集団左遷!! (第5話・2019/5/19) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『集団左遷!!』(公式)
第5話『さらば、愛しの男!?前代未聞の大失敗!!』の感想。
なお、原作の小説、江波戸哲夫「新装版 銀行支店長」「集団左遷」(講談社文庫)は未読。
週刊誌に廃店候補と書かれたことでかえって盛況となった蒲田支店。一方、宿利(酒向芳)は横山(三上博史)から後任候補として片岡(福山雅治)の同期・梅原(尾美としのり)の名を告げられる。後がない宿利は羽田支店長・鷹谷(桜井聖)と組み、低金利の融資を武器に蒲田支店から顧客を奪う作戦に。片岡らと交渉中の食品会社社長・三嶋(赤井英和)も目を付けられる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:江波戸哲夫「新装版 銀行支店長」「集団左遷」(講談社文庫)
脚本:いずみ吉紘(過去作/極悪がんぼ、仰げば尊し、トドメの接吻)
演出:平川雄一朗(過去作/とんび、天皇の料理番、義母と娘のブルース) 第1,2,5話
田中健太(過去作/小さな巨人、陸王、ブラックペアン、下町ロケット) 第3話
韓哲(過去作/ATARU、IQ246~華麗なる事件簿~、コウノドリ2) 第4話
音楽:佐橋俊彦(過去作/ちりとてちん、dinner、テミスの剣、ヘッドハンター)
主題歌:エレファントカシマシ「俺たちの明日」
前回が「地面師」で今回が「詐欺師」 完全なネタ切れか?
本作については、前回の感想で「物語が非現実的だとか論じるようなドラマで無いことは、今回で良く分かった。だから、物語云々よりも、登場人物たちの頑張る姿を楽しむことにする」と書いたから、期待度と言う点でかなりハードルが下がっているから、余程の内容でも驚かないと思っていたのだが…。
まさか、前回が「地面師」に騙されそうになる話で、今回が「詐欺師」に騙されると言うのは、視聴者を馬鹿にしているのか? それとも、原作の小説があるのに完全なネタ切れなのか?
全体的に稚拙過ぎるし、片岡の無駄に走るシーンも多過ぎる!
更に、常務取締役人事担当・横山(三上博史)に後が無いことを宣言された支店統括部部長・宿利(酒向芳)の言動の稚拙さ、蒲田支店と交渉中の食品会社社長・三嶋(赤井英和)の分かり易過ぎる手口、人営業窓口課兼テラー主任・藤枝薫(橋本真実)の元カレのストーカー騒動の馬鹿馬鹿しさ。
そして、折角前回でほんの少し減った片岡(福山雅治)の無駄に走るシーンの多さ。流石に、この第5話は酷過ぎた…
あとがき
脚本家のネタ切れによる引き延ばしが、この散々な結果を生んだんでしょうね。せめて、似たようなネタを2週続きにさえしなければ良かったのに…と思います。ネタ切れが本当だとすると、今後も似たような話でダラダラと最終回まで…なんて可能性もあるので、せめて、毎回違うネタで魅せて欲しいです。
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