わたし、定時で帰ります。 (第5話・2019/5/14) 感想

TBS系・火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』(公式)
第5話『仕事に犠牲は必要!?パワハラ攻略(秘)計画』の感想。
なお、原作の小説、朱野帰子「わたし、定時で帰ります。」(新潮文庫)は未読。
結衣(吉高由里子)達と企画を進めていた取引先の担当者が異動になり、デザイン案も却下された。先方の担当者・中西(大澄賢也)と大石(石黒英雄)ははっきりとした指示も出さずに別の案をすぐに提出するよう要求。そんな中、桜宮(清水くるみ)が中西らの呼び出しを受け、飲み会に参加したと分かる。桜宮はセクハラではないかと心配する結衣に、平然と振る舞うが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:朱野帰子「わたし、定時で帰ります。」(新潮文庫)
脚本:奥寺佐渡子(過去作/夜行観覧車、Nのために、リバース) 第1,2,5話
清水友佳子(過去作/夜行観覧車、女はそれを許さない、リバース) 第3,4話
演出:金子文紀(過去作/監獄のお姫さま、チア☆ダン、大恋愛) 第1,2話
竹村謙太郎(過去作/アンナチュラル、警視庁ゼロ係シリーズ、中学聖日記) 第3,4話
福田亮介(過去作/チア☆ダン、初めて恋をした日に読む話) 第5話
音楽:平野義久(過去作/ゆとりですがなにか、獣になれない私たち)
新屋豊(過去作/ぴんとこな、TVアニメ『ノブナガン』)
主題歌:Superfly「Ambitious」(ワーナーミュージック・ジャパン)
「頑張る主人公」とチーム連携を描いた痛快なお仕事ドラマへ進化!
「定時で帰る主人公」だけを強調していた第1,2話から、第3話より離脱して、所謂ブラック上司が率いるプロジェクトのチーフである主人公が、自分だけが定時で帰るのでなく、チーム全員が生産性を上げ、チームが定時で帰り、プロジェクトと無事に成功させ終わらせると言う、「頑張る主人公」を強調する路線になった本作。
今回は、その路線の正当な延長路線に、種田晃太郎(向井理)を上手く絡めて、痛快なお仕事ドラマに進化した。
個々の登場人物が魅力的だし、社会派ドラマとしての面白味も!
更に褒めるべきは、個々の登場人物がきちんと明瞭に描き分けられた上に、個性が被っていないため、登場人物が粒立った印象が強くなりチーム全体が描かれるようになり、主人公だけが目立つドラマからも脱却した。
物語も「お仕事あるある」に留まらず、様々な「働き方」にまつわる社会問題も盛り込まれ、なかなか社会派ドラマとしても面白味が出て来た。この路線で進んで欲しい。
あとがき
働く人たちの意識改革こそが、仕事や生活や社会そのものを変えて行く…と言う部分に、ドラマが入って来ましたね。また、単純な勧善懲悪に留まらずに、視聴者に考える余地を残しつつの痛快さも良い感じです。次回も楽しみです。
|
|
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)
【メーカー特典あり】 Ambitious(初回限定盤Blu-ray)(A4サイズクリアファイル付)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/12789/
- 関連記事
-
- 白衣の戦士! (第5話・2019/5/15) 感想 (2019/05/16)
- なつぞら (第39回・2019/5/15) 感想 (2019/05/15)
- わたし、定時で帰ります。 (第5話・2019/5/14) 感想 (2019/05/15)
- パーフェクトワールド (第4話・2019/5/14) 感想 (2019/05/15)
- なつぞら (第38回・2019/5/14) 感想 (2019/05/14)