ゲゲゲの女房:再放送 (第36,37回・2019/8/1) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』(公式)
第6週『アシスタント一年生』の
『第36回』の感想と、
第7週『消えた紙芝居』の
『第37回』の感想。
※ 私は本作を初見なので、ネタバレ等のコメントは無視します。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
【第36回】
布美枝(松下奈緒)と茂(向井理)は、「墓場鬼太郎」の連載再開に胸を躍らせた。必死に原稿用紙に向かう茂の姿を見て、布美枝は何か自分に手伝えることはないかと思う。何も手助けできずにいる布美枝だったが、茂から原稿の一部にペンを入れてほしいと頼まれ、布美枝は茂と肩を並べ「鬼太郎」をともに仕上げていく。
【第37回】
茂(向井理)は、富田(うじきつよし)の依頼で「墓場鬼太郎」の執筆に全力を注いでいた。布美枝(松下奈緒)は、出来上がったその本を宣伝するうち、自分が“水木しげるの妻”であることを美智子(松坂慶子)に知られることに...。「少年戦記の会」の失敗以来、姿をくらましていた浦木(杉浦太陽)がまた現れ、茂は激怒する。
---上記のあらすじは[NHK番組表]より引用---
【第36回】
夫婦として支え合っている姿が描かれた!
前回が、あまり映像的な見せ場がなく、「唐突な好機の到来」で15分間を押し切ったように感じたのに対して、今回はまるで真逆。敢えて、布美枝と茂の直接会話のシーンを脚本も演出も極力減らして、映像的に、それぞれが相手に対して出来ることを全力でやっている、夫婦として支え合っている姿が描かれた。こう言うのが観たいのだ。
「謹呈 村井布美枝殿」の自筆のサインが泣かせてくれた
そして、後半では、ついに「アシスタント一年生」の誕生だ。何も手助けできずに悩んでいた布美枝が、茂と肩を並べて「墓場鬼太郎」を仕上げて行く過程の描き方は、お見事の一言だ。で、今回はきちんと2週間の時間経過を挟んで、茂の「最初の一冊は あんたにプレゼントだ」の台詞と、本の裏表紙に書かれた「謹呈 村井布美枝殿」の自筆のサインが泣かせてくれた。
ナレであまり過剰に語らずに、素直に映像だけで魅せるべき
良い話、悪い話、そして良い話と言う展開もドラマチック。ただ、冷静に見るとナレーションが「漫画に賭けた茂の努力が報われた」と言ったように見えたかと言えば、若干違うかなと。むしろ、このナレーションがない方が、夫婦二人三脚で成功を手に入れる過程が、丁寧に描かれたと受け入れられたような。
ナレーションは本当に難しい。ドラマを補強することもあれば、崩壊もさせる。だからこそ、あまり過剰に語らずに、素直に映像だけで魅せるべきと思う。でも、1週間の区切りの土曜日としては見応えはあった。
【第37回】
先週の続きと、予告編で見せられた内容のネタフリのだけ…
う~ん、先週の続きと、予告編で見せられた内容のネタフリのだけ…って、感じの15分間だった。ただ、布美枝と茂の日常、二人三脚の様子は丁寧に描かれているから、大きな不満はない。
しかし、敢えて不満とするなら、あまり貧しい生活をしているように映像上、見えないこと。確かに、台詞や語りでは言っているが、もう少し衣装やメイクでも貧しさを表現しても良いような気がする。
あとがき
土曜日、予告編、月曜日と連続して観ると、本作が「一週間区切り」にこだわっている時と、そうでない時があるのに気付きますね。土曜日に「水木しげる」の名が売れて、月曜日に「水木しげるの妻」を名乗る。それだけですから。
これで、予告編に登場した「茂を知る人物」が新たに登場すると、更に先週と “一つの繋がり” の物語になると思うので、そんな展開も面白いと思います。
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【これまでの感想】
第1週『ふるさとは安来』
1 2 3 4 5 6
第2週『ご縁の糸』
7 8 9 10 11 12
第3週『たった五日で花嫁に』
13 14 15 16 17 18
第4週『さよなら故郷(ふるさと)』
19 20 21 22 23 24
第5週『花と自転車』
25 26 27 28 29 30
第6週『アシスタント一年生』
31 32 33 34 35
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