なつぞら (第61回・2019/6/10) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』の 『第61回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


昭和32年春。東洋動画仕上課で働くなつ(広瀬すず)たちは、ついに数万枚におよぶセル画を仕上げて映画「白蛇姫」を完成させた。残業の日々から開放されたなつが「風車」に帰ってくると、新婚旅行で東京を訪れていた照男(清原翔)と砂良(北乃きい)の姿があった。二人の結婚の経緯や、懐かしい十勝での話で盛り上がっていると、そこへ咲太郎(岡田将生)も帰宅する。いよいよ、なつの2人の兄が顔を合わせることに。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

テコ入れだか知らないが、東洋動画関係者が一堂に会したアバン

アバンタイトルでのナレーションも相変わらず、まるでスタッフの責任逃れの代弁をするかのように、いとも簡単に「はい 昭和32年の春になりました」と、勝手に5か月間もすっ飛ばした。わざわざ「仕上げ作業」と言っているのに、その「作業」を描かないと言う不可解なドラマ、それが『なつぞら』。

そして、テコ入れだか何だか知らないが、東洋動画関係者が一堂に会した。もう、個々の出番を作るのが面倒になったのだろうか。それに、東洋動画って会社は、出会い系なのか?

「アゲ記事」は「十勝編が良過ぎたから低視聴率」と言うが…

そして、そんな事より驚愕なのは、月曜日のタイトル映像中のキャストの布陣だ。「東京・新宿編」の出演者と登場人物よりも「北海道・十勝編」の方が多かったのだ。

一部(殆どか…)の「本作のアゲ記事」では、最近の若干の低視聴率の原因を「十勝編が良過ぎたから」と判断し、「決して、新宿編が面白くない訳でない」との内容が多いことから察すると、どうやら NHK がそう考えている節があり、その結果がこの月曜日の配役に繋がっているのだと推測した。

もちろん「十勝編」の最初の2週間、所謂「こなつ」時代は確かに良く出来ていた。しかし、「こなつ」から「なつ」になってからは、決して評判が良い訳でなく、「十勝編」の名残りがあり、「十勝編」の「なつ」以外の登場人物の魅力(私はあまり感じないが)と、巻き返しへの期待で、何とか視聴率 20%台をキープしていただけのように思う。

全体の雰囲気が変わったのは演出家交代と当時に脚本家が…

そして、今週の演出が「こなつ編」と「十勝から上京する編」の第1,2,3,,7,8週担当の木村隆文氏で、東洋動画社内を描くのはほぼ初めて(だと思うが、違っていたらすみません。録画は消去したので)だけあって、アバンも主題歌明けの本編も、これまでの東洋動画とは、少々雰囲気が異なった。

もしかしたら、脚本家も代筆者が加わった可能性もある。だって、これまで描かれなかった「駄目出し」や「チェック」が描かれたし、アニメーションの制作過程の解説も図入りで挿入された。こう言うのを、もっと早くやっておくべきだったのだ。

な~んだ、なつが亜矢美に気を遣って走ったのではないのか?

しかし、褒めるべきは最初の5分間、正味3分間ほどで呆気なく終了。まず、前回で『ねるとん紅鯨団』内の「ご対面コーナー」のくだらない寸劇で結ばれた、視聴率稼ぎ要員2名が上京。

おでん屋「風車」の赤提灯は消され、暖簾が仕舞ってあるからかなりの深夜で、なつ(広瀬すず)は、帰宅が遅くなったのを亜矢美(山口智子)に心配させたくなくて走って帰って来たと思ったら、店内には既に照男(清原翔)と砂良(北乃きい)の姿があった。やはり、亜矢美に気を遣うようななつでは無かった(複雑な心境だが、ひと安心…)。

そして、なつは「もう来てたの?」と言い、照男は「今 着いたとこだ」と言っていた。と言うことは、なつは照男と砂良がこの夜に「風車」に来る事を知っており、亜矢美は気を利かせて「開店休業中」にしたってこと? それに照男と砂良は酪農やらで忙しい中、平日に東京へ複数日間も新婚旅行に来たってこと?

