ゲゲゲの女房:再放送 (第30,31回・2019/7/29) 感想

ゲゲゲの女房:再放送

NHK総合・連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』公式
第5週『花と自転車』の 『第30回』と、 第6週『アシスタント一年生』の 『第31回』の感想。


 私は本作を初見なので、ネタバレ等のコメントは無視します。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


【第30回】
布美枝(松下奈緒)が茂(向井理)に連れて行かれたのは、調布の深大寺だった。お互いのことを何も知らずに結婚したふたりにとって、それは初めてのデートだった。お見合いのときのお互いの印象を語り合うふたり。ようやく夫婦らしい雰囲気になりかける布美枝と茂だった。

【第31回】
布美枝(松下奈緒)と茂(向井理)の調布の家に、売れない漫画家の戌井(梶原善)が訪ねてくる。戌井は偶然読んだ茂の漫画に感動したことや、作家を大事にしない貸本漫画業界がいかにだめかを切々と語る。そして、足にけがをした茂の代わりに、布美枝が原稿を届けに貸本漫画出版社を訪れると...。
---上記のあらすじは[NHK番組表]より引用---

【第30回】

足踏み状態の5日間を清算してくれそうな安心出来るアバン

夕ドラとしての再放送は約3週間ぶりのため、第29回の録画を残しておいて良かった。前回の感想のあとがきに書いた予想通りに、夫婦揃ってサイクリングに出掛けたところから、アバンタイトルが始まった。目的地は、調布にある創建の由来は男女の恋物語とされる縁結びの深大寺。

深大寺の水の音と、安来の川の音を重ねて、「初めてのデートでした」と語りで結ぶあたりの脚本も演出も、今週クドイくらいに描いて来た、布美枝(松下奈緒)と茂(向井理)の “違い” と布美枝の安来での生活との “ギャップ” にケリを付けてくれそうで、何か安心出来るアバンだった。

幸せそうな初デートのシーンには、心が和んだ

中盤では、見合いの席で互いの印象を明るく微笑ましく話すシーンが印象的だった。

茂は布美枝の “目玉” に、布美枝は茂の “ずいた=食いしん坊” が印象的だったと振り返る。サイクリングで墓巡りをするのが最近の楽しみだと言う茂に戸惑いつつも、少しずつ茂の知らなかった一面が見えて来て、何はともあれ幸せそうな初デートのシーンには、心が和んだ。

やっとお互いに分かり合い始めた姿がドラマチックに描かれた

帰宅すると、前回で気になっていた自転車代は原稿料から出したことが語られ、茂から布美枝に生活費が渡される。そして、「一反木綿」が妖怪だと教わって、「電信柱」とは言われて事はあるが、妖怪に例えられた布美枝の少し不満顔と、茂が描いた「一反木綿」の絵を貰う時は、ちょっぴり可愛く見えた。

更に、茂に「この部屋 時々 掃除して下さい」と言われた時の布美枝の驚きと幸せそうな顔。劇伴の選曲も見事だが、土曜日の終盤に相応しく、やっとお互いに分かり合い始めた姿がドラマチックに描かれた。

今週は何となく物語が行ったり来たりして進展しているように見えなかったから、ここでしっかりと夫婦としての関係が大きな一歩を進めたのは、本当に良かった。

中森が騒動を持って来るのも、次回への期待感を高めた

そして、そのまま今週は大団円で終わっても良いのに、12分頃から新居に間借りしている中森(中村靖日)が騒動を持って来る。早く、次が見たくなる構成も見事だ。



【第31回】

本放送時は、ゴールデンウィークのど真ん中の月曜日

本放送時は、2010年5月3日(月祝)で、この年のゴールデンウィークが 5月1日(土)から5日(水祝)までの 5日間だから、大型連休のど真ん中であり、月曜日と言う視聴者層がいつもと少々違うはず。

その辺を意識して、あまり物語を進展させないのか、逆に予告編で見せてしまった、「布美枝がアシスタントを務める」ことや、「漫画『墓場の鬼太郎』が評価される」ことを土曜日まで連休明けの木曜日まで引っ張るのか、お手並み拝見と言ったところだ。

