なつぞら (第82回・2019/7/4) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』の 『第82回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


柴田家にきている妹の千遥に会うため、急いで十勝に向かったなつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)。早朝、帯広に着いたふたりは雪月に立ち寄り、雪之助(安田顕)の運転する小型トラックで柴田家に到着。なつの到着を待ちわびていた富士子(松嶋菜々子)をはじめ、懐かしい面々との久々の再会を喜ぶなつ。あとは千遥との再会を待つばかりのなつに対し、泰樹は思わぬことを口にする…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

なつと咲太郎が「雪月」に寄り道した理由を描くべきなのに…

何? 前回で「お願いだから そこで待ってて。今すぐ行くから…」と言ったのに、新宿から十勝の柴田家に直行せずに、帯広にある菓子屋「雪月」へ寄り道するの? と書いた。そして、今回のアバンタイトルで、早朝らしき時間帯で、何故か店内でベレー帽を被って、なつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)を待っていた雪之助(安田顕)が登場。

どうやら、柴田家の誰か(これも、現場で演出家が「剛男」と言った方が具体的で緊張感があるのに、やらないのが本作)から、恐らく「千遥(清原果耶)が今柴田家にいること」と「〇日の早朝に雪月に立ち寄る」と電話があったようだ。

とにかく、(多分)多くの視聴者が「謎の寄り道」に疑問を抱くのは、プロの脚本家なら予想されるはずだから、ここはきちんと説明をすべきなのに、会話の内容がほぼ全部曖昧な表現で始まった。

雪之助がベレー帽を被リ待つ違和感に、演出家は気付かないか?

ベレー帽も、きっと演出家の采配で「急いでいる」を表現したつもりなのだ。しかし、私にとっての正解は、なつの「すぐ行きたい」のあとの、雪之助が「よし分かった」と言った瞬間にショーケースの上に置いておいたか、ズボンの後ろポケットに入れてあったベレー帽を勢いよく被る。

でもね、本当の大正解は、三人が軽トラに乗り込むシーンを作って、そこでエンジンをかける直前にベレー帽を被って「行くぞ! 二人とも、しっかり捕まってろ!」で、走り出す…なのだが。もちろん、とんびの「ピーヒョロヒョロ」の効果音も要らない。だって、兄妹と北海道旅行に来ているんじゃないのだから。

それこそ経費は掛かるが「朝ドラ100作目」なのだし、「大雨」でも降らして、この先の展開に暗雲を絶ちこませる位が妥当だと思う。やはり、今週の演出担当の渡辺哲也氏はアバン作成が下手だ。

なつと富士子が再会したシーンを、今日が初見の人はどう見る?

主題歌明けは、既に運転して来た雪之助もおらず、軽トラから降りて走る兄妹のカットも無くて、「雪月」に向かう時は小走りだったなつも、柴田家では普通に歩いて普通に富士子(松嶋菜々子)と再会。今日が初見の人が、このシーンを見て、13年も “たった一人” で行方不明だった妹に会いに来た兄妹に見えるだろうか。

咲太郎への脚本家と演出家の愛情や愛着の無さが、ウザイキャラへ

その後も、普通に柴田家の家族と再会。もう、今回が見る価値のない内容であるのは薄々分かったが、次の咲太郎の台詞↓で確定した。

 なつ「ただいま。じいちゃん… 悠吉さん 菊介さん…」
咲太郎「どうも 咲太郎です」
 泰樹「よう来たな」

あのさぁ(表現が馴れ馴れしくても申し訳ございません)。確かに、これまで、いろいろな人に会っているし、会話の中にも登場した。

でも、ここで咲太郎が柴田家の家長である泰樹に言うべきは、自己紹介でなく、これまでの「なつを幸せに育ててくれたこと」、「千遥が数日間世話になったこと」、そして「急に兄妹揃って北海道に来たことに、雪之助らにも気を遣ってくれたこと」などへの感謝の意では無いのか!

「なつと千遥の兄の咲太郎です。妹二人が大変お世話になり、ありがとうございます」じゃないの! 脚本家が脚本に書いてなくても、撮影現場で演出家が加えるべき。そう言う咲太郎と言う登場人物への脚本家と演出家の愛情や愛着の無さが、そのまま視聴者に伝わって、咲太郎が画面に出るとウザいだけ…って、なるの。分からないのかなぁ。

咲太郎は、"千遥が帰る場所" を咲太郎が知っているの?

