なつぞら (第90回・2019/7/13) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』の 『第90回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


仕事のことで落ち込み、風車で飲んだくれていた雪次郎(山田裕貴)の元に、突然夕見子(福地桃子)が現れた。北海道で大学に通っているはずだ、と驚くなつ(広瀬すず)や雪次郎達。上京の理由を訪ねるが、夕見子は質問をはぐらかしたまま、行き先も告げずに去ってしまう。一方東洋動画では、なつの携わる短編映画の絵コンテがようやく完成するが、下山(川島明)は、仲(井浦新)や井戸原(小手伸也)に思わぬ指摘をされて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

三連休の初日の土曜に、脇役を2人も登場させるセンスの悪さ

ついに、本作もアバンタイトルから「短編映画作り」を描くのかと思いきや、そんな希望は 1分も満たずに裏切られ、主人公の兄と友人とは言え、明らかに脇役 2名による本来描くべき「短編映画作り」とは全く別の無駄話が始まった。と思ったら、更に主人公が世話になった柴田家の長女とは言え、これまた明らかに脇役 1名が加わった。

幾ら主人公の好感度が低く、それを演じる中の人まで評価が下がっているからと、主人公のなつ(広瀬すず)が中心となって描かれるべき「短編映画作り」を一時停止させて、雪次郎(山田裕貴)と夕見子(福地桃子)のエピソードを、それも三連休初日の土曜日のアバンに持って来るセンスの悪さ。

今朝、「短編映画作り」に期待している視聴者のどれだけの人たちが失笑し落胆しただろうか。

次の麻子の台詞には呆然としてしまった!

倍速再生でも長くて欠伸(あくび)が出そうな無駄話が終わり、演出家が「短編映画作り」の一時停止のボタンを解除したのが、15分間のほぼ半分の 7分50秒。もう、呆れてものが言えないレベルだ。

そして、前回で年下のなつから「ビジネスハラスメント」的な、要はイジメを受けた麻子(貫地谷しほり)が懲りずに “なつアゲ” を始めた。麻子と言う先輩は、どれだけ打たれ強く、且つ “なつアゲ” をしたらイジメが終わると思っているのか。何れにしても、次の麻子の台詞には呆然としてしまった。

麻子「あなたの周りには いろんな人がいるのね」
なつ「はい… 本当に いろいろいます」

ついに脚本家自身が「本作はご都合主義なドラマです」と宣言!

普通なら、さらりと通過するような台詞だが、私はここで麻子にこの台詞を言わせたのは大失敗だと思う。だって、これを麻子が言って、なつが認めてしまったら、脚本家自身が「本作はご都合主義なドラマです」と宣言したのと同じことだから。

面倒だから古い話まで蒸し返さないが、この短編映画作りが始めってからだけでも、連休中に考えろと言われた宿題を、僅か一晩の何気ない夕見子との会話(正確に言えば、一方的な夕見子のアイデアをなつは聞いていただけ)の『ヘンゼルとグレーテル』を原案に使うことだけでなく、改変のアイデアまで丸パクり。

「人の心に流されながら、人生を見いだしていく」に見えない!

そして、今回では意味不明な展開だった、なつが吹雪の中で出会った彫刻家・阿川弥市郎(中原丈雄)の言葉を…。こんなご都合主義ばかりで物語を構築するから、いつまで経ってもなつは “ おんぶに抱っこ” で、全く “なつの才能” に見えないのだ。

だから、放送開始から3か月半も経過しているのに、公式サイトで脚本が大々的に言っている「人の心に流されながら、人生を見いだしていくヒロイン」(引用先リンク)には見えないのだ。

若手は決起集会で飲酒とダンスで、先輩らは会議…これが昭和?

で、強引でご都合主義丸出しの流れで、「なつたちの足並みも ようやく そろったようです」とナレーションが言うのだから、そうなっちゃった。そして、退勤時間後の夜、なつを先頭に坂場(中川大志)たち数名が、おでん屋「風車」にやって来た。

昭和30年代初頭のアニメ業界で働く、それもペーペーの若者たちが決起集会するような経済力があったのか知らないが、ここは短編映画作りで突っ走って欲しかった。それこそ、「残業ゼロ」の令和時代でないのだから、夜遅くまで作業するような、なつたちを見せて欲しかった。

なのに、あろうことか夜に残業をしているのが、ペーペーの下っ端でなく、なつたちのまとめ役の下山(川島明)と、仲(井浦新)と井戸原(小手伸也)ら大先輩と言うから呆れてしまう。おまけに、前段で夕見子が学生運動だ…云々のくだりまであったのに。終盤のダンスなどについては感想を書く気にもならない愚作の 15分間だった。

あとがき

妹・千遥を捨て、妹の手紙とイラストのことなどなど一切無かったように振舞う “人でなし” のヒロインに、次週は「恋の季節」がやって来るそうです。そして、イジメを受けていた麻子も退場。疫病神のヒロインから次々と男が逃げて行った『半分、青い。』の鈴愛へのオマージュでしょうかね。

麻子、本当はものづくりに「一家言」ある貴重な登場人物だったけに、退場させるのが分かっているなら、もっと丁寧に描いて、なつと麻子の対峙構造を描いて、なつが他力本願で成功しているのに気付かず自慢するヒロインに見えないようにするべきだったと思います。

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【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』
61 62 63 64 65 66
第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』
67 68 69 70 71 72
第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』
73 74 75 76 77 78
第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』
79 80 81 82 83 84
第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』
85 86 87 88 89

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連続テレビ小説『なつぞら』第90回

内容なつ(広瀬すず)の短編映画作りが佳境に入る中、咲太郎(岡田将生)が、飲んだくれた雪次郎(山田裕貴)を“風車”に連れ帰ってくるのだった。そこに、なぜか、夕見子(福地桃子)が現れる。一方、短編映画は、絵コンテが完成。敬称略いきなり、“どうでもいい話”から始まる今作。。。。。脇役の話。。。それも、ふたり。。。。(失笑)もう、ほんと、何を考えてるんだか。短編映画をやれよ。短編映画を。

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