なつぞら (第26回・2019/5/1) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト)
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』の
『第27回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
行方がわからないなつ(広瀬すず)の兄・咲太郎を探すため、十勝から東京にやってきたなつと富士子(松嶋菜々子)。新宿の有名なパン屋・川村屋の前で信哉(工藤阿須加)と待ち合わせたなつたちは、咲太郎のことを知るこの店の主・光子(比嘉愛未)を訪ねる。光子は、かつて新宿にあった劇場で、咲太郎が裏方として働き、役者や踊り子からかわいがられていたと語る。なつは、光子のいう人物が自分の兄に違いないと確信するが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
思えば1か月前は、毎朝ワクワクして観ていたのに…
思えば1か月前、朝ドラ100作目の記念作品であり、平成から令和へ時代を跨ぐ朝ドラとして、美しい北海道の景色と新しい家族と暮らす健気な “こなつ” と、『アルプスの少女ハイジ』のような温かな世界観に毎朝ワクワクしながら観始めたのが、今は嘘のようだ。
物語を魅せるより、出演者を映すことが重視された15分間
単純に時間軸が進むだけで、登場人物像も物語も連続性が無く、辻褄も合わず、どうでも良いような騒動が起きては、あれよあれよと解決しては次の騒動へ。今回の上京して来た、なつ(広瀬すず)と富士子(松嶋菜々子)も、北海道にいた頃とは別人のように明るく図々しく振舞うし。
結局、今回の15分間を観ても、物語を魅せると言うよりも、出演者を映すことが重視されているようにしか見えなかった。これで本当に良いのか? 出演者目当ての視聴者と時計代わりの視聴者は誤魔化せても、それら以外は不満しかないのだが。
"なつ" に魅力が無く、特徴も個性も見当たらないのが大問題
そして、何より放送開始から1か月も経つのに、ちっともヒロインの “なつ” に魅力が無く、特徴も個性も見当たらないのが大問題。先日も書いたが、なつは「周囲の環境に左右されて、ブレまくるヒロイン」だから、どうしても受動的な描写が増える。だから余計に個性や特徴が見えない。
奇を衒ったキャラを次々登場させ、ドラマ風に見せてるだけ…
なのに、今回も話の中心になっている。更に今回を見れば、奇を衒ったキャラクターたちを次々と登場させて、話が進んでいるように見せているだけ。これ、どことなく『まれ』に登場した中華料理店やフランス菓子店、『べっぴんさん』のジャズ喫茶店、『ひよっこ』のあかね荘のくだりを思い出したのは私だけだろうか…
あとがき
新元号「令和」の初日の内容にしては、お粗末ですね。なんか、イタイドラマになりそうな予感すら漂いました。連休中で時計代わりの視聴者は減って、実家の家族が観ているから初めて観た視聴者もいるでしょうから、今週こそ、きっちり描いたら良いのに、出演者で客寄せか…(残念)
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