結局、3分頃に千遥が柴田家から居なくなったことが分かる。その時の咲太郎の台詞も、何となく解せない。

咲太郎「千遥は 皆さんに黙って 帰ったということですか?

う~ん。ここは「皆さんに黙って 出て行ったということですか?」では無いのだろうか。だって、千遥が何処から来たのかも、何故来たのかも良く分からないのだから、だから、わざわざ新宿から十勝に飛んで来たんだから。この咲太郎の台詞では、千遥が帰る場所を咲太郎が知っているように “聞こえた”。

そう、先日も書いたが、そう聞こえちゃうのだ。私が千遥の帰る場所を “聞き逃した” としたなら、やはりもっとしっかりと描くべきと思う。

何故、信哉を "あとから合流する展開" にしたのか?

5分過ぎには、千遥抜きの朝食シーン。当然、雪之助はいなかった。まあ、仕事と店があるからとんぼ返りしたと好意的解釈をしておくが、この場に、いやそれ以前の時間帯に信哉(工藤阿須加)がいないのが不思議だ。帯広支局に異動になったのだから、「雪月」でなつたちと合流して柴田家に直行…が普通でないのかな?

それなのに、千遥の回想シーンが入って、会話が一段落した 7分過ぎに信哉が「ごめんくださ~い」と、まるで、ふらりと立ち寄った感じで登場した。

なつと咲太郎の "幼馴染" の信哉への気持ちは、この程度か?

ここで再確認しておくが、信哉はなつの幼馴染で、咲太郎とは同い年で、千遥の消息捜しに協力した所謂 “いい人” だ。剛男(藤木直人)が「信哉君だ」と驚いていたから、信哉が柴田家を訪れるのを柴田家の連中は知らなかった可能性がある。いや、なつも「信さん?」と驚いていた。

もう辻褄合わせは面倒だから省略するが、これ、「雪月での寄り道」をやりさえしなかれば良かったのだ。それを “大人の事情” で北海道向けに安田顕さんを登場させたことで、なつと咲太郎の “幼馴染” としての信哉への “仲間意識” や “感謝” が、ただの “パシリ” 程度だと言うことが、透けて見えちゃった。

雪之助の軽トラと信哉の車が、ドラマチックに同時に到着していたら

まあ、千遥探しを丸投げした時に既に “パシリ” だったのだが。やはり、ここは信哉がスーツで来るなら放送局の車を飛ばして、なつと咲太郎は雪之助の軽トラを飛ばして、如何にも示し合わせたようなドラマチックな時間軸で、柴田家の前に到着するべきだったと思う。でないと、「信哉は仕事をしているの?」ってことにもなるし。

それをしないから、余計に、なつと咲太郎が、千遥にとって、 “人でなしの兄姉” に映ってしまったと思う。その上、悪気はなく千遥の写真を撮っただけの信哉を、兄姉揃って罵倒する場面まで盛り込むとは、言語道断と言いたい…

あとがき

もう、十勝の牧場に帰るって言うのに、いつもの「出勤ド派手コーデ」に「空色のパンプス」を履いている時点で、なつと言う主人公の人間性が見えちゃってますが。結局、数日間、短編映画の「た」の字も、なつの頭には無かったことになりました。

だから先日も書いたのです。短編映画の原画担当に抜擢された話と、行方不明の千遥と再会する話は、同時進行させるなと。それを無理矢理にやるから、結果的に「夢も仕事も千遥のことも中途半端にしか考えていないなつ」にしか見えないのです。

これ、残り三か月を切りましたが、ここまで主人公にまともな意思や感情が無いように描かれると、本当に朝ドラ100作目にして最悪の事態になるかも知れませんね。

そして「清原果耶劇場」が終わった途端に、また、泰樹じいしゃんとなつのイチャイチャが始まるんですね。ホント、この数日間、清原果耶さんが出演していた『なつぞら』と同じ作品には見えませんでした…

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【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』
61 62 63 64 65 66
第12週『なつよ、千遥のためにつくれ』
67 68 69 70 71 72
第13週『なつよ、“雪月”が大ピンチ』
73 74 75 76 77 78
第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』
79 80 81

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内容急ぎ、十勝へとやって来たなつ(広瀬すず)咲太郎(岡田将生)だがすでに千遥(清原果耶)の姿はなく。。。敬称略なんだろうなぁ。。。清原果耶さんが登場しなくなった瞬間。今作。。。。もの凄くチープに。。。(苦笑)

【なつぞら】第82回(第14週木曜日) 感想

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