わたし、定時で帰ります。 (第8話・2019/6/4) 感想

TBS系・火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』(公式)
第8話『仕事より大切なモノ私の人生最高の選択』の感想。
なお、原作の小説、朱野帰子「わたし、定時で帰ります。」(新潮文庫)は未読。
星印工場の案件で福永(ユースケ・サンタマリア)の無謀な見積もりが社内審査を通過。結衣(吉高由里子)は柊(桜田通)の調べで、先方の担当・牛松(金井勇太)が銀行頭取の息子と知り、事情を察する。一方、チーフとなった賤ヶ岳(内田有紀)だが、夫・陽介(坪倉由幸)の母親が倒れたことで事情が一変。熊本の母親に付き添う陽介の分担は望めず、双子の世話も一手に背負うことになる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:朱野帰子「わたし、定時で帰ります。」(新潮文庫)
脚本:奥寺佐渡子(過去作/夜行観覧車、Nのために、リバース) 第1,2,5,7話
清水友佳子(過去作/夜行観覧車、女はそれを許さない、リバース) 第3,4,6,8話
演出:金子文紀(過去作/監獄のお姫さま、チア☆ダン、大恋愛) 第1,2,6,7話
竹村謙太郎(過去作/アンナチュラル、警視庁ゼロ係シリーズ、中学聖日記) 第3,4話
福田亮介(過去作/チア☆ダン、初めて恋をした日に読む話) 第5話
坂上卓哉(過去作/隠蔽捜査と監獄のお姫さまの演出補) 第8話
音楽:平野義久(過去作/ゆとりですがなにか、獣になれない私たち)
新屋豊(過去作/ぴんとこな、TVアニメ『ノブナガン』)
主題歌:Superfly「Ambitious」(ワーナーミュージック・ジャパン)
今回も「仕事を健気に頑張る主人公」「定時で帰る」も薄まった
予告編通りに、福永(ユースケ・サンタマリア)と衣料雑貨メーカー・星印工場との談合ネタが今回も持ち越された。そのために、前回に続いて今回も「仕事を健気に頑張る主人公」が薄まって、“定時で帰る” と言う意味が益々無くなった『わたし、定時で帰ります。』の第8話。
それに、この第8話でやったのは、第2話の展開に巧(中丸雄一)を加えただけみたいな。更に言ってしまえば、急に結衣(吉高由里子)が元サヤの種田(向井理)とくっつきそうな不自然な展開に。
あれこれ詰め込み過ぎで、ご都合主義が鼻についたのが残念
ただ、星印工場の案件については、あの程度の横暴で無茶苦茶なクライアントは結構いるから、それにWEB制作会社「ネットヒーローズ」が翻弄される姿は、お仕事ドラマとしては面白く観ている。
でも、やはり一般的にはちょっとやり過ぎなクライアントに描き過ぎているし、それ以前にあれもこれも詰め込み過ぎで、残り3話程度だからと焦って、ご都合主義が鼻についたのは、とても残念。
結衣が賤ヶ岳の夫婦愛に共感した "ラスト数分" だけで良かった
これ、福永と星印工場との談合ネタなんて描かずに、賤ヶ岳(内田有紀)と夫・陽介(坪倉由幸)の夫婦愛を丁寧に描いて、それに共感した主人公が「仕事を健気に頑張る主人公」に再び返り咲くと言う、ラストの数分間だけで良かったのでは? で、その数分間を序盤にした第8話を構築した方が本作らしかったと思う。
あとがき
今回の演出家、これまでの6話分をちゃんと見たのかな? 巧の描き方が違い過ぎて不自然に見えました。
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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
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