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わたし、定時で帰ります。 (第7話・2019/5/28) 感想

わたし、定時で帰ります。

TBS系・火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』公式
第7話『熟年離婚は突然に!?父と娘の働き方改革』の感想。
なお、原作の小説、朱野帰子「わたし、定時で帰ります。」(新潮文庫)は未読。


結衣(吉高由里子)の母・美園(山下容莉枝)が家出した。美園は夫・宗典(小林隆)に離婚してほしいというメッセージを送り、以降は連絡を拒絶。家のことは何もできない宗典は、事あるごとに結衣へ連絡をしてくる。一方、福永(ユースケ・サンタマリア)が衣料雑貨メーカー・星印工場のむちゃな要望を受け、結衣は仕事と実家双方の板挟みに。種田(向井理)はそんな結衣を気に掛ける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:朱野帰子「わたし、定時で帰ります。」(新潮文庫)
脚本:奥寺佐渡子(過去作/夜行観覧車、Nのために、リバース) 第1,2,5,7
   清水友佳子(過去作/夜行観覧車、女はそれを許さない、リバース) 第3,4,6
演出:金子文紀(過去作/監獄のお姫さま、チア☆ダン、大恋愛) 第1,2,6,7
   竹村謙太郎(過去作/アンナチュラル、警視庁ゼロ係シリーズ、中学聖日記) 第3,4
   福田亮介(過去作/チア☆ダン、初めて恋をした日に読む話) 第5
音楽:平野義久(過去作/ゆとりですがなにか、獣になれない私たち)
   新屋豊(過去作/ぴんとこな、TVアニメ『ノブナガン』)
主題歌:Superfly「Ambitious」(ワーナーミュージック・ジャパン)

結衣の「公私」を描くのは大切だが、それだけで1話を割くのは

確かに、「お仕事ドラマ」だし「働き方改革」的な要素を含んだドラマだから、「働く主人公」の活躍ばかりを描くのは間違っていない。

しかし、プライベートの姿、特に「仕事人間」と主人公・結衣(吉高由里子)にとって “反面教師” である父・宗典(小林隆)との関係や、同じく「仕事人間」であった元婚約者・種田(向井理)との別れた理由も描くべき…とは思う。主人公の「公私」を描くのは大切なことだから。ただ、それだけで貴重な1話を割くのは賛成しかねる。

結衣の実家ネタに、もっと巧を混ぜるべきだった

でも、描かぬ訳にはいかないのは、やはり確かなこと。だったら、なぜ結衣のプライベートのエピソードの中に、結衣の今の恋人である巧(中丸雄一)を混ぜなかったのだろう?(結衣の悩みを聞いたり、機嫌を取ったりはしていたが) 同僚の賤ヶ岳(内田有紀)と三谷(シシド・カフカ)が相談に乗っているのに不自然過ぎる。

恐らく、結衣と巧の将来の展開があるから、絡めなかった可能性は十分にある。しかし、それでも巧を少しでも絡めるべきだったと思う。だって、巧も結衣のプライベートの一部なのだから。まあ、巧が画面に登場すると作品の質が下がると言う大問題が秘めてはいるが…

本作で観たいのは「仕事を健気に頑張る主人公」なのに…

それにしても、前回がとても秀作だった割に、今回はどうなってしまったのか?

多くの視聴者と言って良いかは分からないが、少なくとも私が本作に期待しているのは、自分だけが定時で帰るのでなく、チームの問題を工夫して解決した結果、チーム全員が生産性を上げ、チームが定時で帰り、プロジェクトも無事に成功させ終わらせると言う、「仕事を健気に頑張る主人公」を魅せることだ。

なのに、あろうことか、今回は「仕事を健気に頑張る主人公」が薄まっただけでなく、結衣の仕事パートを、母・美園(山下容莉枝)の家出ネタで切り刻んでしまった。これは、やらない方が良かったと思う。

あとがき

予告編によると、福永(ユースケ・サンタマリア)と衣料雑貨メーカー・星印工場との談合ネタは次週に持ち越しのようですね。今回に続いて次回も「仕事を健気に頑張る主人公」が薄まるようでは、“定時で帰る” と言う意味が益々無くなるような… 前回のような痛快で後味の清々しいドラマに戻ることを大いに期待します。

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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