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インハンド(第11話/最終回・2019/6/21) 感想

2019/6/22 20:59 文字修正
インハンド

TBS・金曜ドラマ『インハンド』公式
第11話/最終回『絶体絶命から奇跡の大逆転!!未来は僕たちの手の中に』の感想。
なお、原作の漫画、朱戸アオの「インハンド プロローグ1 ネメシスの杖」「インハンド プロローグ2 ガニュメデスの杯、他」「インハンド(1)」、連載中の「講談社 イブニング 2019年10号[2019/4/23発売]第11話:キマイラの血(8)」まで既読



 福山(時任三郎)の息子・新太(磯村勇斗)の行方がつかめない中、紐倉(山下智久)は福山が抱える大きな問題を知り、がくぜんとする。相羽村で確認されたウイルスは危険かつ感染力も強く、高家(濱田岳)は有効な治療法もないまま懸命に患者と向き合っていた。
 だが、高家の友人・棚橋や美園(石橋杏奈)もこの騒動に巻き込まれてしまう。村外ではウイルス対策本部が設置され、牧野(菜々緒)らは紐倉と連携して感染拡大の勢いを抑えるキットを考案。一方で、牧野らは厚労省に情報を流していたスパイを特定する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:朱戸アオ「インハンド」(講談社「イブニング」連載中)
脚本:吉田康弘(過去作/映画「黄金を抱いて翔べ」、コウノドリ[2]) 第1,2,3,5,10,最終
   田辺茂範(過去作/参道高校合唱部!、レンタルの恋、トクサツガガガ) 第6,8
   福田哲平(過去作/) 第4,7,9
演出:平野俊一(過去作/ブラック・マンディ、S最後の警官、カンナさーん) 第1,2,5,7,10,最終
   岡本伸吾(過去作/隠蔽捜査、TAKEFIVE、大恋愛) 第3,6,9,10
   青山貴洋(過去作/オーマイジャンプ!#3、ブラックペアン#7、グッドワイフ#8) 第4,8,10
音楽:得田真裕(過去作/家売るオンナシリーズ、アンナチュラル)
主題歌:山下智久「CHANGE」(SME Records)

緊張感や緊迫感や絶望感が、希望と未来に変わる様が丁寧に

個人的には、最終回放送の少し前の『Mステ』での山下智久さんの主題歌の熱唱を見て、テンション上げ目で臨んだドラマ『インハンド』の最終回。

空気感染もする新型エボラ・ウイルスなのに、防護服も着用せず動物が死んでいる森に入り調査したり、感染者のいるテントの近くでタイムカプセルを開けたり、花に水をやったり、専用の施設が必要なレベル4のウイルス実験を小屋でやったりと、感染の素人としてはハテナマークな部分はあったものの…

とにかく全編に漂う緊張感や緊迫感や絶望感が、次第に希望と未来に変わっていく様子が、フィクションのドラマだらこその描写力で、丁寧に描かれて良かった。

物語は、様々な人間関係を複雑に描きながら進んで行く…

さて、物語は紐倉(山下智久)の助手・高家(濱田岳)の感染、高家の友人・棚橋(平岡祐太)と美園(石橋杏奈)との恋愛、内閣官房サイエンス・メディカル対策室の一員・御子柴(藤森慎吾)と高家の母・良子(宮崎美子)の意外な活躍、牧野(菜々緒)の行動力…

そして紐倉の天才っぷりと人間としての変化などを複雑に絡めて、じわじわと感染が拡大するように、ドラマも段階を追って進んで行く。

科学者として暴走する新太に告げる 紐倉の台詞が良かった!

序盤の15分頃、福山(時任三郎)の息子・新太(磯村勇斗)に対して、紐倉と高家の正義感が爆発するシーンは見応えがあった。特に、科学者として暴走し続ける新太が紐倉にすがるように押さえた手を、紐倉が義手の右手でゆっくりと身体から話して、静かに、そしてガツンと言う、この台詞↓が良かった。

新太「あなたなら分かってくれますよね。
   紐倉さん あなただって言ってたじゃないですか
   100年後 200年後を見ろって
   たった1000人の犠牲で将来的に数十万 数百万という人間の命が
   助かるかもしれないんだ
   僕達の行動は科学者として間違ってない そうですよね?」
紐倉「間違ってるよ 大間違いだ」
新太「どうして?」
紐倉「今日が無事に終わらなければ 明日は来ない
   明日が来なきゃ 明後日もない
   100年後っていうのはな
   そういった かけがえのない毎日の
   積み重ねでやってくるんだ
   目の前の命を犠牲にするやつに 未来は救えない」

