俺のスカート、どこ行った? (第2話・2019/4/27) 感想

日本テレビ系・土10ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(公式)
第2話『話題沸騰の教師がブラック部活に喝!涙の救出劇!』の感想。
学校の偏差値を上げるための補習が始まる中、原田(古田新太)は成績のいい部活は補習免除だと知る。一方、産休中のチア部顧問・戸塚(平岩紙)の代役をする養護教諭・佐川(大西礼芳)が、原田に顧問の後任を依頼。部員の川崎(高橋ひかる)らは難色を示し、原田も即座に断るが、顧問は手当に加え補習担当も免除、さらに大会の成績次第ではボーナスがつくと聞き…。
---上記のあらすじは[[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:加藤拓也(過去作/平成物語シリーズ)
演出:狩山俊輔(過去作/フランケンシュタインの恋、高嶺の花、生田家の朝) 第1,2話
水野格(過去作/崖っぷちホエル!、サバイバル・ウェディング、、3年A組-今から皆さんは、人質です-)
音楽:井筒昭雄(過去作/民王、99.9、Missデビル、ブラックスキャンダル、トクサツガガガ)
キャラクター(原田のぶお)監修:ブルボンヌ、白川大介
面白くて楽しくてシリアスな、意外と感動的な学園ドラマに
第1話では、原田(古田新太)が担任なのに、クラス全員でなく一部にしか関わっていない違和感があったが、今回はチア部の顧問になったことで違和感を払拭。
更に「バレなきゃいいのよ」を連呼して、原田らしさを全編に散りばめて、「チアって 誰かを応援したい気持ちでしょ?」と言って産休中のチア部顧問・戸塚(平岩紙)の世間体の問題まで見事に解決。
面白さと楽しさとシリアスさを巧みに織り交ぜて、意外と感動的な学園ドラマに仕上がった第2話。また、第1話のように “大人の事情” での若手俳優の起用を抑えて、必要な生徒役だけを前に出したのも良かった。
「カバディ」の長過ぎる尺で原田がユニフォームを作るのを見たかった
それだけに、気になったのが「カバディ」のくだり。部活のエピソードだから入れたのも分からなくもないが、尺が長過ぎる。あそこに尺を割くなら原田がユニフォームを作る場面にもっと尺を割いた方が良かったと思う。
原田の衣装のコーディネートも楽しいし、体当たりの授業も感動的
とは言え、第1話よりも格段に「ゲイで女装家の高校教師が、生徒たちと自然体で向き合う痛快学園ドラマ」になった本作。原田の衣装のコーディネートも楽しいし、原田の体当たりの授業も感動的だし、この調子で、もっと無駄を削ぎつつ本編を魅せたら、世間の評価は変わる気がします。
あとがき
好みが分かれる作風だと思います。でも、私は好きですね。ちょっと昭和時代の学園ドラマへのオマージュもありつつ、現代ならではの学校や生徒や教師が抱える問題提起にもなっていて、よく考えられたドラマだと思うからです。
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【これまでの感想】
第1話
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