なつぞら (第48回・2019/5/25) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト)
第8週『なつよ、東京には気をつけろ』の
『第48回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
なつ(広瀬すず)が入社を希望している東洋動画の社長・大杉(角野卓造)と偶然すれ違った咲太郎(岡田将生)。思わず、なつの漫画映画への熱意を語り、「妹が試験を受けるので採用してほしい」と申し出てしまう。その頃なつは、久しぶりに再会した信哉(工藤亜須加)と一緒に、再び風車の亜矢美(山口智子)を訪ねていた。亜矢美から、咲太郎の東京での生い立ちについて聞かされたなつは、知られざる兄の行動に驚きを隠せず…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
な~んだ。亜矢美が信哉の存在を知っていたのなら…
去年の夏に東京旅行する必要あったの? もう、本当に嫌になっちやう。後出しジャンケンとは言わないが、そうならそうと匂わせるなりしようよ。だから、益々連続性が担保されなさ過ぎるって言わなきゃならない…
あんなに長々と咲太郎の生い立ちのくだりって必要?
まあ、視聴率稼ぎや大人の事情があるから、咲太郎(岡田将生)の生い立ちを書くなとは言わない。それに、咲太郎の子供時代を演じる渡邉蒼くんの演技が素直だから見ていられる。でも、見たいか? と問われれば、NOだ。
だって、NHKの山口智子さんへの忖度だろうから、必要ないのは百も承知だから(と言うのが、私の解釈。山口智子さんは好きな女優さんだけど)。
赤の他人の私が千遥のことが気になってしょうがないのに?
ただ、もう一人の妹・千遥をなぜ描かないのか? 本作に、のめり込んでいない赤の他人である私ですら、千遥のことが気になってしょうがないのに、なつも咲太郎は気にならないのか?
「子供の頃のように三人で暮らしたい」とはならないの?
その上、本作って、いい感じの明るくほのぼのしたホームドラマを目指してるように見える。特に「北海道・十勝編」なんて、正にそこを目指してたんじゃ? だったら、「また、子供の頃のように三人で暮らしたい」となる方が自然だと思うが。
私がアイデアを出す必要なんて無いのだが、なつも咲太郎も経済的にそんなに困窮している訳ではないのだから、なつの夢を叶えるエピソードと並行して、妹探しと三兄妹の明るい暮らしづくりも描いたら、なつの優しさや家族の絆もさり気なく描けちゃうのに…どうして、やらないんだろ?
だって、行方不明の兄を探しに二度も十勝から上京したことと釣り合わないと思うのだが。さぁて、この不自然さを脚本家はどう帳尻会わせするのか。なつがどんな過程でアニメーターになるのかより気になるぞ!
あとがき
「東京・新規編」になってか、じいちゃんみたいな芯になる登場人物がおらず、朝ドラ出演経験者たちの客寄せキャラの寸劇ばかりを見せられている気分です。
こんな展開なら、なつは天涯孤独な一人っ子で北海道に連れて来られて、天陽と陽平の影響で絵が好きになり、やがて漫画映画にも興味を広げて、世話になったじいちゃんたちと涙の別れをして上京…で良かったような。
そして、次週の予告編を見ると、「十勝」からすっかり「都会」に染まり始めた “なつ” が居たような。なんか、どんどん期待していた作品からかけ離れていく…
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