パーフェクトワールド (第3話・2019/5/7) 感想

関西テレビ制作・フジテレビ系・『パーフェクトワールド』(公式)
第3話『あきらめた恋再び…二人をはばむ障壁』の感想。
なお、原作の漫画、有賀リエ「パーフェクトワールド」(講談社『Kiss』に連載中)は単行本既刊9巻(ドラマ放送開始時)は既読で、同原作の2018年公開の岩田剛典と杉咲花のダブル主演の実写版映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』も鑑賞済み。
付き合い始めた樹(松坂桃李)とつぐみ(山本美月)は、連休中に地元・長野に一緒に帰ることに。樹はつぐみの両親の元久(松重豊)と咲子(堀内敬子)への挨拶は先延ばしにするつもりでいたが、送っていった際に元久と顔を合わせる。つぐみは樹に対する元久の否定的な反応にショックを受ける。一方、やはり帰省した洋貴(瀬戸康史)は樹の元恋人・美姫(水沢エレナ)と出くわす。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:有賀リエ「パーフェクトワールド」(講談社)
脚本:中谷まゆみ(過去作/ラスト・シンデレラ、地味にスゴイ!校閲ガール、隣の家族は青く見える)
演出:三宅喜重(過去作/銭の戦争、嘘の戦争、FINAL CUT) 第1,2話
白木啓一郎(過去作/CRISIS 公安機動捜査隊特捜班) 第3話
音楽:菅野祐悟(過去作/アイムホーム、リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~)
主題歌:菅田将暉 「まちがいさがし」(エピックレコードジャパン)
この内容を "令和の時代設定" で描くのには無理がある…
単行本既刊9巻(ドラマ放送開始時)は既読だし、実写版映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』も鑑賞済みだから、本作を見ても何の新鮮味もないのは百も承知で言う。本作が描こうとしていることは、正直 “一昔前” の感覚なのだ。だから、既視感も払拭できなし、違和感も覚えるのだ。「令和時代の今は違うよ」って。
だからと言って、全てが現代風にアレンジされるべきとは思わない。ただ、本作が間違っているのは、この設定のこの内容を令和の新時代に “実在する(であろう)こと” として描いていることだ。これが、「昭和〇〇年」とか「平成の始めの頃」の設定だったら、十分に受け入れられる。
でも、令和元年では “古すぎ” る。「トレンディードラマ」と言う言葉があったが、もしもそう言う方向性の恋バナを目指すなら時代背景に、もっと注意を払うべきだったと思う。
原作にも映画にも無かったアザとさが強調されて残念…
でも、序盤のデートの描写の長さとか、樹(松坂桃李)へのつぐみ(山本美月)の恋愛感情が結婚を意識する設定になっても、第2話から高校生の片思いみたいな描写のままと言うのは、もう、そう言うのを見たい人向けに作っていると言う事だと思う。
その点については、元担当看護師でヘルパーの葵(中村ゆり)の設定も同じで、どうも、つぐみと樹の “恋の障害” を描くために、樹の “脊髄損傷と言う障害” を利用しているようで、原作にも映画にも無かったアザとさが強調されて残念だった。
あとがき
「もう、最終回だけで良いかな」って思いました。連ドラだけに丁寧な描写に大きな期待をした私が間違っていたようです…
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