2009
Jan
02
0
テレ朝「芸能人格付けチェック2009」の「音感・演出・華」は外せない!
元旦放送のテレ朝「芸能人格付けチェック2009 お正月スペシャル」を観ました。と言うか、事前の番宣が多過ぎて問題が露出していましたけど。仕事柄、「音感・演出・華」は外せません。ホテルで演出の仕事をする場合、この3つの要素は非常に重要です。
中でも「貴族の夫婦喧嘩」をテーマにした、日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞したある有名映画監督が演出した映像と、年間100本の映画を見るという髭男爵・ひぐち君が演出した映像がを比較する「演出チェック」。台本と出演者が同じで、カット割りから演技指導などが違っているようですが、これは最初の1カットでわかりましたね。
どんな作品でも(特に短編作品では)冒頭の1カットで作品の方向性と状況説明を同時にする事が多い。その点から見ると崔監督作品の方が遥かにまとまってました。それとゲストも話していましたが、冒頭の夫婦の会話の切り替えしが台詞でなく、二人の感情の変化に合わせて行われていたり、妻が夫に襲撃を始める時に、いきなり二人の寄りから始めずにロング(引き)の画で環境説明を一度挟んで、バトルに入るのは期待感を高めますね。もしかすると崔監督の作品では「十階のモスキート」以来の傑作かも(笑)
また、華道家・假屋崎省吾が生けた花と、高校時代に週1回、華道の授業があったという大林素子が生けた花を見極める「華チェック」。これは予告編だけで作品テーマを聞かなくても一目両全でした。素人は大胆に花をオアシスに下から挿すなんてなかなかできるものではありません。全体像がちゃんと見えていて、計算しないと挿せません。
一方、大林さんの作品は悪く言うと地方の駅の改札口にある装花みたい。横に短冊に季節の一句がある感じですね。こじんまりしすぎてるし、テーマが全く見えてこない。しかし、こういう装花をつくる花屋さんはいますよ。それを演出の面から修正してもらうこともしばしばありますから。
番組史上最高金額となる総額36億円のヴァイオリンとヴィオラによる二重奏と、総額20万円の練習用楽器による二重奏の「音感チェック」も間違えられません。やはり音の乾いた感じと伸びが違いましたね。
家族で観ながら「この3つは間違えたら、明日から飯を食えない」と豪語してしまっただけに、当たって良かった。2009年は幸先の良い出だしです。
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