ゲゲゲの女房:再放送 (第34,35回・2019/7/31) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』(公式)
第6週『アシスタント一年生』の
『第34,35回』の感想。
※ 私は本作を初見なので、ネタバレ等のコメントは無視します。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
【第34回】
「少年戦記の会」の怪しげな看板のせいで警察から疑われる騒動はありながらも、布美枝(松下奈緒)と茂(向井理)はふたりで力を合わせて会報作りをしていた。しかしある日、浦木が発案した通信販売の商品の粗雑さのせいで返品の山が築かれてしまい、会は頓挫することに…。
【第35回】
「少年戦記の会」が行き詰まり、会報の郵送費を自分たちで負担しなくてはいけなくなった布美枝(松下奈緒)と茂(向井理)。気持ちがふさぐふたりだったが、少数の読者から「墓場鬼太郎」の再開を求める投書が富田(うじきつよし)の会社に届き、富田の決断でついに連載の再開が決定する。
---上記のあらすじは[NHK番組表]より引用---
【第34回】
「上手いなぁ」と思って、15分間見入ってしまった
本放送時は、2010年5月6日(木)で、この年のゴールデンウィークが終わった平日。「上手いなぁ」と思って、15分間見入ってしまった。前半では、警察から疑われると言う騒動を描きつつ、茂(向井理)の漫画への熱意や取り組みの真面目さを、警察官と言う他人の評価で描いた。
これで、改めて「ファンクラブ」が出来ても不思議でないと言う柱が立った。と同時に、漫画も生活も貧しいながらも順調に進んでいる時は、布美枝(松下奈緒)と茂の夫婦二人三脚が丁寧に描かれたのも良かった。
「布美枝と茂の陰に浦木あり」がドラマの面白さに…
そして、後半では、浦木(杉浦太陽)の発案した通信販売の商品の茶地さのせいで返品の山が築かれてしまい、「少年戦記の会」は頓挫しかねない状況との大騒動。お金が入り上手く行くパートでは布美枝と茂、信用やお金を失う上手く行かないパートでは浦木が陰で暗躍。
今回では、布美枝らと浦木の直接対決はなかったが、しっかりと、「布美枝と茂の陰に浦木あり」と言う表裏一定的な関係があるから、いつまで経っても貧乏から抜け出せないと言うドラマらしい面白さを醸し出していると思う。
【第35回】
流石に話が出来過ぎ!
序盤で茂が引用したゲーテの言葉になぞらえて言えば「好機の到来」だ。ラストチャンス到来の15分間。前回の終盤で、危機を迎えて、次の放送回でいきなり “好機到来” は、流石に話が出来過ぎのように見えてしまった。
やはり、富田(うじきつよし)が「今頃になって」と言ったのだから、ここは数日間でも1,2週間でも良いから時間経過をさせて、布美枝のヘアスタイルや衣装、茂との生活も、だいぶ荒んで来たような映像的な描写を見せてからのラストチャンスの方が良かったと思う。
ドラマとして急ぐ必要がない程、良く出来ているのだから…
だって、本作は「貧しいけれど愛おしい生活」を描くドラマなのだから、貧乏の底辺からのどんでん返しとした方が、メリハリも付くし、面白さも増すと思うから。ドラマとして急ぐ必要がない程に、良く出来ているだから…
あとがき
この2回分を一度に見てしまうと、貧乏暮らしを台詞やナレーションだけに頼らずに、やはり少し時間経過させて便王暮らしを映像で見せて欲しかったです。物語しては面白いですが、やはりドラマだから、映像で見たいし、もっと緩急付けた展開にもしてもらいたいから…
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【これまでの感想】
第1週『ふるさとは安来』
1 2 3 4 5 6
第2週『ご縁の糸』
7 8 9 10 11 12
第3週『たった五日で花嫁に』
13 14 15 16 17 18
第4週『さよなら故郷(ふるさと)』
19 20 21 22 23 24
第5週『花と自転車』
25 26 27 28 29 30
第6週『アシスタント一年生』
31 32 33
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