なつぞら (第87回・2019/7/10) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』の 『第87回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


なつ(広瀬すず)が初めて原画を務める短編映画の制作が始まった。脚本家をたてない坂場(中川大志)のやり方に、麻子(貫地谷しほり)は難色を示しながらも、下山(川島明)を中心になつや麻子、新人の動画マンが集まり、ストーリーの検討会が行われる。互いに意見を言い合いながら物語が少しずつできあがっていく中、今まで口を閉ざしていた新人動画マンの神地(染谷将太)が、突如遠慮なく意見をぶつけてきて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

いつまで経っても、この短編映画の規模が見えて来ない

ここなんだよね。本作に数あるダメな部分の一つを、また下手くそなアバンタイトルで見せちゃった。

そもそも、前回の内容を見て、どの位の人数の視聴者が、坂場(中川大志)がなつ(広瀬すず)の提案に対して「これは 君が作るべき作品です。そのために 僕が必ず この企画を通します」となったのか理解できただろうか? そんな疑問が浮かんでいる状態で、このナレーションだから頭が痛くなる。

N「そして その企画は無事に通り
  なつが初めて原画を務める短編映画の製作が始まりました」

せめて、せめて、せめて、1カットは入れて欲しかった。誰がこの企画にゴーサインを出したのか位は。だって、まだ演出見習いの坂場だから「僕が企画を通す」と言った訳で、坂場の上司の誰かがゴーサインを出したはず。

で、その人が、この短編映画の総責任者か製作総指揮(エグゼクティブプロデューサー)なのだから、そこを見せないと、先日書いた通り、いつまで経っても、この短編映画の規模が見えて来ない。本気でアニメーション制作の過程を描くつもりがあるのか信じ難い。

まさか、脚本家は「制作」と「製作」を混同してないよね!?

で、一つお断りを。先日、坂場は「製作課」所属と書いたが、今回の自己紹介で「演出部」と言うことが分かった。要は、東洋動画社の組織図は「製作課」の中に「演出部」あるってこと。なのに、映画監督の露木(木下ほうか)は「第一制作課」の所属。もしかして、本作って「制作」と「製作」を混同してる可能性がある。まあ、多くの人にはどうでも良いことだが…

"なつアゲ" に見えずに、なつの存在感を表現で来たのに…

そして、主題歌明けも、前回であれだけ坂場と麻子(貫地谷しほり)が脚本家と立てる立てないの意味不明の言い合いで、なつのいない一週間を過ごしたばかりなのに、ナレーションで坂場の「脚本家を立てない」が通っちゃった。

これね、アバンタイトルで少しだけ描かれた、新人アニメーターの神地(染谷将太)が初登場した会議のシーンで坂場が言った台詞、「アニメーターが物語を創る」的な話をして、それに麻子が賛同するようにしたら良かったと思う。

そうすれば、例え なつの提案が夕見子の案をコピペしたズルい提案だとしても、ヒロインのお陰でアニメーション制作が一歩前進したと、“なつアゲ” に見えずに、なつの存在感を表現で来たのに。まっ、脚本家が思いつかないならしょうがない…

「なつのいない一週間」に、仲と麻子のシーンを入れるべきだった

久し振りに登場した仲(井浦新)と麻子の喫茶店のシーンにも文句がある。これ、話が行ったり来たりした印象が無いだろうか? 私の感覚だから全員がそう思うとは思わないが、例の「なつのいない一週間」の中でやるべきだったと思う。

と言うか、坂場と麻子が対立していたのだから、麻子が尊敬する先輩の仲に相談するのが、超自然な流れでしょ。それを決まったあとに相談すると言うてのは、麻子が仲に愚痴っているだけになってしまう。

麻子のアニメに賭ける情熱は、一応これまで何度か “怒り” で描かれて来たのだから、ここも仲に “怒り” をぶつけて、仲の「アニメの原点」の話に納得するのが良かったと思う。

ただ、「なつのいない一週間」の何処へこの喫茶店の会話劇を入れるか? と考えると難しい。でも、それこそナレーションで「なつが 夕見子から『ヘンゼルとグレーテル』となつの共通点を聞いている その頃 東洋動画では麻子と坂場が対立していた…」とやって、インサートするだけで良かった。まっ、演出家も思いつかないならしょうがない…

会議中の「すごい!」や「面白い!」が全く伝わって来ない!

さあ、問題のシーンが 5分過ぎから始まった。そうストーリーを考える会議らしき集いのシーンだ。分かる。なつが描いて来た色付きの 4枚の絵から、グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』をベースに、原作の「起承転結」の「転」以降を、東洋動画のオリジナルストーリーにしようと話し合っていることは。

話し合っていることは分かるが、なつや神地が「面白い」と言うのが、全く伝わって来ない。その理由は、ただ登場人物が単語を並べて喋っているだけにしか見えないから。下手したら内容を理解せずに台詞を言っている出演者もいるかも知れない。その位に「すごい!」「面白い」が伝わって来ない。

特に、なつから "ワクワク感" が全く伝わらない!

特に、ダメなのがなつ。まるで、前日までに100回位練習して来た新入社員のプレゼンみたいに、全く心が籠っていない。懸命に言わなきゃいけないアジェンダと順番に言っているだけ。伝えよう意思は無く、ただの自分本位、自己満足、独善的なだけ。

だから、神地が次々と新たな案を出して来ても、今週のサブタイトル『なつよ、ワクワクが止まらない』にもある “ワクワク感” が伝わらず、単なる予定調和の話し合い、結論が決まっている会議を、単純に単語とイラストを並べているだけで表現したように見えちゃった。まっ、脚本家も演出家も気付かないないならしょうがない…

あとがき

だ・か・ら。この短編映画の上映尺は何分で、どのような形態や会場や配給方法で上映されるのか見せてよ。それが無いから、麻子が「これは短編なのよ。そんなに 話 複雑にしてどうすんの!」と折角 “怒り” で表現したのに、「そんなに」の規模が分からないから、テレビの外がまた置いてけぼりになりましたね。

それに、いつの間にか、なつがプロデューサーになっちゃっていますね。まっ、もうどうでも良いです。とにかく、今の私は、金曜日公開予定の『トイ・ストーリー4』に向けて “ワクワク感” が半端ないので、どうぞ本作は今週の残り 3日間できちんと “ワクワク感” を描いて下さい。『なつぞら』に “ワクワク感” はゼロなのでサブタイトルを嘘にだけしないで下さいな…

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【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』
61 62 63 64 65 66
第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』
67 68 69 70 71 72
第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』
73 74 75 76 77 78
第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』
79 80 81 82 83 84
第15週『なつよ、ワクワクが止まらない』
85 86

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【なつぞら】第87回(第15週水曜日) 感想

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