東洋動画に勤め始めた頃に毎朝出勤コーデを選んだことと、先日のなつと坂場(中川大志)の結婚が決まった時の十勝の柴田家とのやり取りくらいしかない。10年近くも上げ膳据え膳して貰って住んでいたのに…だ。

富士子と亜矢美は、ずっと登場する「ヒロインOG」なのに描写が雑

こう言う人間関係の、人間同士が関わってこその何気ない日常を描いてこなかったのだ。それも、本作は「朝ドラ100作目の記念作品」として、過去の “朝ドラヒロインのレジェンド” たちが多数出演している。

サクッと出演して退場してしまう「ヒロインOG」もいるが、なつの北海道での育ての母親(と、しておこう)の富士子(松嶋菜々子)と、なつの東京での育ての母親(と、しておこう)の亜矢美や別格。基本的にずっと登場している。

なつは働いている印象が乏しく、20年間の日常描写も欠落…

しかし、残念ながら、十勝の約10年間を振り返れば、なつと富士子とのエピソードよりも、なつと祖父と自覚している泰樹(草刈正雄)とのエピソードの方が断然多いし、東京の約10年間を振り返れば、ど派手は通勤コーデ以外に、人間関係や、人間同士が関わってこその何気ない日常の記憶がない。

そう、主人公のなつについては、仕事すら頑張っている印象もない上に、日常描写もほぼ欠落しているのだ。そして、残っている記憶は、「千遥とのすれ違い騒動」や「雪次郎の乱」や「夕見子の駆け落ちと学生運動」や「十勝の農協の工場新設問題」に脇役程度に首を突っ込んでいた姿だけ。

私が前回の感想で「咲太郎と亜矢美の結婚」と誤記したワケは…

前回の感想で、私が「咲太郎と光子の結婚」と書くべきところを、「咲太郎と亜矢美の結婚」と誤って書いたのを、丁寧に非公開コメントでご指摘下さった方がいた。それは、本当にありがたいこと。しかし、なぜ私がそのような過ちをしたのかと言うと、ずっと亜矢美は咲太郎に “女心” を抱いていたようにしか見えなかったから。

恐らく、この部分はこの脚本家には珍しいことだが、最初から決めて書いていたと思う。そして、亜矢美を演じる山口智子さんも “女心” を “親心” でカムフラージュする演技をし続けたのだと思う。だから、つい手が滑って「咲太郎と亜矢美の回想」と書くべきを「結婚」と書いてしまったのだと思う。

"亜矢美の女心" をパーティー要員のカスミに言わせたのは大失敗!

ただ、本当にそのような仕掛けが最初からあったのなら、それを茂木社長(リリー・フランキー)よりもたまにしか登場しないカスミ(戸田恵子)に語らせるのは、明らかに失敗。まず、これをやるなら、やはりカスミはもっとなつに寄り添い、そう、要は人間同士が関わってこその何気ない日常の中にカスミを入れておくべきだった。

まるでパーティー要員みたいなカスミに言わせるのは手抜きかアイデアの欠如か、大人の事情と言われてもしょうがないと思う。

これまで私が感じたようにラストの亜矢美の笑顔が語っていた!

そして、もう一つの失敗の原因は、このことは誰にも語らせるべきではなかったってこと。それは最後の列車中で風と日の光を浴びながら遠くを見る亜矢美を演じた山口智子さんの演技が語っていたのだから。

だから、気付かない視聴者に気付かせる必要なんてない。そう言う良い意味での過剰演出でドラマをぶち壊すより、理解できない視聴者を切り捨てる勇気も時に必要だ。だって、亜矢美の “女心” は無くても、約10年間のおでん屋「風車」のドラマは成立しちゃっていたのだから…

あとがき

結局、「朝ドラ100作目の記念作品」に手足を縛られ、大人の事情からか無駄な登場人物が異常に増えてしまったのが、今回の感想に書いた「人間関係の描写の少なさ」「日常描写の足りなさ」に繋がっているのだと思います。

あと一か月半しかないので、やれることは少ないですが、せめて、今回の亜矢美のように少しずつでも登場人物を退場させて、なつと、これから生まれてくるなつの子どもが埋没しないようにするしかないと思います。

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【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』
61 62 63 64 65 66
第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』
67 68 69 70 71 72
第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』
73 74 75 76 77 78
第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』
79 80 81 82 83 84
第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』
85 86 87 88 89 90
第16週『なつよ、恋の季節が来た』
91 92 93 94 95 96
第17週『なつよ、テレビ漫画の幕開けだ』
97 98 99 100 101 102
第18週『なつよ、どうするプロポーズ』
103 104 105 106 107 108
第19週『なつよ、開拓者の郷へ』
109 110 111 112 113 114
第20週『なつよ、笑って母になれ』
115 116 117

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亜矢美退場>『なつぞら』第118話

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【なつぞら】第118回(第20週木曜日) 感想

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