緊急取調室 [3rd SEASON] (第4話・2019/5/2) 感想
![緊急取調室 [3rd SEASON]](https://blog-imgs-126.fc2.com/d/m/e/dmesen/kintori3rd_dra.jpg)
テレビ朝日系・木曜ドラマ『緊急取調室 [3rd SEASON]』(公式)
第4話『家族愛』の感想。
なお、2014年放送の『第1シーズン(感想)』と2015年放送のSP版『緊急取調室~女ともだち~(感想)』、『第2シーズン(感想)』は、鑑賞済み。
2件の女子高生殺害事件で逮捕された20代の男・荘介の車から、一昨日から失踪中の女子高生の携帯電話が見つかる。過去の被害者が監禁され衰弱死していることから、有希子(天海祐希)達の取り調べは時間との勝負になってくる。17年前、火災で両親を亡くした荘介と姉の茜は祖母に引き取られて育った。茜によると、荘介は引きこもりで祖母は介護が必要だという。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
シリーズ原案:井上由美子(過去作/緊急取調室1,2)
脚本:井上由美子(過去作/緊急取調室1,2) 第1,2話
福島治子(過去作/特命指揮官 郷間彩香) 第3話
香坂隆史(過去作/火の粉、限界団地、警部補・碓氷弘一) 第4話
演出:常廣丈太(過去作/緊急取調室1,2) 第1,2,4話
本橋圭太(過去作/緊急取調室1,2) 第3話
音楽:林ゆうき(過去作/緊急取調室1,2)
主題歌:家入レオ「Prime Numbers」(Colourful Records)
"被疑者の人権" を利用した掟破りの方法に見応えあり!
毎回、秀逸な人間ドラマを描く『緊急取調室』だが、大袈裟でなく、この第4話は過去のシリーズの全22話の中でもトップクラスの仕上がりだったと思う。特に秀逸だったのが、警察、いや緊急取調室としては掟破りである “被疑者の人権” を逆に利用して事件を解決に導く見応えある展開だ。
"有希子の私情" を盛り込み事件解決したのが連ドラの醍醐味
もはや、「取調べ」を超えた「脅迫」。脅迫だからこその迫力もさることながら、更に今回で特筆すべきは、有希子(天海祐希)の母親と言う個人的な事情も盛り込んで、真犯人の自供へ結び付けたこと。これによって、一話完結の面白さに連ドラならではの醍醐味も加わった。
今回のゲスト3人の絶妙な配役と、個々の演技力に脱帽だ!
また、本作はこれまでも、絶妙なキャスティングで、「俳優と登場人物」の両方を見せて、魅せて来た。そして今回では、当初の容疑者・樫村荘介役の今井悠貴さん、荘介の)姉・茜役の松本まりかさん、荘介の祖母・澄江役の鷲尾真知子さんが登場した。鷲尾真知子さんについては説明は不要だろう。
今井悠貴さんは『3年A組』で電脳部員としての記憶が新しい。松本まりかさんは『健康で文化的な最低限度の生活』で強烈な姉役を怪演した。そして、今回の茜役でも演技力を余すことなく見せ付けた。
俳優の魅せ方、物語の捻り方、結末の納得度と痛快さは秀逸!
ゲストの演技力もさることながら、今回の俳優の見せ方と魅せ方、物語の捻り方、結末の納得度と痛快さは、もう一度書くが、本シリーズの最高ランクに位置すると思う。
あとがき
1時間で、2時間スペシャル並みの満足度がありました。やはり、脚本と演出と俳優の三位一体で魅せるドラマは素晴らしいです。
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