木曜まで引っ張るなら予告編の内容を精査すべきだった

9分過ぎまでの売れない漫画家の戌井(梶原善)の貸本業界への怒りなどを描いて、戌井が帰るまでの約9分間を観て、どうやら後者、予告編で見せてしまったことを木曜まで引っ張るように見えた。

まあ、確かに前述の予告編で見せちゃった 2つは原案の上でも重要な話だから、連休中で普段は見る人も見ないケースも多い連休中は避けたいのだろう。それは分かる。でも、それならば、妙な期待をさせるような予告編を作るべきでは無かったのではないだろうか。

描いていること自体は、間違ってはいない!

それに、描いていること自体は間違ってはいない。先週末の初デートのくだり、今回のエピソードも、きちんと布美枝と茂が、お互いを少しずつ理解し合えているように見えるし、相手のために頑張っているようにも見えるし。

更に予告編があるから、そんな二人の寄り添った関係が、ダメな貸本漫画業界に一石を投じそうな雰囲気も、ちゃんと漂わせている。だから、描いていることは間違っていない。

間違っていないが、「面白いか?」と聞かれたら…

間違っていないが、「面白いか?」と聞かれたら、首を縦に振る訳にはいかない。なぜなら、今回のラストで布美枝は初めて茂が取引をしている貸本漫画出版社・富田書房を訪れ、そこの富田社長(うじきつよし)の酷さを “初めて” 目にした訳だが…

布美枝は "初めて" でも、視聴者には既視感しかない

私たち視聴者は二度目だ。そう、既視感しかないのだ。布美枝が貸本漫画業界の厳しい現実を “初めて” 目の当たりにすることは物語にとって重要なことだが、視聴者たちはとっくに知っているのだ。それもこれまで数名の「人物紹介」を兼ねたエピソードで。

以前、茂が富田書房に行ったシーンは不要だったと思う

従って、本当は、以前の茂が富田書房に原稿料を貰いに行ったくだりを放送しなければ良かっただけなのだ。まっ、正確に言えば脚本家が書くべきでなかったのだ。そうすれば、視聴者と布美枝が同時に貸本漫画業界の厳しい現実を “初めて” 目の当たりに出来たのだ。

前は“視聴者がヒロインと一緒に体験する"が機能してたのに

そして、「安来編」では “視聴者がヒロインと一緒に体験する” と言う脚本家の作戦が、たいへん上手く機能していたことは、当blogを読んで下さっている読者さんなら記憶に新しいはず。なぜ、今回もそうしなかったのか? 自転車の購入資金のため? だとしても、別に茂と富田社長とのやり取りなんて挿入する必要なんて全くない。

どうしても入れたければ、富田書房のドアをぶっきらぼうに閉めて出て来る茂が、現金入りの封筒をバッグに放り込む 2,3カットがあれば十分でないか。

あとがき

まだ、全体像が見えて来ませんが、恐らく「女一代記」や「ホームドラマ」の類の普通の朝ドラよりも、夫婦二人三脚の話としては『わろてんか』のように夫が策に死ぬはずはありませんから、登場人物が多いと思うんですよ。

また、この数週間を見ても、引ったくりのような 1週間だけの登場人物を含めて、ず~っと「新たな登場人物の紹介」によって、エピソードを構成している印象がどんどん強くなっています。これは良くありません。だって、「新たな登場人物の紹介」が多いと言うことは、布美枝と茂の人物描写が少なくなることと同じだからです。

今はまだ良いです。しかし、もっと多くの人が関わるのは必然です。だって、本作は、“あの水木しげる先生” のお話なのですから。放送開始からまだ 6週目。まだまだ巻返せると思うので、期待します…。そして、夕ドラとしての再放送は、夏の高校野球が始まると、また一時停止になりますかね。

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【これまでの感想】

第1週『ふるさとは安来』
1 2 3 4 5 6
第2週『ご縁の糸』
7 8 9 10 11 12
第3週『たった五日で花嫁に』
13 14 15 16 17 18
第4週『さよなら故郷(ふるさと)』
19 20 21 22 23 24
第5週『花と自転車』
25 26 27 28 29

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