わたし、定時で帰ります。 (第1話・2019/4/16) 感想

TBS系・火曜ドラマ『わたし、定時で帰ります。』(公式)
第1話『働き方新時代へ!絶対に定時で帰る女』の感想。
なお、原作の小説、朱野帰子「わたし、定時で帰ります。」(新潮文庫)は未読。
ウェブ制作会社ディレクター・結衣(吉高由里子)は過去のトラウマから残業ゼロを目指して効率よく働き、恋人・巧(中丸雄一)との時間など自分の生活を大切にしながら日々を過ごしている。ある日、結衣のいる制作4部に、小規模なウェブ制作会社の元社長・福永(ユースケ・サンタマリア)が新部長として赴任。副部長には、本社に戻ってきた結衣の元婚約者・種田(向井理)が就任する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:朱野帰子「わたし、定時で帰ります。」(新潮文庫)
脚本:奥寺佐渡子(過去作/夜行観覧車、Nのために、リバース) 第1話
清水友佳子(過去作/夜行観覧車、女はそれを許さない、リバース)
演出:金子文紀(過去作/監獄のお姫さま、チア☆ダン、大恋愛) 第1話
竹村謙太郎(過去作/アンナチュラル、警視庁ゼロ係シリーズ、中学聖日記)
音楽:平野義久(過去作/ゆとりですがなにか、獣になれない私たち)
新屋豊(過去作/ぴんとこな、TVアニメ『ノブナガン』)
主題歌:Superfly「Ambitious」(ワーナーミュージック・ジャパン)
"多様な働き方や考え方を肯定するお仕事ドラマ" を期待した
私が「定時で帰ります」と言う正社員的労働条件で働いたのは、遥か昔の新人時代の2年間だけ。もう、30年以上「定時で帰ります」と言えずにがむしゃらで働いている人たちを、フリーランスの立場で真横で見て来た。
だから、本作のタイトルを見た瞬間、“多様な働き方や生き方や考え方を肯定するお仕事ドラマ” になったら良いな…と思って期待して観始めた第1話。
お仕事ドラマにありがちな、悪役上司が存在しないのが新鮮!
各登場人物のキャラ設定が、デフォルメし過ぎて現実味が薄いのが難点と言えば難点だが、想像していたような「ブラック上司のもとで悪戦苦闘するワーキングドラマ」と言う作品では無かった。むしろ、お仕事ドラマにありがちな、完全なる悪役上司みたいなのが存在しないのが新鮮だった。福永(ユースケ・サンタマリア)は、分からないが…
視聴者が各登場人物に共感したり疑問を感じたりしながら…
恐らく、作り手の意図は、視聴者がそれぞれの登場人物に共感したり疑問を感じたりしながら、自分自身の職場と照らし合わせて自身の働き方を考えてみたり、同僚や上司や部下の事を考えるきっかけを与えるドラマであり、長時間労働やサービス残業など社会問題に切り込んでいくドラマを目指しているように見えた。
あとがき
2016年の『重版出来!』以来、恋バナを中心に放送して来た『火曜ドラマ』枠にしては、お仕事ドラマはかなり挑戦的ですね。雰囲気は『カンナさーん!』に似ていますが、本作の方が社会的な問題を強めに押して描いているので、好みは分かれそうですが、エピソード次第で面白いドラマになりそうな予感がしました。
なお、本放送枠は、2019年5月改編で、第3話以降の終了時刻が 23:10 から 22:57 へ繰り上げとなるので、妙な引き延ばしが減って良くなる可能性も。とは言え、やはり毎回、ヒロインが同僚を変えて行くストンと落ちるエピソードが描き続けられるかが、肝になりそうですね。全体がほわーんとして掴みどころが無いので…
それと、中丸雄一さんって『マッサージ探偵ジョー』の主演の時は、演技がとても自然で良かったのに、本作では棒読みになっちゃった(残念)
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わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)
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