映画「ハンターキラー潜航せよ(日本語字幕版)」 感想と採点 ※ネタバレなし
【私の評価基準:映画用】
★★★★★ 傑作! これを待っていた。Blu-rayで永久保存確定。
★★★★☆ 秀作! 私が太鼓判を押せる作品。
★★★☆☆ まあまあ。お金を払って映画館で観ても悪くない。
★★☆☆☆ 好き嫌いの分岐点。無理して映画館で観る必要なし。
★☆☆☆☆ 他の時間とお金の有意義な使い方を模索すべし。
ディレクター目線のざっくりストーリー
ロシア近海で、1隻のアメリカ海軍の原子力潜水艦が行方不明になった。ジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)艦長率いる攻撃型原子力潜水艦 “ハンターキラー” は捜索に向かった先で、沈没したロシア海軍の原潜を発見し、生存者の艦長を捕虜として拘束した。
同じ頃、地上ではロシアで極否定作任務にあたるネイビーシールズ部隊が、ロシア国内で世界の命運を左右する巨大な陰謀が企てられている事を掴んでいた。この未曾有の緊急事態を回避するために、ハンターキラーには絶対不可侵の水中兵器がひしめくロシア海域への潜航命令と言う、限りなくゼロに近い任務が下る。
そして、グラス艦長は任務遂行のため。ネイビーシールズと協力し、敵だらけのロシア海域に潜航して行く…
ロシアでのクーデターを、米海軍の原潜とネイビーシールズが連携して…
消息を絶ったアメリカ海軍の原子力潜水艦の捜索に向かった潜水艦の運命を描くアクション映画と思いきや、物語は序盤から若干方向を変えて、ロシアで勃発したクーデターで拘束されたロシア大統領を、アメリカ海軍の原潜とネイビーシールズの部隊が連携して救出に向かう…と言う、アクション&スリラー映画。
潜水艦独特の作戦行動を、サスペンスフルに描いた骨太アクション映画
私の映画ファン歴では、「ハズレが少ない潜水映画」と言うジンクスがあって、本作も潜水艦ならではの作戦行動をハラハラドキドキをふんだんに交えて描いて行くため、骨太アクション映画として十分に楽しめる仕上がりだ。
国を守るための戦闘に命を懸ける人間たちにも “人間性” があり、平和を願う気持ちは戦争を非難する人間だけでない事は、強く訴えかけて来て見応え十分だ。
好意的な脳内補完で、リアリティ不足を補強する必要はある
ただ、本作を楽しむには、幾つかの点に於いて目をつぶる必要はある。まず、映画『Uボート』のような艦内アクションで魅せる訳では無いし、軍が撮影に協力したと言われる潜水艦の映像もミニチュア感が否めない。
また、ロシア側から要請も無いのに米軍が侵入するのはどうかと思うし、そもそもクーデターの部隊がしょぼく、好意的な脳内補完でリアリティ不足を補強する必要はあると思う。
あとがき
好意的な脳内補完でリアリティ不足を補強する必要はありますが、それが出来れば、潜水艦ならではの作戦行動をハラハラドキドキをふんだんに交えて描いて行くため、骨太アクション映画として十分に楽しめる仕上がりですし、平和を願う気持ちは戦争を非難する人間だけでない事を強く訴えかけ、見応え十分なスリラー映画にもなっています。
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ハンターキラー 潜航せよ
Hunter Killer (英語) Blu-ray
ハンターキラー 潜航せよ〔上〕 (ハヤカワ文庫NV)
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