映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2D・日本語吹替版)」 感想と採点 ※ネタバレなし
【私の評価基準:映画用】
★★★★★ 傑作! これを待っていた。Blu-rayで永久保存確定。
★★★★☆ 秀作! 私が太鼓判を押せる作品。
★★★☆☆ まあまあ。お金を払って映画館で観ても悪くない。
★★☆☆☆ 好き嫌いの分岐点。無理して映画館で観る必要なし。
★☆☆☆☆ 他の時間とお金の有意義な使い方を模索すべし。
ディレクター目線のざっくりストーリー
ゴジラとムートー(ゴジラと同じ、ペルム紀に生息していた巨大生物)の戦いから5年後。巨大怪獣の存在が公になり、怪獣の調査を行って来た未確認生物特務機関「モナーク」は怪獣への対応の不備や被害の責任を負わされ解体の危機に晒されていた。
そんな時、神話の時代に生息していた怪獣のモスラ、ラドン、キングギドラらが復活する。復活した怪獣たちとゴジラとの戦いを食い止め、世界の破滅を阻止しようと、生物学者の芹沢(渡辺謙)や考古人類学者のアイリーン(チャン・ツィイー)らが所属する「モナーク」が動き出す…
復活した怪獣らとゴジラの戦いと、特務機関モナークの活躍を描く
ゴジラとムートー(ゴジラと同じ、ペルム紀に生息していた巨大生物)の戦いを描いた前作『GODZILLA ゴジラ』から5年後の世界を舞台。
復活した神話時代のモスラ、ラドン、キングギドラらの怪獣たちとゴジラの戦い、それによって引き起こされる世界の破滅を阻止しようとする未確認生物特務機関「モナーク」の活躍を描いた、日本ではゴジラ65周年記念作品となるのが『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。
昭和のゴジラ映画で感じていた "ハラハラドキドキと切なさ" がある
昭和時代の着ぐるみとミニチュア撮影による実写特撮怪獣映画で小学生時代を過ごした私は、数々のゴジラ映画を観て来たが、やはり子どもの頃に観た『怪獣大戦争』や『ゴジラ対メカゴジラ』辺りまでのゴジラ映画で毎回感じていた、観ながらハラハラドキドキ、観終わると何故かちょっと切なくなる…そんな感覚を久し振りに本作で味わった。
ゴジラの重厚感、街が破壊される迫力は、怪獣映画として傑作
その理由が何なのか考えみた。確かに、着ぐるみとミニチュア撮影による実写特撮怪獣映画には、“その手法でしか醸し出せない味” がある。そして、本作より前のCGによる怪獣映画には、“CG技術の未熟さ故の違和感” があった。しかし、前作から5年経過し、テクノロジーの進歩で、“CG技術の未熟さ故の違和感” が払拭された。
ゴジラだからこその重厚感、ビルや街並みが破壊される迫力、怪獣たちの動きのスムーズさ、実写とCG合成の滑らかさ、どれを取ってもゴジラ映画、いや怪獣映画として傑作に近いかも知れない。
子どもの頃に "脳内変換していた怪獣映画" を観られる
きっと、子どもの頃の私は、着ぐるみとミニチュア撮影による実写特撮怪獣映画を観ながら、本作のような映像に脳内変換していたのだと思う。その位に、映像としての完成度は高い。
「また、アメリカ製のゴジラ映画?」と思って二の足を踏んでいるなら、観た方が良いと思う。スクリーンの中に本物のゴジラやラドン、キングギドラ、モスラの生きている姿を見られるのだから…
あとがき
昭和時代の着ぐるみとミニチュア撮影による実写特撮怪獣映画で小学生時代を過ごした私が、きっと脳内補完して感じていたゴジラ映画、怪獣映画が本作のような映像だった…と思わせる完成度の高さ。ゴジラや日本へのオマージュもしっかり盛り込まれ、過去のアメリカ製のゴジラ映画とは一線を画す仕上がりです。
また、私はスケジュールの都合で「日本語吹替版」を観ましたが、「字幕版」をお勧めします。理由は、吹替の演者の演技力云々でなく、オリジナルキャストの風貌と日本語キャストの声質が合っていないから。
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(オリジナル・サウンドトラック)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/12930/
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