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ゲゲゲの女房:再放送 (第24,25回) 感想

ゲゲゲの女房:再放送

NHK総合・連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』公式
第4週『さよなら故郷(ふるさと)』の 『第24回』と、 第5週『花と自転車』の 『第25回』の感想。


 私は本作を初見なので、ネタバレ等のコメントは無視します。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


【第24回】
茂(向井理)が布美枝(松下奈緒)を招き入れたのは、おんぼろの一軒家だった。以前に見た写真から、瀟洒(しょうしゃ)な家を想像していた布美枝だったが、実際の家は予想とはかけ離れたものだった。しかも、茂は仕事部屋に閉じこもってしまい、茂の兄の雄一(大倉孝二)がやってきたり、集金人が押しかけてきたりと、布美枝は戸惑うことばかりで…。

【第25回】
布美枝(松下奈緒)と茂(向井理)の調布での新婚生活が始まった。茂の暮らしは驚くほど貧しいものだった。商店街に出かけた布美枝は、買い物客のテンポの早さにめんくらい、いきなり引ったくりにあってしまう。犯人の原田(中本賢)を追いかけて、捕まえてくれた貸本屋の女主人・田中美智子(松坂慶子)との出会いが、布美枝の心に残る。
---上記のあらすじは[NHK番組表]より引用---

【第24回】

朝ドラのセットにしては"おんぼろ一軒家"で美術さんが頑張った

本放送時は、2010年4月24日(土)で、放送開始から丁度 1か月(4週分)が経過したことになる第24回。いやぁ、昨日の 2回分が少々淡々とした展開だったため心配したが、新居のあまりの “おんぼろ一軒家” っぷりに驚きつつ、美術さんの “汚し” の苦労がヒシヒシと伝わって来た。

やはり、漫画家水木しげるの妻・武良布枝著『ゲゲゲの女房』(自伝)を原案としたなら、長く続いた窮乏生活を如何に映像化し、決して汚く、暗く見せずにするのが実写化の大切な要素だと思っていた。しかし、NHKのドラマの、特に朝ドラの美術セットは様々な事情によって、ハッキリ言ってしょぼい。

そんな中で、この“おんぼろ一軒家” っぷりは、相当頑張ったと思う。例える相手が良くないが、放送中の『なつぞら』の東洋動画社の中庭なんて、最近の朝ドラでは頑張った部類の『ひよっこ』での “すずふり亭” の裏庭の美術セットの爪の垢を煎じて飲ませてやりたい程に酷いのは言うまでもないか…

「土壇場で力を発揮」が押し出されてはいるが消極的な面も…

家がおんぼろだけで無かった。まともな生活必需品さえ揃っていなかった。そう言えば、気が付いてみると、布美枝(松下奈緒)は結婚を決意した頃から、「引っ込み思案で消極的」と言う特徴が薄まって(と言うか、ほぼ無くなって)、 「土壇場で力を発揮する」と言うキャラ設定がグイっと前面に押し出されるようになった。

披露宴での茂(向井理)の「おなら事件」の時も「酔っ払い事件」の時も、殆ど動じることは無かった。そして、今回でも、こんなこと↓を言った位だから、もはや「引っ込み思案で消極的」とは言い難い。

布美枝「比べたら いけん。
    ここから 自分で作っていけば いいんだけん」

まあ、結婚を機に心機一転したと脳内補完できなくもないが…。しかし、茂の兄の雄一(大倉孝二)が突然やって来た時の布美枝の態度は、ぎりぎり「引っ込み思案で消極的」に見えて良かった。

朝ドラのヒロインとしては "稀有な設定" を最後まで貫けたら凄い

さて、こうやって新居で新婚生活始まった第1日目の様子を見ると、意外にも布美枝と言うヒロインが、朝ドラのヒロインとしては稀有な設定であることにも、ふと気づいてしまった。まず、幼少期から「引っ込み思案で消極的」と言うのも、生活に苦労した経験も無ければ、実社会で働いた経験も無い。

得意なことがある訳でも無かったし、何か秀でた才能が発揮されたことも無かった。そんな無い無い尽くしのヒロインが、30歳直前で専業主婦になってから、初めて苦労すると言うのも珍しい。

まあ、原案からすれば、自然発生的なキャラ設定なのだが、やはり朝ドラのヒロインとしては珍しい。内気なお嬢様育ちとはまでは言えないが、この稀有なキャラを最後まで貫けたら凄いと思う。

本作の評価は「出しゃばらないヒロイン」の描き方次第か?

