なつぞら (第116回・2019/8/13) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第20週『なつよ、笑って母になれ』の 『第116回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


なつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)の新居を訪れ、咲太郎(岡田将生)は結婚することにしたと報告する。慌てて川村屋を訪ねたなつに、光子(比嘉愛未)は川村屋の経営を退き、咲太郎の事務所を手伝うつもりだと言われる。新宿一帯の再開発で川村屋も新しいビルに建て替えるのだ。一方、風車では亜矢美(山口智子)と茂木社長(リリー・フランキー)が話し込んでいた。そこへ咲太郎が結婚報告にやってきて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

放送開始30秒の、なつのこの驚愕の台詞に私は瞬殺された!

いやあ、恐らく世間ではお盆連休の真っ只中だろう(私は、貧乏暇無しで家で仕事をしているが)から、実家の両親が観ているから本作を初めて観る人が多いから、適当にやっても大丈夫…だとか思って作っているのだろうか?

もう、放送開始30秒の咲太郎(岡田将生)の光子(比嘉愛未)との結婚報告を聞いた なつ(広瀬すず)のこの驚愕の台詞に、私は瞬殺された。

なつ「ええ~っ! 川村屋のマダムって あの?あの光子さんと!?」
坂場「驚き過ぎだろ」
なつ「いや 驚くでしょ!」
坂場「僕は 何となく そうじゃないかって気がしてたけど」

まあ、坂場(中川大志)はこれまでも意味不明だったり理解し辛かったりはしたものの、そこそこの直感力と洞察力を持ち合わせていることが描かれているから「気がしてたけど」はギリギリセーフ。

なつの驚き方は、咲太郎と亜矢美が結婚する位のやり過ぎ感

しかし、なつが、あそこまで驚くのは明らかにやり過ぎだし、そもそもこれまで表現されて来たものを普通に理解していれば、恋愛未経験ならともかく既婚者であるなつが、先太郎と光子の関係に気付いていないのは不自然極まりない。

どうやら、先週の「なつと夕見子の合同結婚」に続いて、サプライズ感を強調しているつもりだろうが、これでは、単純に主人公がただの鈍感、お馬鹿さんと言っているようなもの。この驚き(の演技も)って、先太郎と亜矢美(山口智子)が結婚する時には相応しいと思うレベルでないか?

ここ、なつが驚かずに「私 そうなると思ってた」として、さらりと進めた方が良かったと思う。

「徹底的に"仕事に集中するなつ"を描かない大作戦」遂行中

さて、主題歌明けは、前回と同様になつの仕事をする姿が描かれた。しかし、前回の感想でも書いた通りに本作は「徹底的に “仕事に集中するなつ” を描かない大作戦」を遂行中だ。だから、仕事をしていた手を止めて手元明かりを消すまで僅か 15秒。7秒後には退室して坂場に電話して、なんと東洋動画社内にいた放送尺が「たったの50秒間」。

これこそ、文字通りの秒殺と言うやつをやられてしまった。その後は、川村屋に行って、咲太郎と光子の結婚話に驚くなつが描かれ続けるが、これ、どう好意的に解釈しようとも、勤務時間中もずっとアニメーションのことは頭に無くて、早く退勤して騒ぎに加わりたいと思っているようにしか見えないのだが。

本当、流石にここまで「徹底的に “仕事に集中するなつ” を描かない大作戦」をやり続けるのは、働く女性がヒロインの朝ドラとして駄作の証と言わざるを得ない…

比嘉愛未サン、近藤芳正サン、岡田将生サンに埋没する広瀬すずサン…

そして、6分過ぎには川村屋に先太郎がやって来て、川村屋の二階に、比嘉愛未さん、近藤芳正さん、そして岡田将生さんが集結し、ご存知の存在感と演技力で東京・新宿編(第8~9週)の世界観を再構築した。その世界観に完全に埋没する広瀬すずさん。

窓際の胡蝶蘭の方が存在感が際立って…やめておこう。とにかくしょうがない。芝居の格が明らかに違うのだから。

騒動の時こそ、仕事をするなつを強調する絶好のチャンスなのに

このシーン、驚くなつはアバンで描いたのだから、主題歌明けで仕事をするなつの上に、ナレーションで「なつは 咲太郎と光子のことが気になるが 一生懸命に目の前の『魔法少女アニー』の原画に取り組んでいた」と、お得意の “なつアゲ” やって…

川村屋の二階のやり取りは比嘉愛未さん、近藤芳正さん、岡田将生さんの三人だけにしたら見応えもあったし、なつの仕事も描けたのに。この脚本と演出では、広瀬すずさんが気の毒に思えてしまった。

主人公だろうが、必要ないシーンでは必要ない!