敢えて、新太を直視せず、遥か未来を見つめて熱く語るような紐倉の表情を演じた山下智久さんが印象的なシーンだ。そして、父からの伝言を後ろ向きで新たに伝える演出と、磯村勇斗さんの泣き崩れる芝居も心を打った…

高家と紐倉が協働したカイザー術のシーンが超感動的だった

紐倉の提案で、20年後の自分に宛てたタイムカプセルをやることで感染に対しては先が見えない相羽村に、僅かな光が見え始めたと思ったら…

妊婦の美園が産気付く。牧野の「あなたは博士と同じくらい すごい人間なんだよ」と、紐倉の「天才が助手を務めるんだ 何も心配ないだろ」の言葉に、高家の心が動いて産科医・西の遠隔指導によるカイザー(帝王切開)術が始まる。

私の隣りで一緒に観ていたベテラン助産師の妻が「背中をポンポンと叩かないと、あんなにすぐには赤ちゃんは泣かないよ」と言いつつ、自分が泣いていた。私も、ドラマ上では幾つもの出産シーンを観て来たが、今回ほど感動的なのは久し振りだった。ここで紐倉のあの台詞が頭に浮かんだ。

「今日が無事に終わらなければ 明日は来ない 明日が来なきゃ 明後日もない」が。そして黒板に書かれた「誕生1名」の文字とイラストが、心を和ませた…

高家を救える生ワクチンを完成出来なかった紐倉の言葉が…

そんな直後に、遂に高家が新型エボラ・ウイルスに感染してしまう。生死のタイムリミットである5日目に生ワクチンを完成させることが出来なかった紐倉が、死が間近の高家に言った、この台詞↓も忘れることは出来ない。

紐倉「高家 僕は いつの間にか 人間のことが好きになった
   虫と同じぐらい 人間のことが好きになったんだ
   それは お前のせいだ お前が 僕を変えたんだ
   僕は もっと 人間のことが知りたい
   お前に聞きたいことが たくさんある
   だから これからも ずっと 僕のそばにいてくれ」

防護服の透明なフードの中ゆえに、映り難い状況でありながら、敢えて見せ易いようなカメラアングルを選ばずに、リアルな紐倉の表情をフード越しに見せた演出も、紐倉トリオとも言うべき、三人の演技も良かった。

「衛生仮説」が導き出される展開には、背筋がゾクゾクした

そして、42分からの紐倉のフィールドワークの結果と、相羽村の無農薬有機野菜栽培と、高家の母の漬け物が、合体して「衛生仮説」が導き出される展開には、背筋がゾクゾクした。その後のストーリーについて、もう私がとやかく解説するのは野暮だろう。

紐倉の完治した高家への送る言葉で、見事に第1話へ帰着!

敢えて書くなら、当初は寄生虫学の天才博士の物語だったのが、放送回を重ねる毎に守備範囲が広がって行ったものの、終盤47分のこの紐倉の完治した高家への送る言葉で、見事に第1話へ帰着した。

紐倉「今回 君を助けたのは僕じゃない 小さな虫達だ
   だから これから一生 虫を敬って生きろ」

あとがき

敢えて拡大版を選択せずに、誰もが納得するであろうハッピーエンド(惜しくも亡くなった登場人物はいますが)で締め括ったのは、観終えてとても清々しい思いでした。メインの3人の俳優さんも、何れもハマり役で新境地を開拓したように思います。

特に、山下智久さんについては何度も書きますが、『アルジャーノンに花束を』で演じた「あいきょでしょ??」が口癖の知能は6歳児並みの知的障がい者・白鳥咲人役に並ぶ、「俳優・山下智久」の代表作であり、最強のハマり役だったと思います。是非、同じキャストとスタッフで続編を作って欲しいです。

これ、絶対、特典付きの Blu-ray BOXサントラ盤は “買い” です。特典付きが無くなる前に、ポチッとしましょう(私はポチッとしました)。

最後に、毎回、私の感想にたくさんの Web拍手やコメントを頂き、ありがとうございました。今後も「俳優・山下智久」を観続けつつ、非力ながら応援したいと思います。

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インハンド プロローグ1 ネメシスの杖 (イブニングKC)
インハンド プロローグ2 ガニュメデスの杯、他 (イブニングKC)
インハンド(1) (イブニングKC)


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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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