ゲゲゲの女房:再放送 (第11,12回) 感想

ゲゲゲの女房:再放送

NHK総合・連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』公式
第2週『ご縁の糸』の『第11,12回』の感想。


 私は本作を初見なので、ネタバレ等のコメントは無視します。
 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


【第11回】
大勢の客を前にしてのラーメンの販売の仕事に、引っ込み思案の布美枝(松下奈緒)は、緊張のあまり手もとがおぼつかず、大失敗。良縁に恵まれず仕事もつとまらない自分に落ち込む。そんな折、飯田家が洗濯機と冷蔵庫を購入。家事手伝いの必要性も低くなり、布美枝はいっそう悲しい気持ちになる。ある日、源兵衛(大杉漣)が新しい見合いの話をもってくる。相手は村井茂という名の東京在住の片腕の貸本漫画家だった。

【第12回】
布美枝(松下奈緒)が村井茂と見合いをしてみようかと思い始めていたとき、仲人の谷岡(小林隆)が飯田家を訪れる。布美枝の背の高さが相手に悪印象を与えないようにと考えた源兵衛(大杉漣)は、布美枝の身長が谷岡にわからないよう細心の注意を図るが、結局は失敗に…。茂が布美枝より年上であることや、漫画家という仕事、東京住まいになることなど心配な要素はありながらも、源兵衛は見合い話を積極的に推し進める。
---上記のあらすじは[NHK番組表]より引用---

【第11回】

序盤では、布美枝の切羽詰まった感じが自然に表現されて…

布美枝(松下奈緒)が、インスタントラーメンの実演販売の手伝いに大失敗した挙句に、先に嫁いでいる次姉・ユキエ(星野真里)の夫が洗濯機と冷蔵庫を購入し、家事手伝いのお役目の必要性が下がって凹んでいるところへ、父・源兵衛(大杉漣)が新しい見合いの話を持って来る…なんて展開は、布美枝の切羽詰まった感じが自然に表現されておりで悪くない。

ラーメンのくだりは前回の感想に書いた通り、実家の手伝いが引っ込み思案がもとで失敗する程度の方が、本作らしいとは思うが。

「感じのええ人」が、引っ込み思案で消極的な布美枝にピッタリ

そして、見合い相手は「村井茂(向井理)」と言う東京在住の片腕の貸本漫画家で、布美枝の茂への第一印象が「感じのええ人だね」なんて言うのも、ボソッと喋る演技も、引っ込み思案に見えて良い。更に、活発で好奇心旺盛でハッキリした物言いのユキエとの対比で、より引っ込み思案に見える。

特に良いのが「感じのええ人」だ。良く考えると写真一枚で何が分かる訳でも無いのに、「素敵な人」と茂のためと言うよりも布美枝本人のため持ち上げる訳でも無く、「良く分からない人」と曖昧にもしない。

それが、引っ込み思案で消極的な布美枝にピッタリだし、ドラマとしても要は「掴みどころがない人だが悪い人出は無さそう…」と今後の展開に期待を持たせる。この辺のヒロインのパートナーの登場のさせ方の巧みな描写の仕掛けは、『あさが来た』に通じると思う。

「会ってみたら何か変わるかもしれん」には、チャレンジ精神も

終盤で、友人のチヨ子(平岩紙)と布美枝のやり取りがある。その中で、チヨ子は、いつものテキパキとした物言いで、布美枝の見合い相手の茂へのマイナス評価を立て板に水の如く喋る。そんな評価に対して、布美枝はこんなこと↓を言った。

布美枝「私ね 一歩 踏み出せるって思ったけん。このお見合いで。
    ええ ご縁かどうかは分からんけど
    会ってみたら何か変わるかもしれん」

第6回の感想で、「引っ込み思案で消極的」と言う布美枝の特徴に加えて、今後「土壇場で力を発揮する」と言うキャラ設定に繋がって行くと、布美枝のヒロインとしての人間性が深まって良い…と書いた。