川村屋の次のシーンは、おでん屋「風車」で、一癖二癖ある演技が得意の山口智子さんとリリー・フランキーさん。この二人だけでも良い雰囲気なのに、そこへ比嘉愛未さん、岡田将生さん、そしてまた広瀬すずさんが登場。もう、広瀬すずさんが気の毒で気の毒で。

だって、そもそも、川村屋と「風車」の場面に、なつは不要なのだ。川村屋では、光子が野上(近藤芳正)に川村屋の未来を託すお話で、「風車」は亜矢美(山口智子)と茂木社長(リリー・フランキー)の将来の話と、咲太郎と光子の結婚報告のお話だから、基本的になつは要らない。

要らないのに、ヒロインだから、朝ドラレジェンドOGとなつを共演させたいからと出番を作っても、所詮は主人公だろうが必要ないシーンでは必要ないのだ。もう、第116回にもなっているのに、こんな重大なことに気付かない、いや気付いていても「朝ドラ100作目の記念作品」だからやるしかない…と言うNHKや脚本家たちの罪は重いと思う。

サプライズがハズレて白々しくなるのが予想出来てしまうのだが

そして、やっと帰宅したなつから、とんでもない台詞が飛び出した。

なつ「あっ 来月 私の誕生日に お盆休みだから
   風車でお祝いをしようってことになったんだけど」

えっ!? 先日の「なつと夕見子の意味不明な合同結婚式」に続いて、今度は「妹のなつの誕生日に、兄の先太郎の結婚祝いを同時開催」とは。もはや、視聴者へのサプライズと言うより、サプライズがハズレて白々しく見えるのが予想出来てしまうのだが。

こんな展開にするなら、先日の感想に書いたとおりに、なつ、咲太郎、千遥(清原果耶)を再々登場させて、3人兄姉妹の同時結婚式の方が感動的だったと思う。

あとがき

広瀬すずさん、過去の(特に)映画の主演作を観て、もう少し演技が出来る人だと思ってました。でも、オーディション無しでNHKからの指名でヒロイン役を手にした人と、朝ドラ出演と言う絶好のチャンスに爪痕を残そうと言う意気込みの人とは差が出ちゃうと思います。

例えば夕見子役を演じた福地桃子さんなんて、哀川翔さんの次女で親の七光りの噂を払拭しようと言う意気込みを感じたし、千遥を演じた清原果耶さんの役を演じることに真摯に向き合う姿勢など。

その意味で、「朝ドラ100作記念作品」と言う位置付けの本作のヒロイン役に抜擢された強運を、演技に活かして欲しいです。もう、脚本家と演出家に頼っても「なつの出番が増えるだけ」で、広瀬すずさんが埋没するだけのような気がするから…

また、『なつぞら』の主人公・なつのモデルとされる、日本のアニメーション草創期の女性アニメーターの先駆者である奥山玲子さんが、1980年に出版した児童書『おかしえんのごろんたん』が双葉社より39年ぶりに復刊されています。私、読んでみます。

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【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』
61 62 63 64 65 66
第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』
67 68 69 70 71 72
第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』
73 74 75 76 77 78
第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』
79 80 81 82 83 84
第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』
85 86 87 88 89 90
第16週『なつよ、恋の季節が来た』
91 92 93 94 95 96
第17週『なつよ、テレビ漫画の幕開けだ』
97 98 99 100 101 102
第18週『なつよ、どうするプロポーズ』
103 104 105 106 107 108
第19週『なつよ、開拓者の郷へ』
109 110 111 112 113 114
第20週『なつよ、笑って母になれ』
115

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内容兄・咲太郎(岡田将生)から、結婚すると言われ、驚くなつ(広瀬すず)相手は、光子(比嘉愛未)だという。敬称略主人公。。。驚いているけど。坂場の洞察力はともかく。いままでの話からして、驚いていることに驚くよ(苦笑)

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