俺のスカート、どこ行った? (第1話・2019/4/20) 感想

日本テレビ系・土10ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(公式)
第1話『金八、ヤンクミを超える!?ヤバい高校教師出現!』の感想。
豪林館学園高校で、始業式早々遅れてきた2年3組の新担任・原田(古田新太)はゲイで女装家。真の多様性を学ぶため迎えられた人材だ。ホームルームでLGBTの説明をし、生徒のことはお前呼ばわりする原田に、明智(永瀬廉)や東条(道枝駿佑)らは反発。長井(松下奈緒)ら教師も困惑する。一方、原田は人と接するのが苦手な若林(長尾謙杜)のマスクを取ろうとして…。
---上記のあらすじは[[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:加藤拓也(過去作/平成物語シリーズ)
演出:狩山俊輔(過去作/フランケンシュタインの恋、高嶺の花、生田家の朝) 第1話
水野格(過去作/崖っぷちホエル!、サバイバル・ウェディング、、3年A組-今から皆さんは、人質です-)
音楽:井筒昭雄(過去作/民王、99.9、Missデビル、ブラックスキャンダル、トクサツガガガ)
キャラクター(原田のぶお)監修:ブルボンヌ、白川大介
期待していたのとかなり違うが、作品の意図には共感する
期待していたのとかなり違うな…が、正直な感想だ。やりたいことは分かるし、描くべきことも見えている。どことなく漂うB級な雰囲気も、古田新太さんに合っているう。しかし、何かが期待したのと違う。そう思った原因は大きく三つ。
担任なのに、原田が関わるのが "ごく一部" なのが気になる
一つ目は、原田(古田新太)には “2年3組の新担任” と言う設定があるのに、終盤では次々と生徒たちの名前を連呼したものの、原田が関わっている生徒は “ごく一部” ってこと。これでは、原田の考える「教師と生徒の距離感」ほぼ見えないと思う。
やはり、同局の名作学園ドラマ『ごくせん』のように、大人の事情による “ごく一部の生徒” を目立させつつも、先生と教室の生徒全員の距離感は等距離に描いた方が、面白いと思う。
同局『3年A組』の生徒役の演者らと俳優の質が違い過ぎる
二つ目は、比較するべきでは無いかも知れないが、ドラマの内容はともかく、前期で曜日は違えど同じ日テレで放送した『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』の生徒たち役の演者たちと俳優の質が違い過ぎること。「無理に寄せろ!」とは言わないが、やはり『3年A組』の直後では、生徒役の俳優たちがしょぼく見えてしまった。
コミカルとシュールと泣かせるポイントのバランスが悪い
そして、三つ目はコミカルとシュールと泣かせるポイントのバランスの悪さ。もう少し、現実離れしたシュールさの中に笑いを散りばめて、ピンポイントでほろっと泣かせる…くらいがちょうど良いと思う。まあ、今後のエピソードで変化していく可能性は大いにある。
ただ、三つの原因を根本解決するには “大人の事情” を壊す必要があるなら、好転させるのは厳しいかも知れない。
あとがき
ここまで好みが分かれる作風になるとは思いませんでした。
でも、私の期待した内容とは若干違いますが、人生経験豊かな原田にしか言えない本音トーク “原田節” が、力を誇示する旧タイプの教師ら大人たちを蹴散らし、生徒たちの間に潜む日常的な問題に目を向けて、次第に生徒たちの心を開放するドラマであるのは第1話で分かりました。
この作品のテーマに共感したので、ちょっと好意的に観続けてみようと思います。
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