なつぞら (第63回・2019/6/12) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』の 『第63回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


なつ(広瀬すず)はアニメーションのトレースという作業に挑戦する。簡単そうで難しい作業に改めてアニメーションの奥の深さを実感する。昼休み、なつが桃代(伊原六花)と話していると、アニメーターの下山(川島明)から、ファッションについて指摘される。驚くなつ。そしてなつは川村屋を訪れる。信哉(工藤阿須加)の取材した迷子のニュースを見るとなつは、妹の千遥のことを思い出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

なつが仕事に対して「奥深い」と思っていたとは驚いた!

アバンタイトルから、本作には似つかわしくない「アニメの仕事の説明」が描かれたから、きっと何かの仕掛けに違いないと勘ぐったら、主題歌明けの昼休みに「なつアゲ要員」の桃代(伊原六花)と話しているなつ(広瀬すず)から、今日も驚きの言葉が飛び出した。

なつ「やっぱり どんな仕事も 奥が深いんだわ」

だ、そうだ。なつが、そう思っているとは全く気付かなかった。だって、自信満々で何かをやっては、失敗して、語りが「頑張りました」と言った後に、成功して自慢している、それの繰り返しが本作だから。

やはり、いつも描いてるように、語りで「頑張りました」と済ませてしまっている部分を、きちんと、なつが頑張っている姿の映像で視聴者に提示すべきなのだ。それをしない限り、いつまで経っても、なつの才能や感性なんて見えちゃ来ない。

桃代に負けじと「逃げ切る!」と言うヒロインでないとつまらない

例えば、今回でのアニメーターの下山(川島明)のなつと桃代のファッションのくだり。これだって、「選んでくれたのは最初の1週間だけ」となつの台詞で処理しただけで終了。

それこそ「広瀬すずPV」としての市場価値を上げるためにも、ドラマ的にも、毎朝洋服選びに苦しむ様子や、何度も書くが休日にウィンドウショッピングをして色彩感覚を研ぎ澄まさせている様子を描けば、桃代の「よし 逃げ切ってやるわ!」のあとに、なつももう一言強気に言えたのだ。

でも、描いてないからポカンと口を開けて、パンを食べるしか出来なかったってこと。やはり桃代の勢いに負けずに「私も逃げ切る!」と言うヒロインでないとつまらない…

やはり、なつは信哉を "パシリ" にする気満々だったか…

そして、毎回何度か驚かせてくれるのが、この『なつぞら』。今回は、11分過ぎにもなつから驚きの言葉が飛び出した。

なつ「したら 信さん 捜してくれる?」

えっ、録画を巻き戻して見直したが、やはり、なつは信哉(工藤阿須加)を “パシリ” にする気満々のようだ。一応、ねっ。一応、なつと言うヒロインは、戦災孤児だった自分を家族同然に愛情いっぱいに育ててくれた柴田の家族を捨てて、何の根拠もない自信によって上京して来た、所謂「自分で未来を切り開くヒロイン」になったのだ。

だからここは、妹の千遥を、これまたいつも通りに、何の根拠もない自信たっぷりで、「私が捜す!」と言い出して、周囲に止められて、失敗して、語りが「それでもなつは頑張って千遥を捜しました」と言って、千遥を見つけなきゃ! こう言う連ドラでは絶対にやってはいけない「不連続性」が尽きないから、いつまで経っても面白くないのだ。

唯一褒めるべきは、必ず「似た者兄妹」に描いて幻滅させる事

終盤で、兄妹の部屋に咲太郎(岡田将生)が帰宅したシーン。なつが「話があるんだけど」と千遥の捜索話を切り出す。あれこれあって、最後に咲太郎がこんなことを言う。

咲太郎「無理するなよ」

一体、咲太郎はなつに「何」を無理するなと言ったのだろうか。無理を押し付けられたのは信哉なのに。いや、それよりも解せないのは、なつが上京してからの約1年間は、咲太郎が千遥捜索をしていなかったと言う事実。

てっきり、咲太郎は千遥の現在の状況を知っていて、それをなつが知ると動揺して仕事に悪影響を与えるとの気遣いをしていると思っていたから、「信に よろしく頼むと言ってくれ」と軽々に言ったのにも驚いた。

結局、東洋動画の場面だけでは放送尺が埋まらないから、いよいよ千遥捜索の話でも入れて数日分は凌ぐか…程度ってこと? 本当に脚本家がアイデア枯渇しているのかも?

あとがき

こんな展開にするなら、最初から、「アニメーターになる」と「千遥を探し出す」の2つを、なつの上京の理由にしたら良かったのでは? そうすれば、信哉だけでなく「川村屋」と「風車」の店の人や客人たちも “捜索人” として登場すると言う必然性も加わって、今のような “取って付けた感” が多少は払拭出来たでしょうに…

それに、高校時代の演劇で強引におじいさんが説得されちゃったように、「白蛇伝説」のくだりの時に、村の平和のために自分の身を差し出した白蛇になぞらえて、なつが「私 千遥を捜す!!」と言い出しても良かったかも知れない。きちんと、連続性やパターン化を考えて描かないから、連ドラの面白さが出てこないのです…

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【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』
61 62

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内容石井富子(梅舟惟永)の指導で、トレースの練習を始めたなつ(広瀬すず)しかし、上手く出来なかった。富子の説明で、奥の深さを感じる。一方で、昼食時、なつと桃代(井原六花)が話をしていると、下山(川島明)が声をかけてくる。。。。そんななか、“川村屋”を訪れたなつは、偶然、やってきた信哉(工藤阿須加)から。。。。敬称略なつ「どんな仕事も、奥が深い」。。。だそうだ。今作を見ていると、全く、そんな風...

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