この台詞には、「引っ込み思案で消極的」な布美枝の割に、チャレンジ精神を感じる要素が含まれている。その上、これから先のドラマの展開への変化も匂わせている。

あと少し松下奈緒さんがゆっくり喋り、演出で"間"を作れば

この一石二鳥の台詞が登場するのが、本放送時は2010年4月9日の金曜日。そして、ラストで校内放送で自宅から急に呼ばれる展開。土曜日が観たくなるように、きちんと計算されている。この位の脚本なら、かなり期待出来そうだ。

また、敢えて期待する上で言いたいのは、あと少しだけ松下奈緒さんがゆっくりと喋り、演技と演出で “間” を作ったら、結構面白い作品になりそう…ってこと。



【第12回】

主題歌とアバンが、12回中で最も合っていた!

アバンタイトルから、大杉漣さんのコミカルな芝居に惹かれ、僅か 1分程度のアバンでも、この土曜日の締め括りは楽しそうな雰囲気で始まった、第2週の最終日。これまで仕事上で何百回も “いきものがかり” の『ありがとう』は聞いてはいるが、今週のサブタイトル『ご縁の糸』とアバンに、主題歌がこれまでで最も合っていたと思う。

"我が家のお荷物"な娘と、早く嫁がせたい父の葛藤がコミカルに!

突然、仲人の谷岡(小林隆)が飯田家を訪れることになったために、源兵衛は布美枝の身長が谷岡にわからないよう細心の注意を図るが…

谷岡「5尺2寸ですか…? もっと 大きく見えますな」

これは面白い。トイレの前で三人が鉢合わせて、5尺2寸(157.56cm)と源兵衛が5cmサバを読んでいたとは! てっきり見合いは大失敗だと思っていた源兵衛のもとへ、仲人から “茂側が乗り気だ” との朗報が届く。

ミヤコの妹で、布美枝の叔母・輝子(有森也実)も乗り込んで来て、この見合いを破談にさせるべきと言うが、源兵衛は頑固に首を縦に振らない。

年頃過ぎて嫁に行き遅れているのを自覚している布美枝の “飯田家のお荷物” 的な気持ちと、大事な娘を何とか嫁がせない気持ちが焦り過ぎて、つい口走ってしまった父・源兵衛の気持ちが、実に丁寧に描かれた。

屋外ロケで父に促され"変わろうとする娘の強さ"を丁寧に描写

また、源兵衛が布美枝に言い訳しにやって来るのが、屋内セットでなく、川辺の屋外ロケと言うのが良い。

回想シーンとの馴染みが良いは当然だが、天井の無い舞台で、最初は父と娘が座って本音を語り合うことで親子愛を描き、「見合い相手に会ってみたい」と言い出した源兵衛が立ち上がって前に出ると、布美枝が画面に小さく映り、更に父の大きな愛を描写。そして、「私も会ってみたくなった」と言う布美枝が立ち上がるのはアップ。

更に父と娘の気持ちを源兵衛と富貴恵のアップの切り替えしで描いて単調になるのを防ぐために、ラストはドカ~ンとロングショットで川辺の二人を小さく映して、まるで今回の見合いは、川の流れに身を任せよう…みたいな雰囲気でなく、父の優しさだけでなく、そんな父の気持ちに背中を押された娘が “変わろうとしている強さ” を描いた。中々見事な描写だった。

あとがき

この第11回と第12回の組合せは、とても良かったです。第11回で笑わせて、第12回でホロっとさせる。ちょっと感動的な展開でした。そして、土曜日の最後の最後に、茂の両親をチラッと描いて、いよいよドラマが本格的に動き出すのも描きました。第2週で、ここまで飯田家のキャラクターを丁寧に描写するのには、交換が持てますね。

そして、こんな感じで進んで行くなら、第3週の予告編を含めて、まだ暫く楽しめそうです。なお、今週から平日も少し忙しくなるので、『ゲゲゲの女房』の感想は毎日投稿とは行かないかも…(謝)

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【これまでの感想】

第1週『ふるさとは安来』
1 2 3 4 5 6
第2週『ご縁の糸』
7 8 9 10 

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