集団左遷!! (第4話・2019/5/12) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『集団左遷!!』(公式)
第4話『遂にリストラ決定!?土壇場支店の結末!!』の感想。
なお、原作の小説、江波戸哲夫「新装版 銀行支店長」「集団左遷」(講談社文庫)は未読。
部の支店統括部部長・宿利(酒向芳)が横山(三上博史)から蒲田支店の処遇を一任されプレッシャーを感じる中、蒲田支店では営業課課長の三宅(増田修一朗)が商談会を提案。乗り気の片岡(福山雅治)はリーダーに法人営業1課課長・花沢(高橋和也)を指名する。そんな折、花沢の旧知の社長から大型融資の話が舞い込む。片岡はその件も花沢に任せようと考えるが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:江波戸哲夫「新装版 銀行支店長」「集団左遷」(講談社文庫)
脚本:いずみ吉紘(過去作/極悪がんぼ、仰げば尊し、トドメの接吻)
演出:平川雄一朗(過去作/とんび、天皇の料理番、義母と娘のブルース) 第1,2話
田中健太(過去作/小さな巨人、陸王、ブラックペアン、下町ロケット) 第3話
韓哲(過去作/ATARU、IQ246~華麗なる事件簿~、コウノドリ2) 第4話
音楽:佐橋俊彦(過去作/ちりとてちん、dinner、テミスの剣、ヘッドハンター)
主題歌:エレファントカシマシ「俺たちの明日」
物語がどうこう語るドラマでは無いようだ。だから…
物語が非現実的だとか論じるようなドラマで無いことは、今回で良く分かった。だから、物語云々よりも、登場人物たちの頑張る姿を楽しむことにする。
これまでで最も『日曜劇場』らしい仕上がりだ!
そう、頭を切り替えると、今回がこれまでで最も『日曜劇場』らしい仕上がりに見えた。その理由は、これまで随所に盛り込まれていた視聴者を煽る台詞や演出が、たいぶ削がれたからだ。
と言いつつも、ジツハ台詞については大して変わりはないが(困)、脚本の内容として主人公だけを強調する路線から、支店の銀行員たちも同等に描く路線に変わったように感じたのが良かった。
演出家の交代で "煽る演出" が減り、だいぶ見易くなった!
そして、一番良かったのは、演出家がオジサンの大声と涙で煽る『日曜劇場』に染まっていない韓哲氏に交代したこと。韓哲氏のお陰で、普通の『日曜劇場』らしくなり、かなり見易くなったのが良かった。
支店銀行員全員で仕事を頑張ってるように魅(見)せてこそ!
やはり、集団で左遷されるか否かを描くドラマなのだから、支店の銀行員全員で仕事を頑張ってるように魅(見)せてこそだと思う。
あとがき
仕上がり次第で、今回で継続視聴から離脱するつもりでしたが、前回の感想で書いた通り、少しは、ドラマらしくなり、且つ『日曜劇場』らしい落ち着きが感じられたので、もう少し “見守る目線” で観てみようと思います。だって、ラストの花沢(高橋和也)には、ちょっと感動出来たし…ね。
|
|
|
★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
新装版 銀行支店長 (講談社文庫)
集団左遷 (講談社文庫)
俺たちの明日
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/12778/
- 関連記事