ゲゲゲの女房:再放送 (第7,8回) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』(公式)
第2週『ご縁の糸』の『第7,8回』の感想。
※ 私は本作を初見なので、ネタバレ等のコメントは無視します。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
【第7回】
昭和28年。飯田家は酒屋を営むようになり、布美枝(松下奈緒)は21歳になっていた。大人になってもその内気な性格は変わらず、毎日家事に酒屋の手伝いにと、忙しい日々を送る。洋裁学校の友人たちに結婚の話題が出始めるころ、布美枝のもとにも縁談が舞い込む。相手は地元のしにせの和菓子屋の跡取り息子。布美枝には実感がわかないが、友人のチヨ子(平岩紙)は「見合い相手がどんな人か偵察に行こう」と布美枝をけしかける。
【第8回】
縁談が舞い込んだ布美枝(松下奈緒)は、農家に嫁いだ姉・ユキエ(星野真里)の幸せそうな姿に自分の未来の結婚を重ね合わせ、結婚への夢をふくらませていた。しかし、布美枝の背の高さが客相手の商売にはさしつかえると、先方の和菓子屋から嫌われてしまい、縁談は不成立に終わる。落ち込む布美枝に祖母の登志(野際陽子)は「いずれ一緒になる人とは、ご縁の糸でちゃんとつながっている」と優しい励ましの言葉をかける。
---上記のあらすじは[NHK番組表]より引用---
【第7回】
先週から8年経過、布美枝役も松下奈緒さんとなり正に「新章」
アバンタイトルでの昭和20年(1945)で終戦となり、ヒロインと14年後に結婚することになる村井茂(向井理)が初登場。とは言え、主題歌明けには昭和28年(1953)になり、布美枝役も松下奈緒さんとなって、正に「新章」と言った感じの第7回。
まあ、第7回と言っても「新章」となったから、また新設定の説明がダラダラと。でも、これはしょうがないだろう。
布美枝の特徴を強調したのは良いが平岩紙さんの印象しか…
とは言え、とにかく第1週から描かれている布美枝の特徴である「背は大きいのに、引っ込み思案」を強調するがために、残念ながら布美枝よりも友人のチヨ子の方が際立ったしまった。まあ、演じているのが平岩紙さんだから、これもしょうがないだろう。
結婚まで対照的な「チヨ子と布美枝」で繋ぐのは悪くない!
とにかく、アバンのナレーションからすると、結婚するまで “まだ7年近く” はある訳で、それまでの “繋ぎ” としては、第1週が「姉のユキエと妹の布美枝」で繋いだのを、「積極的なチヨ子と引っ込み思案な布美枝」で繋ぐのは悪くないと思う。
【第8回】
松下奈緒さんの2回目で、私の最大の心配事が現実になるか…
う~ん、これを書くのはもう少しあとになると思っていたのだが、布美枝が松下奈緒さんに交代して僅か2回目で書かざるを得なくなるとは思わなかった。それは、松下奈緒さんの台詞が長いと最後の方が聞き難くなる発声法であり、つぶやきのような覇気のない口調であり、抑揚のない単調な台詞の言い回しが目立って来たと言うこと。
布美枝がハイテンションの時は気にならないが、普通の会話だと…
前回のように、はしゃいだり浮かれたりしている時は、そんなに気にならないが、本当に布美枝が普通の会話をする時に気になってしまった。これ、『ゲゲゲの女房』から9年経った今でも変わっていないから、残念ながら本作の最終回までこのままと言うことだ。
朝ドラでは、全員がその役に見え、"聞こえる"のが重要なのだ
友だちのチヨ子を始め、布美枝の弟・貴司(星野源)や飯田家全員が良い雰囲気を醸し出し、こう言う言い方を言うと語弊があるかも知れないが、出演者全員がきちんと役になり切っているように見えるし、聞こえる。この “聞こえる” ってのが、朝ドラでは重要なのだ。
普通、朝ドラは身を入れて “聴く” のではなく、何かをしながら “聞く” ような作品だ。そう言う作品では、台詞だけで「背は大きい」は無理だとしても「引っ込み思案」は表現して貰わないと困る。だって、今回の布美枝では「引っ込み思案」に “聞こえない” から。
松下奈緒さんが"布美枝に慣れて来る可能性"に賭けてみよう
ただ、松下奈緒さんが “布美枝” に慣れて来る可能性はある。他の俳優らに刺激を受けて、自分なりの “布美枝” を創ることに成功すると言う可能性だ。他が良いだけに、何とかなるのを祈るしかない… あと数回は見てみよう思う。
あとがき
う~ん、私が松下奈緒さんを苦手なのは、この発声法や台詞回しなのです。何の役をやっても、「今度こそ!」思って “観る” けれど、同じに “聴こえ” ちゃう。まあ、私の場合は、ドラマや映画は “観るもの” であり “聴くもの” で、見たり聞いたり出来れば良いと言うスタンスで捉えていないので、これもまた、しょうがないと思って頂くしかありません… それに、「夕ドラ」の場合は2回連続だから “ながら見” の頻度も高くなるしね。
Amazon | 本,ファッション,家電から食品まで | アマゾン
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/12935/