なぜなら、新婚生活の1日目から、夫の “本性” が明らかになって行き、本格的な苦労も、これから描かれるに違いない。だとすると、茂の “本性” や本格的な “苦労” を前面に押し出したら、どうしても物語も映像的にも暗くなってしまう。でも、布美枝の「土壇場で力を発揮する」を強調したら、サクセス・ストーリーとして面白くない。

更に、布美枝の存在感が薄まっては、ホームドラマとして楽しくない。もしかすると、「貧しくとも心豊かに生きる」と言う明るい側面と、茂が成功するまでの負の側面とのバランスが、とても難しいドラマになりそうだ。そして、そのバランスの鍵を握っているのが、やはり布美枝の描き方だと思う。

出しゃばれば、茂の影が薄まって、一体どこが『ゲゲゲの女房』なの? となるだろうし、後退させ過ぎたら、布美枝が夫を支えているように見えなくなってしまう。どうやら、この「出しゃばらないヒロイン」をどう扱うかで、本作の最終的な評価が決まるような気がした、第4週の最終日だった。



【第25回】

布美枝が1人で歩くカットへ大胆に木を入れ込んだのは良かった

さあ、月曜日だ。商店街へ買い物へ出かけるくだりで、野中の一本道のような所を布美枝(松下奈緒)が一人で歩くカットで、大胆にも布美枝の手前に太い幹の木を入れ込んだショットがあった。

布美枝の台詞には「畑ばっかり」と言っていたが、劇中の季節は1月末のはず。そこで、まず手前に大木を、奥にたくさんの枯れ枝を入れ込んで、季節感と孤独感と、明るい時間帯なのに人っ子一人いない、目印も無いも無い殺風景な環境を見せた。こう言う映像表現は良いと思う。

ネギの使い方に、ひと工夫が欲しかった…

突然始まった大根の特売、シジミの安売りに飛びつくオバチャンたちの勢いに負ける布美枝は “引っ込み思案で消極的” を表すのに良かったし、引ったくりの犯人の原田(中本賢)への対応は “ 土壇場で力を発揮する” に一役買った。

それにしても、八百屋で大根を買いそびれた布美枝の買い物袋にはネギらしきものが頭を出していたのに、その晩の食卓には、ネギ料理が無いな…と思ったら、大事なカバンを表現するためだったか。生活必需品も満足に無いのだし、ネギだけカバンってのも…。

もう少し新居での初ディナーは上手くやっても良かったか… まあ、翌朝の味噌汁の具にでも入っていれば良いのだが。

仕事する茂と驚く布美枝のバランスが良いと思う

全体的には、バランスが良い印象だ。基本的には貧困生活をベースに、襖で仕切られた仕事場に入り浸りの茂と、襖の外から茂を心配しつつ、結婚前の何不自由ない生活とのギャップに情けないながらも、踏ん張ろうとする布美枝を丁寧に描いている。

仕事する茂ばかりを描けばホームドラマにならないし、ドタバタする布美枝ばかりを描いたら夫を支える妻が描けない。でも、少しは騒動が無いと淡々としてしまう。今回は、そんな難しいバランスを何とか上手く乗り切った感じだ。

あとがき

魚屋の店先でシジミ貝を「小さい」と言ったのは、布美枝の実家のある島根県の宍道湖ではシジミ漁業が盛んで、関東のアサリ位に大きいのがあるからでしょうね。


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感想の本文で「ホームドラマにならない」と書きましたが、新居での新生活と言う現時点でも、ホームドラマとしては登場人物が少な過ぎます。

今回、引ったくりを演じた中本賢さんと、捕まえてくれた松坂慶子さん演じる二人の登場人物が、どうやら、この夫婦に絡んで来るのかな。まあ、役どころを見ると、松坂慶子さんの家族が、調布での新生活に関わる重要人物になるんでしょうね。

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【これまでの感想】

第1週『ふるさとは安来』
1 2 3 4 5 6
第2週『ご縁の糸』
7 8 9 10 11 12
第3週『たった五日で花嫁に』
13 14 15 16 17 18
第4週『さよなら故郷(ふるさと)』
19 20 21 22 23

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