なつぞら (第12回・2019/4/13) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト)
第2週『なつよ、夢の扉を開け』の
『第12回』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
離農寸前の天陽(荒井雄斗)たち一家を助けてほしいと泰樹(草刈正雄)に願い出たなつ(粟野咲莉)。なつの思いを感じた泰樹は天陽の畑を見に行くと言う。なつととにも畑を訪れた泰樹は、いくら耕しても作物は育たない土地だと言うが…。それから9年。かつての荒地は一面の美しい畑に生まれ変わっていた。その畑に馬に乗って駆けて来るのは、18歳になったなつ(広瀬すず)であった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
不思議な位 "私なりに" かなりニュートラルに観ているつもり…
決して無理して楽しく見ようとか、出来るだけ好意的に解釈しようとか、都合よく脳内補完しているなどと言う気持ちはない。自分でも不思議なくらいに、“私なりに” かなりニュートラルに観ているつもり…の、朝ドラ100作目の『なつぞら』。
子役が演じるヒロインの幼少期が "終わってしまった" 無念さ…
そして、今回で放送開始から二週間が経ち、その二度目の土曜日の最後で「9年間」が経過して、子役が演じるヒロインなつの幼少期が終わってしまった。
「終わった」でなく「終わってしまった」と書いたのは、粟野咲莉ちゃんの名演技が名残惜しいのもあるが、理由は他にもある。それは、天陽(荒井雄斗)たち一家(=山田家)のくだりが前回と今回の僅か二回分で処理されてしまったことへの無念さとでも言えば良いだろうか。
週に拘らず、山田家の「9年間」を描いても良かったのでは?
本作は、この二週間、「これでもか!」と言わんばかりに、泰樹(草刈正雄)を通して北海道民の開拓者精神を描き、その熱い思いがかつては他人だったなつ(粟野咲莉)にも “家族の絆” として伝わったことも丁寧に画いた。
だから、ここは、『ひよっこ』のように週の区切りに拘らず、二、三回を使って天陽たち一家の「9年間」を描いても良かったのではないだろうか。
折角、童顔の広瀬すずさんをヒロイン役に起用したのだから、むしろ今回のようにドラマチックな週跨ぎでなく、一週間程度かけて、さり気なく粟野咲莉ちゃんから広瀬すずさんにオーバーラップさせたら、朝ドラ100作目の作品として新鮮だったかも知れないと思うのだ。
北海道の広大な自然に免じて、王道を敢えて選んだとするか
とは言ったが、土曜日の最後で “看板女優登場” も、それこそ朝ドラの伝統の一つだ。その意味では、正に王道路線。まあ、北海道の広大な自然に免じて、ここは王道を敢えて選んだと評価するか。えっ? 「これがニュートラルか!」って? そう、冒頭に書いているように、毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありってことだ。
あとがき
改めて感想を綴りながら考えて、やはり童顔の広瀬すずさんを活かして、第三週目で徐々に粟野咲莉ちゃんから広瀬すずさんへ変化するのを見たかったです。そして、益々、どのように開拓の話がアニメーターの話に転換して行くのか、興味が湧いてきました。来週が楽しみです。
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NHK連続テレビ小説 なつぞら 上
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【これまでの感想】
第1週『なつよ、ここが十勝だ』
1 2 3 4 5 6
第2週『なつよ、夢の扉を開け』
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