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なつぞら (第29回・2019/5/3) 感想

連続テレビ小説「なつぞら」

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』公式サイト
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』の 『第29回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


信哉(工藤阿須加)に連れられ、なつ(広瀬すず)と富士子(松嶋菜々子)は浅草の劇場にやってきた。ダンサーのステージが終わり再び明かりがつくと、スポットの中に独特な格好をした男が姿を現す。男はステージの上でひとり歌いだし、やがて音楽に乗ってタップを踏み始めた。客席の男たちは一斉に、ステージに向かい罵声を浴びせる。すかさず、男も客を罵倒し始める。そのとき、なつがその男に向かって声をかけた…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

「なつが兄と再会したいと言う気持ち」を描かぬまま再会…

特に書くべき感想は無い。従って、今回を見て感じた違和感だけを書いてみる。1つは、「なつが兄と再会したいと言う気持ち」が中途半端にしか描かれて来なかったから、私にとっては「感動の再会劇」には映らなかった。以前、なつは兄に会いたくて家出紛いをした際は泰樹(草刈正雄)が引き留めた記憶がある。

それ以降「なつが兄と再会したいと言う気持ち」は、まるで封印されたように描かれず、先日の突然の信哉(工藤阿須加)の登場で再燃したものの、妹については知らんぷり状態。本来なら、最も丁寧に慎重になつの気持ちを描くべきなのに、それをやらないから、再会の涙に違和感を覚える。

もう1つは、ストリップ劇場の客らが「いいぞ 兄ちゃん」と拍手喝采をしていたが、咲太郎(岡田将生)の “舞台” として声援を送ったのか、何の事情も知らないはずの客が「もしかして、戦争で別れ別れに?」と勝手に想像して拍手喝采したのか、演出的に分かり難かったこと。普通は、真っ先に楽屋を訪れると思うが…

1か月間で描かれた事が、なつの未来に繋がるように見えない

まあ、この2つ位だ。あとは、作品全体への違和感ばかり。なつが将来アニメーターになることは事前報道で知っている。オープニング映像もそれのための仕掛けだろう。それは良いのだ。

しかし、主人公の結末(落ち着き先)を知っている立場として、これまで1か月間描かれたことが、結末に影響を与えるように見えないのだ。演劇部のくだりでも “なつ” は何かを汲み取ったようには見えなかったし、今のところは “何よりも” 絵を描くのが好きだと言う感じでもない。

「あまちゃん」と「ひよっこ」は、当初からヒロインの未来が見えた

その点、同じ東京制作の『あまちゃん』と『ひよっこ』は良く出来ていた。どちらも、ヒロインの晩年まで描く作品では無かったが、序盤からヒロインがどんな人生を歩んで行くのかが見えていた。だから、安心して見られたし、『ひよっこ』については続編まで作らる程にヒロインの未来に視聴者が期待した。

「なつぞら」には、ヒロインの未来への "ヒント" すら見えない

しかし、『なつぞら』はどうだろう。1か月みて来ても、今のなつがどのような過程でアニメーターになるのか全く見えない。見せていないが正しいかも知れない。とにかく見せるのは俳優の顔を映しているだけ。次々と新キャラとして俳優を前面に押し出して、なつの未来に繋がりそうもないエピソードを羅列しているだけ。

流石に、ここまで主人公がこの先どうなるのかの “ヒント” が無いと、先の展開に興味が湧かない。まさか、全出演者の顔出しをやったあとに、“ヒント” が出るとか?

あとがき

どうして、もっと夢中になれる朝ドラを作ってくれないのでしょう? 毎朝、わざわざ粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくるようなことをしたくて見ている訳ではありませんから。

でも、今回のように簡単に兄の居場所が見つかるなら、信哉は何をやってたの?と思ってしまうし、「私は お兄ちゃんに会えたから 今度は 千遥に会いたい」って、なつには兄妹に愛情の順番があるのか…と悲しくなるし。

これ、普通に信哉が東京で咲太郎を見つけて北海道まで連れて来た方が自然だし(本作では東京と北海道は隣り町なんでしょ?)、始めから「お兄ちゃんと妹に会いたい」としておけば自然だったように思います。とにかく、妙な展開が多過ぎます。

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【これまでの感想】

第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
7 8 9 10 11 12
第3週『なつよ、これが青春だ』
13 14 15 16 17 18
第4週『なつよ、女優になれ』
19 20 21 22 23 24
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』
25 26 27 28

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連続テレビ小説『なつぞら』第29回

内容信哉(工藤阿須加)に連れられ、浅草の劇場へ向かったなつ(広瀬すず)ダンサーのステージが終わると。。。ひとりの男(岡田将生)が現れる。客から罵声が飛ぶ中、なつが。。。敬称略直前に放送している《おしん》のほうが、圧倒的に面白い。。。今作には全く無い、“次への興味”を抱かせるし。
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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