なつぞら (第24回・2019/4/27) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト)
第4週『なつよ、女優になれ』の
『第24回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
泰樹(草刈正雄)と天陽(吉沢亮)が会場に来ないまま、なつ(広瀬すず)たちの演劇の幕が上がる。これまでの練習の成果を発揮すべく、必死に演じるなつ。終盤を迎えたそのとき、泰樹と天陽が会場に現れた。なつの演じる姿を見ながら泰樹は、天陽の家であった出来事について思い出す。終演後、楽屋を訪れた天陽から、最初から見ていなかったことを知らされるなつ。そして、なつは泰樹に演劇の感想を尋ねると…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
演劇の内容が分り難くい上に、アップ用の揺れる映像がウザい
確かに、舞台だけを考えれば、高校生を演じる俳優たちの現劇と言う意味でも、それなりに楽しいとは思う。ただ、その内容はと言えば、そもそも伝説だから抽象的で分かり難い上に、倉田(柄本佑)の解釈が加わっているため更に分かり難い。それを、出演者のアップを映したいばかりにハンディ―カメラで長々と見せる理由が分からない。
頑固ジジイを見方にするための奇策にしか見えなかった…
その上、解せないのは、あの演劇を途中から見た泰樹(草刈正雄)が心変わりをしたのなら、最初から見ていた剛男(藤木直人と富士子(松嶋菜々子)も同じ反応をしないとおかしいのでは? もちろん、なつ(広瀬すず)も。そして、脚本家は泰樹にこんなことまで言わせた。
泰樹「このわしが 愚かだったのか…」
演劇の内容をアニメーションを使って、更に分かり難く描いておいて、挙句の果てになつは「途中から自分のためにやった」と言っていたが、誰がどう考えても頑固ジジイを見方にするための奇策にしか見えなかった。
せめて、あの演劇を見て、泰樹自身を「愚か者」と認識させるのでなく、なつを含めた関係者が「農協問題」を改めて考えるきっかけにするべきだった。
"こなつ" と "なつ" を別人格設定にした事が、全ての元凶…
そうしないから、泰樹が反対を止めれば「農協問題」が解決する程度に見えてしまった。それなら、なつは “人々の思いを人一倍受け止めて、自分はどういう思いを人に返していくかを考えるような人” なのだから、なつ自身が天陽(吉沢亮)の山田家の事情を調べて、泣いて泰樹に直談判すれば良かったのだ。
だって、幼少期のなつ “こなつ” は、「この土に勝ちたいよ!」と悔しがった天陽を助けるために、泰樹に「うそつき!」と吠えて問題解決をした実績があるのだから。結局、言いたかないが「描かれなかった9年間」と、“こなつ” と “なつ” が別人格のような設定にしてしまった事が、全ての元凶だと思う。
あとがき
今週は、それなりに擁護してきたつもりですが、この土曜日は擁護できません。泰樹 1人を悪者にして三本締めをしちゃったような展開は納得できませんでした。天陽の書いた書き割りの扱いも、なつの将来に繋がる程の役目も果たしませんでしたし。そして予告編を見た限りでは、いよいよ、『わろてんか』のような “騒動の箇条書き” が始まりそう。いやぁ、困りました…
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