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ノーサイド・ゲーム (第3話・2019/7/28) 感想

ノーサイド・ゲーム

TBSテレビ系・日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』公式
第3話『涙の大逆転! 仲間を信じて奇跡を起こせ』の感想。
なお、原作の小説、池井戸潤「ノーサイド・ゲーム」(ダイヤモンド社)は未読。


君嶋(大泉洋)はラグビー部の生き残りを懸け、リーグ戦優勝を目標に定める。まずは、チームの監督を選ぶため、候補者2人と面会する。だが、ラグビー未経験の君嶋には、どちらが適任か判断できない。そんな中、母校の大学ラグビー部を3連覇に導いた監督・柴門(大谷亮平)が退任したという情報が。柴門は君嶋の大学時代の同期だが、君嶋は彼のことが苦手で…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:池井戸潤「ノーサイド・ゲーム」(ダイヤモンド社)
脚本:丑尾健太郎(過去作/小さな巨人、ブラックペアン、下町ロケット) 第1,2,3
演出:福澤克雄(過去作/小さな巨人、陸王、ブラックペアン、下町ロケット) 第1,2
   田中健太(過去作/小さな巨人、陸王、ブラックペアン、下町ロケット)) 3
音楽:服部隆之(過去作/半沢直樹、下町ロケット、陸王)
主題歌:米津玄師「馬と鹿」(ソニー・ミュージックレコーズ)

本気でアストロズを良くしようとする君嶋が描かれただけが良い

44分過ぎの居酒屋の場面で、やっとラグビー部の面々が君嶋(大泉洋)の言動を理解し、ボランティア活動にも前向きになった場面での、君嶋と監督・柴門(大谷亮平)とのやり取り…

柴門「お前は 大したGMだな。
   今の お前の話には 説得力以上のものがあった」
君嶋「何だよ それ」
柴門「お前は 本気でアストロズのことを よくしようと思ってる」
君嶋「まあ 素人なりにな。俺は数字のことしか分からん」
柴門「だけど 本気だ。本気っていうのは 相手に伝わるものなんだよ。
   ラグビーを知らない お前だからこそ できることっていうのは
   こういうことかもしれないな」
君嶋「まあ 誉め言葉として受け取っておくよ」

このシーンまでは、単純に上記の君嶋と柴門のやり取りの中にあった “本気でアストロズのことを よくしようと思ってる君嶋” が描かれただけ。いや、これは「誉め言葉」だ。

これが主人公が物語をけん引する芯がブレない「強いストーリー」だ

君嶋の家族、ラグビー部員やアナリスト、病気の少年などの脇役を上手く主人公に絡ませながら、居酒屋のシーンまで丁寧に積み重ねるように “本気でアストロズのことを よくしようと思ってる君嶋” だけを描写した。そのことによって、主人公が物語をけん引すると言う、現在放送中の朝ドラには全くない部分がしっかりと描かれた。

こう言う脚本と演出が、あちこちに寄り道しようが何しようが、芯がブレない「強いストーリー」と言うのだ。これだけでも、本作を見る価値があると思う。

ただひたすらに丁寧に"人間"を描き「ドラマ」を構築している!

さて、居酒屋のシーン直後からラストまでは「練習とボランティアの両輪」で動き出したアストロズと、彼らの努力が報われた姿が描かれた。

変な奇を衒った展開も、妙な煽る演出もなく、ただただひたすらに丁寧に人間を描き「ドラマ」を構築している…そんな感じだ。原因と結果の因果性を、 “本気でアストロズのことを よくしようと思ってる君嶋” に絞り込んでいることが良いのだ。

より「ラグビーでなければ描けないこと」を増やせば面白くなる

しかし、改善して欲しい部分もある。それは、予定調和に見えてしまっている点だ。もちろん、どうしても一話の中で「原因と結果」を描くと、先が見えてしまうのはしょうがない。見え過ぎてしまうのも、連ドラと一話完結のいいとこどりをし、ここまで成功しているから、間違ってはいない。

でも、ここが好みが分かれる分岐点のような気がする。その改善策を私なりに考えてみた。本作で描かれているのは「ラグビー部の再建」の話だ。しかし、今の日本に於いては、ほぼ全てのスポーツが存続の危機や低迷に苦しんでいる。

だから、原作の縛りもあるし、俳優が演じる上で難しいかもしれないが、「本作でしか描けないこと=ラグビーらしさ」をもっと全編に散りばめられないかって。ボールとユニフォームや練習シーン以外にも、もっと「ラグビーでなければ描けないこと」を増やしたら、もっと楽しくなると思う。

あとがき

第1話の感想のあとがきに、「演出家の “煽り演出” や “大袈裟な演出” がこれ以上首をもたげたら、一気に既視感は倍増すると思います」と書きました。そして第3話で演出家が交代しましたが、煽りや大袈裟な演出は減り続けています。従って、最近の『日曜劇場』の既視感が薄まって、良いドラマになっていると思います。

真面目に作り込まれているドラマと言う印象には、大泉洋さんの存在感も大きく影響しているとは思います。このまま進んで行って欲しいです。

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【これまでの感想】
第1話 第2話

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