なつぞら (第25回・2019/4/29) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト)
第5週『なつよ、お兄ちゃんはどこに?』の
『第25回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
なつ(広瀬すず)たちの演劇大会終了後、泰樹(草刈正雄)は、牛乳の販売を協力することを決意。そして柴田牧場では、干草作りを行っていた。ある日、泰樹は天陽(吉沢亮)との関係をなつに問いかける。突然のことに驚くなつに、泰樹は、自分の思い描く将来の牧場について語りだす。その後、泰樹といっしょに天陽の家を訪れたなつは、東京から送られてきたというあるものを、天陽から手渡される…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
ついに半年間の内の 1か月が終わっちゃった…
先週、アイヌ民族と農協問題を同一線上に描き、最高齢者の泰樹(草刈正雄)に「わしが 愚かだった」と締めくくった『なつぞら』が、まるで家族と演劇部の美しいドラマであったように描いたアバンタイトルで始まった第5週。要は、ついに半年間の内の 1か月が終わっちゃったと言うことである。
泰樹の「わしが愚かだったのか…」で全てが解決したの?
そして、主題歌明けの本編も、泰樹の「このわしが 愚かだったのか…」で全てが解決したように描かれた。本当に、これで良かったのだろうか。もやもやしか、残らないのだが…
演劇部で、人の心に流されつつ人生を見出すなつは描かない?
今回の演劇部のくだりで描くべきは、雪次郎(山田裕貴)に演劇をやれと言われ、倉田先生(柄本佑)にされるがままに演技をやったなつ(広瀬すず)が、ちょっとだけ “表現すること” に目覚めるってことでは無かったのだろうか。
それを描くことが、「人の心に流されながら、出会いと関わりのなかで、人生を見いだしていくヒロイン」を描くことになるのに、そのことを描かずに、どうでも良い演劇部の大会終了後の仲間内のやり取りに時間を割いた。そして、夕見子(福地桃子)にも時間を割いた。一体、本作は真面目にヒロインを描くつもりがあるのかと言いたい…
あとがき
結局、今回で必要だったのは、ネタ振りのための最後の2分間だけ。それに、今週の出来事はほぼ予告編で分かっています。だとしたら、どうでも良い事に13分間も割かずに、とっとと話を進めるか、農協問題の顛末をしっかり描くか、どちらかをしたら良かったのに…
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