なつと照男と砂良夫婦の再会は、日曜日にするべきだった…

いくら「風車」と「朝ドラOG」を出したいとは言え、ここは、日曜日にして、忙しい中、みんなの応援もあって、土日の一泊二日の東京への新婚旅行を兼ねて、なつに会いに来た…と言う設定の方が、照男と砂良を始め、泰樹(草刈正雄)たちまでの気遣いも描けたし、殆ど(いや、全く…か?)描かれない「なつの休日」も描けたのに。

こんなのを見てしまうと、複数の土地(舞台)の登場人物の行き来を自然に描いたと言う点では、最近では『ひよっこ』が良く出来ていたのを思い出してしまう。そして、『なつぞら』では全く出来ていないから、単純に面白くない…と再確認してしまうのだ。

泰樹よ! 砂良が受け継いだのは「泰樹自身の夢」だろうに…

そして、視聴率稼ぎのための「十勝編」。わざわざ時間軸を巻き戻す必然性もないし、むしろ、描くべきだったのに端折った、昭和31年暮れのなつの再試験から昭和32年春の時に、例えば、なつが正月休みで帰省した時に、照男と砂良の祝言を描いても良かったと思う。

その位の方が展開も自然だし、テコ入れにも見えづらいし。そんな勝手な改善策を考えていたら、泰樹が驚きの台詞を吐いた…

泰樹「なつの夢を 砂良さんが受け継いでくれたら
   何より あいつが ほっとするべ」

え!? 一瞬耳を疑って録画を見直してしまった。おいおい、泰樹よ。ちょっと見ない内に老化が進んだのか? と思ってしまった。砂良が受け継いだのは「なつの夢」でなく「泰樹自身の夢」だろうに。これまでの、どこをどう解釈したら、こうなるのだ。やはり、脚本家に代筆者が加わったか…

咲太郎は、最初に土下座して照男に感謝を告げるべきだった!

その後も、まあ、これでもかと言う位に、どうでも良い話が続く続く。こんなのを描く尺があるなら…

せめて咲太郎(岡田将生)が、「(今日のところはたった一人の)愛する妹を ここまで育てて頂き ありがとうございました。どれだけ感謝しても足りません」程度の感謝の意を、それこそ「風車」の店内でビールの酌をして回る前に、土下座して照男に対して泣きながら言うべきだったと思う。

こんな時『ひよっこ』には、みね子の叔父・宗男がいたのを、また思い出してしまった…

結局 "不快極まりない兄妹" が強調されただけだった…

今回は、不要なサプライズが多くて困る。その最後で最大級の不要なサプライズが、11分頃になつから発せられた…

なつ「でも… 大事な家族に まだ一人 会えてないんだわ」

やはり、脚本家に代筆者が加わったのだ。だって、咲太郎となつは、自分の目で確かめもせず、一番下の妹の千遥が幸せだと決め付けた。それも、自分の今の幸せを邪魔されたくないために、「千遥の幸せを邪魔するな」とあからさまな言い訳(こじつけか?)で千遥の存在を捨てたのに。

そして、結局、咲太郎は「なつを育てて頂いたお礼」を一言も口にせず、逆に上から目線で照男に「幸せにな」と宣(のたま)った。結局 “不快極まりない兄妹” が強調されただけの15分間だった…

あとがき

今週も期待薄ですね。せめて、ヒロインにだけでも「不快感を払拭して、好感度を上げる作戦」をやって欲しいです。

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【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28 29 30
第6週『なつよ、雪原に愛を叫べ』
31 32 33 34 35 36
第7週『なつよ、今が決断のとき』
37 38 39 40 41 42
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』
43 44 45 46 47 48
第9週『なつよ、夢をあきらめるな』
49 49 50 51 52 53 53 54
第10週『なつよ、絵に命を与えよ』
55 56 57 58 59 60
第11週『なつよ、アニメーターは君だ』

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「なつよ、アニメーターは君だ」内容昭和32年春。なつ(広瀬すず)が東洋動画仕上課に入り5ヶ月経っていた。遅れがちだった“白蛇姫”も、作画課のアニメーターたちも加わり、ついに完成。敬称略演出は、木村隆文さんOPのスタッフロールを見て、不安を感じていたが。最近は、アゲ記事を氾濫させるようになっているし。。。。。。。。。なに、これ。。。。。テコ入れ?

【なつぞら】第61回(第11週月曜日) 感想

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