なつぞら (第17回・2019/4/19) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト)
第3週『なつよ、これが青春だ』の
『第17回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
演劇部顧問・倉田先生(柄本佑)から「演劇をやれ」と言われたなつ(広瀬すず)。すぐに断るなつだったが、演劇をやることが泰樹(草刈正雄)のためになるという倉田先生の言葉に、心が揺らぎ始める。その翌日、なつと倉田先生は、農協にいる剛男(藤木直人)を訪ね、酪農の現状について質問する。剛男は、酪農家が抱える問題をなつに説明するとともに、農協が目指す目標をなつに伝えた。そしてなつは、ひとつの答えを導き出す…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
広瀬すずさんの横で、メモ取るだけの柄本佑さんが気の毒で
広瀬すずさんの横で、メモを取るだけの芝居をやってる柄本佑さんが気の毒で気の毒で…。前回の感想のあとがきで「なつのモデルである奥山玲子さんが子供の頃から童話を創り、兄弟で演劇を披露していたと言うのがネタ元だと思いますが」と書いた通り、この農協の問題で演劇部顧問・倉田先生(柄本佑)が本当に必要だったのかと、改めて考えさせられた第17回。
天陽の「この土に勝ちたいよ!」を問題解決したなつは何処?
これ、普通に大好きな泰樹(草刈正雄)と剛男(藤木直人)の仲を仲裁したいと言う気持ちから、なつが自発的に農協に調べに行った方が良かったと思う。自発的なのが無理なら、前回で雪次郎(山田裕貴)か陽平(犬飼貴丈)に「農協に直接聞いてみたら?」と言わせるだけで良かった。
なぜなら、幼少期のなつは、「この土に勝ちたいよ!」と悔しがった天陽を助けるために、泰樹に「うそつき!」と吠えて問題解決をした女の子だった。だとしたら、今回は自分の新しい家族のために一肌脱ぐのが、成長したなつの姿であるべきではと思うから。
なつが問題解決する姿こそ "なつらしさ" に繋がると思うが
そして、そう言う自分や自分以外の問題解決をする姿を描く事で、登場人物の特徴を描き、それが最終的に「なつのキャラクター」に繋がって行く。それが連ドラ。このことは、『半分、青い。』や『まんぷく』でもきちんとやっており、良くも悪くもヒロインのキャラクターづくりに役立っていた。
だって、今のなつにどんな特徴があるだろうか。最初の2週間で描かれた、東京から北海道へ連れて来られた、酪農と絵が好きな女の子以外に特に見当たらない。だから、ここで問題解決能力のある女の子と言う設定を強調すれば、今後の「未来のなつ」に向かう展開にも、容易に活かせると思うのだが。
でも、7分頃のなつと剛男との会話で、なつは「じいちゃんのためになるって言われたから」と言う態度だった。やはり「描かれなかった9年間」に何かあったと考えるべきなのか?
あとがき
もう2週半を過ぎたので、もう「なつらしさ」が強調されても良い時期だと思います。まあ、あまりにも草刈正雄さん演じる泰樹のキャラが強いので、なつの印象が弱く見えてしまうと言うのもありますが。どうか、この唐突ではありますが演劇のエピソードで、<なつらしい解決方法>を描いて “なつらしさ” を魅せて欲しいです。
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