集団左遷!! (第7話・2019/6/2) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『集団左遷!!』(公式)
第7話『本部編始動!!巨大な上層部の悪事を暴け』の感想。
なお、原作の小説、江波戸哲夫「新装版 銀行支店長」「集団左遷」(講談社文庫)は未読。
大手百貨店CEOが背任容疑で逮捕された。同社は創業者・雄一郎(本田博太郎)と対立の末、息子・太郎(筒井道隆)が社長に就任したが、外資と合併し太郎は副社長に。三友銀行も3千億円超の融資をしており、融資部の片岡(福山雅治)は情勢を見守る。一方、横山(三上博史)は雄一郎とある計画を進行。同じ頃、日本橋支店副支店長・真山(香川照之)に不審なメールが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:江波戸哲夫「新装版 銀行支店長」「集団左遷」(講談社文庫)
脚本:いずみ吉紘(過去作/極悪がんぼ、仰げば尊し、トドメの接吻)
演出:平川雄一朗(過去作/とんび、天皇の料理番、義母と娘のブルース) 第1,2,5話
田中健太(過去作/小さな巨人、陸王、ブラックペアン、下町ロケット) 第3,6話
韓哲(過去作/ATARU、IQ246~華麗なる事件簿~、コウノドリ2) 第4,7話
音楽:佐橋俊彦(過去作/ちりとてちん、dinner、テミスの剣、ヘッドハンター)
主題歌:エレファントカシマシ「俺たちの明日」
横山が悪事を企み、片岡が負けずに戦っているだけにしか…
「本部編」だそうだが。先週から一か月後の設定で、旧鎌田支店の銀行員たちの跡形もない状態。まあ、これで『集団左遷!!』を名乗るには、余程のどんでん返しでも無いと納得できないが。
いや、そんなこと以前に納得できないのが、もはや完全に横山(三上博史)が悪事を企んでいて、片岡(福山雅治)がそれに「負けないぞ!」と頑張ってるように描いているだけにしか見えず、私にはがちっとも楽しくない。
片岡が汗をかいて走れば視聴者が喜ぶとでも勘違いしてる?
だって、つい一種間前に「お客様のため」と言いつつ、鎌田支店を閉店させた人間が何を言うかと思ってしまったから。結局、「お客様のため」と言いつつ、上司と部下の陳腐な抗争にしか見えなかった。まさか作り手たちは、片岡が汗をかいて走れば視聴者は喜ぶとでも勘違いしているのだろうか?
あとがき
まだ「蒲田支店編」の方が(第6話を除いて)、何倍も『集団左遷!!』のタイトルに相応しい内容だったと思います。流石に、「悪役=横山」で「ヒーロー=片岡」の図式をやり過ぎでは? 大どんでん返しがあるのを期待して、次回も見てはみますが…
職業ドラマなら、働き方改革をも考慮して、もっと女性の登場人物を絡める視聴者サービス、おっと「お客様のため」の脚本や演出も、やるべきだと思います。
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